トムがいない部屋は、ちょっと静かすぎた
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\large \text{トムがいない部屋は、ちょっと静かすぎた}
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先日の日曜日、妻ちゃんと一緒に
川徳デパートでやっているトムとジェリー展を観にいった。


気づいたら、自分のほうが声出して笑ってた。
子どものころ、夕方になると流れていたあのアニメ。
セリフなんてほとんどないのに、なぜか大笑いしてた記憶がある。
いま観ても、ちゃんと笑える。
いや、むしろ、声出して笑ってるのは自分のほうで、
隣で妻ちゃんが「また始まった…」って顔してるくらいだ😅
そんな中で、ひとつのエピソードに足が止まった。
いつも通り追いかけっこしているトムとジェリー。
だけど今回は、ジェリーがトムを家から追い出すことに成功する。
やったー!自由だー!
ジェリーは好き放題、やりたい放題。
もう誰にも追いかけられない。
罠もいらない。逃げる必要もない。
…のはずだった。
でも、しばらくすると、部屋がやけに静かになる。
あれ?
いつも聞こえていた音がない。
ドタバタも、悲鳴も、あの騒がしさも。
気づけばジェリーは、窓の外を見ている。
そこには、家から追い出されて、
どこかやさぐれたトムがいた。
寒そうに、しょんぼりと。
ジェリーは、ちょっとだけ切なそうな顔をしている。
あんなに嫌だったはずなのに。
あんなに追いかけられてたのに。
いなくなったら、なんだかさみしい。
ああ、これって──
トムロスだな、って思った。
自由って、なんでもできることだと思ってたけど、
誰にも関わらないってことでもあるんだなって。
追いかけられるのは面倒だけど、
追いかけてくれる誰かがいるってことは、
実は、けっこう贅沢なことだったりする。
ジェリーは、またトムと追いかけっこを始める。
きっとそのほうが、楽しいから。
…な~んてな😅
👉 追いかけられてた時間が、いちばん楽しかったりする






