見出し画像

仲間を探して、問いを重ねてーサステナビリティの旅のはじまり(後編)

6月なのに気温30℃超えとまるで猛暑のような暑さが続いていますね。これも気候変動の影響なのかもしれません。
前回は、サステナビリティの取り組みをはじめるきっかけを中心にお話しました。今回はその後編。実際にどんな取り組みが行われているのか、そして私たちはどんな風に、歩んできたのか?より詳しくお伝えしていきます。


2.8つの重要課題を特定するまでの道のり

サイボウズが取組む重要課題

・「課題の特定」という悩ましいプロセス

特に悩ましかったのが、「課題の特定」でした。優先順位をどう決めるかについては、さまざまな議論が生まれました。

ある程度意見が出そろった段階で、社内外のステークホルダーとの対話も行いました。「今の段階で社外に公開するのは早すぎるのでは?」「この中に抜けている視点があるのでは?」など、ここでも多様な意見が交わされました。

ダブルマテリアリティの視点で考えたとき、「チームワークあふれる社会を創る」という最上位の理想を右端に置き、その実現に向けてどんな課題が並ぶのかを議論しました。課題の配置についてはまだ検討の余地がありますが、特定された8つの課題については、現在も継続的に重点的に取り組んでいるものだという共通認識が得られました。

そのため、今年度はこの8つの重要課題を社外に公開するという形をとることにしました。

3.協力者の見つけ方

日報のつぶやきと社内の交流

活動を始めたばかりの頃、私は社内の日報で「こんなことを始めてみました」と、ささやかに発信を続けていました。迷ったことや、小さな気づき、見つけた情報なども交えながら、日々のつぶやきを重ねていったのです。

するとある日、マーケティング部門でも同じような取り組みをしていることがわかり、「情報交換しませんか?」と声をかけてもらえました。また、IRチームに意見を聞いてみたところ、社外との打ち合わせに同席させてもらえることに。そんなふうに、少しずつ社内でのつながりが広がっていきました。

社外に対しても、できるだけ多くのセミナーや勉強会に参加し、学んだことを社内にレポートとして残すようにしていました。そうすることで、自分たちらしいサステナビリティの進め方を模索していったのです。

他社のサステナビリティ担当の方々とお話しする中で、「どの会社も手探りで進めているんだな」と感じることが多く、情報交換の中からたくさんのヒントをいただきました。

また、セミナーや勉強会のレポートをkintoneにまとめておくことで、上長や役員の方々にも現状を共有してもらえたり、他部門の方から「読んだよ」と声をかけてもらえたりと、社内での支援の輪も少しずつ広がっていきました。

4.気づきと、これからのこと

すでにサステナビリティ情報を開示している企業の事例を見ると、どれもとても立派で、当初は「私たちはどうやって公開していけばいいんだろう…」と、正直、途方に暮れてしまった時期もありました。

そんなとき、支援企業の方から「完璧である必要はないですよ。まずは、今ある情報をまとめて公開することから始めてみましょう」とアドバイスをいただきました。その言葉に、ずいぶんと背中を押されたのを覚えています。

また、伴走支援をお願いする場合でも、最低限の要件や背景を伝える必要があるため、基礎知識をキャッチアップしておくことの大切さも実感しました。

そして何より、サステナビリティは一部の部署だけで頑張るものではなく、社内に協力者を増やしながら、全社的に取り組んでいくことが大切だということも、今回の活動を通じて強く感じました。

私たちは、まだほんの一歩を踏み出したばかりです。これからも社内に向けて発信を続けながら、仲間を増やし、私たちらしいサステナビリティの進め方を見つけていきたいと思っています。

今後は、特定した課題に対してKPIを検討・設定し、実践へとつなげていく予定です。重要課題の特定は、いわば「はじめの半歩」。本当に持続可能な社会を目指すためには、ここからが本番です。

未来に、より幸せに暮らせる世界をつくるために。今、私たちが向き合うべきことに、ひとつずつ丁寧に取り組んでいきたいと思います。

今回ご紹介したのは、そんな「一歩目の舞台裏」。
完璧ではないけれど、手探りで進めてきた過程をできるだけ正直につづりました。これから一歩を踏み出そうとしている方や、次のステップに悩んでいる方にとって何かヒントにしていただけたら嬉しいです。

そしてもし、「話してみたいな」「うちではこうしてるよ」といった方がいらっしゃれば、ぜひお気軽にお問合せください。