第3章 検査と診断 114
薬物の基礎知識
◆主な精神科治療薬
・躁状態に用いる薬
気分障害の一種である双極性障害(躁うつ病)の改善に使用します。炭酸リチウム、バルプロ酸ナトリウム、ラモトリギン、カルバマゼピンなどがあります。
それぞれ気分の異常な高揚を抑え、気分の波を安定させる効果があります。
しかし炭酸リチウムは、抑うつを改善させる効果が認められる一方、薬の効果が出る量と、副作用(リチウム中毒症)が発生する量が近いので、治療に使う場合は、使用量を幻覚に管理し、定期的に検査を行いリチウムの血中濃度を調べる必要があります。
また、近年、双極性障害と統合失調症との共通点もわかってきましたので、統合失調症(抗精神病薬)を用いることもあります。
・統合失調症に用いる薬(抗精神病薬)
その他の精神科薬
