【ダメな診察の受け方】お医者さんの言いなりは時代遅れ
こんにちは、たななこんぶです。
突然ですが、みなさんは、病院の診察は緊張するタイプですか?
たななこんぶは、めちゃくちゃ緊張します。。
何が緊張するかっていうと、
ケース①:いつもの精神科の診察
→「ちゃんと困ったこと言えるかな…?」
ケース②:熱が出たときの内科
→「コロナ、インフルって言われたらどうしよう…?」
ケース③:知らない病院(○○科)に初めて行く
→「先生、怖い人だったら嫌だな…」
↑こんな感じです。みなさんは、当てはまりますか?
ということで、たななこんぶは日々、
「良い診察の受け方とはどんなのか?」を模索しています。
今回は、明らかに、時代的にも、研究者の世界でも、
「この診察方法はよくないよね」、という診察の仕方(お医者さん目線)をまず整理します。
次に、それを診察の受け方(患者さん目線)で整理し直します。
専門的用語でいうと、「パターナリズム」と言うそうです。
1. パターナリズムの特徴
この記事では、下記の論文をもとに、パターナリズムをわかりやすくご紹介させていただきます。
石川時子(2007)「パターナリズムの概念とその正当化基準;『自立を尊重するパターナリズム』着目して」」『社会福祉学』第48巻第1号,5-16
1. 定義
一応、堅苦しくはなりますが、「パターナリズムとは?」を書きます。
「ある人の保護や利益を目的として、場合によってはその者の意思を確認せずまたは意に反して、他者が干渉することを認める思考、またはそれを表す行為」
はい、ここからは、わかりやすい言葉で進めていきますね(笑)
わかりやすく、分野は医療、登場人物は①お医者さんと②患者さん
の2人の設定で話を進めます。
2. パターナリズムのいいところ・わるいところ
パターナリズムに特徴があるから、いい面もわるい面もあるから、こんな難しい言葉で表現されるものです。
まずは、いい面から。
それが、<定義>の「ある人の保護や利益を目的として」の部分です。
つまり、患者さんのためになるように、お医者さんが説明してくれたり、薬を出してくれたりする、ということです。
次に、わるい面。
それが、<定義>の「その者の意思を確認せずまたは意に反して」の部分です。
つまり、患者さんに確認しないで、お医者さんが勝手に、この薬が効くと思うから処方する、といったことです。
1. パターナリズムへの批判
1. わるい面>いい面 になってきた
先ほどの、「お医者さんが勝手に、この薬が効くと思うから処方する」を
もう少し具体的に掘り下げてみましょうか。
「勝手に」の何が嫌か?って、人ぞれぞれだけれどいっぱい理由があると思います。
・副作用に対する懸念・・・「うつ病の薬って体重増えるよね」
・薬代が高い・・・「いくら効くって言っても先生、1万円は出せません!」
・そもそもお医者さんの話に納得できない・・・「高血圧ですねっていうけど、それは緊張しているからだけなんじゃないの?だから飲みたくない!」
↑こんな感じで…
だから最近は、「インフォームド・コンセント」とか「セカンド・オピニオン」とか、そんな言葉が出るようになってきました。
(もう語彙説明はやめておきます。)
言い換えると、お医者さんが患者さんのためを思って言っているのは、
実は単なる上から目線で言っているに過ぎない、という見方が増えてきました。
「お医者さんは賢くて偉い!」と思うかどうかはご自由ですが、ちょっとその考え方、「患者さんファーストではないよね」、という風に。。
2. 3つのお医者さんの力
先ほどの論文では、お医者さんが「医師」という資格があるっていうだけでできちゃう危険性を3つ、紹介されています。
①「権威的態度」
お医者さん:「俺は医者であなたよりもうんと詳しいし、技術もあるから黙ってついてきなさい!」
・・・
患者さん:「怖い…」となる。→「…はい、わかりました…」ってなる。
②「優しさという名の管理(マターナリズム)」
障害を持った患者さんに、お医者さんが「こうしたほうがいいと先生は思うなー」とゆるく優しく言う。
ゆるいけど誘導尋問しているようなもの。
障害を持った患者さんは特に、支配されていると気づきにくい。
③「自己決定過程への参加のはく奪」
お医者さん:「俺は医者であなたよりもうんと詳しいし、技術もあるから黙ってついてきなさい!」
・・・
患者さん:「自分のことは自分で決めたいなー」ってなかなか言えない。→「…はい、わかりました…」ってなる。
3.ダメな診察の受け方
1. <3つのお医者さんの力>に従ってしまう
お医者さんの中には「俺は偉いんだぞ」を見せびらかしてくる人もいることを、先ほどまとめました。
次は、患者さん目線で「この診察の受け方はダメだ」に整理し直したいと思います。
それは簡単、さっきの<3つのお医者さんの力>に抵抗せず、そのまま受け止めてしまうのが、「ダメな診察室の風景」です。
つまり、次のようになります。
①「権威的態度」のお医者さんにずっとお世話になろうとする。
②障害という弱者に付け込んだ誘導尋問に騙されてしまう。
③自分のことは自分で決められる「自己決定権」があることを認識していない。
2. 僕、私、ダメな診察だわ、と思ったら
上の3つにあてはまるわーと思った方、
気付けただけでも良しとしませんか?
①に対して、「ドクターショッピング」になってもしんどいですし、
②は患者だけが”ワル”というわけではありません。
③は、今後意識して、「自分はどうしていきたいのか」じっくり考えたらよいことかと思います。
今度は、「良い診察の受け方」をまとめて書きますので、
そちらも参考にしてください。
今回は小難しいお話でした。。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
たななこんぶ
