割り箸、ひとつ返される
前日に新人くんに割り箸を1膳あげた話の続き。
翌日のお昼、いつものように自席でパックごはんを食べていたら、昨日の新人くんが近づいてきて、こう言った。
「昨日は本当にありがとうございました」

……と言いながら、割り箸を1本だけ差し出してきたのだ😅
「いやいや、割り箸1本返さなくてイイって…!」
と心の中でズッコケつつも、あっしは少し笑って答えた。
「それは返さなくていいよ」
「また忘れたときのために、持っておきな」
「あるいは、今度は誰かが困ってたら、サッと渡してやんな」
そう言って、またパックごはんを頬張ることに戻った。
――なんか、いいじゃないか。
返してくれようとする気持ちも、それを1本だけという絶妙なズレも、全部ひっくるめて愛おしい。
この会社、まだまだ捨てたもんじゃないかもって、ちょっと思った。
