『身体を使う仕事』で仕事に使われる【身体】と向き合う
注: 身体をこうやってケアしましょう、という記事ではありません。
パソコン仕事が多くて姿勢が悪くなったり、足腰が弱ったり、そこから痛みが出てきたり、、色々大変ですよね。
お仕事で特殊な身体の使い方をする場合はさらに負荷のかかり方が偏ってきます。歯科医さんが毎日同じ方向に腰をひねって少し屈んで治療する事で腰痛持ちになりやすい、と言えば皆さん想像しやすいのではと思います。
介護士さんなどは、大きな負荷がかかる作業が多くて大変だと思います。
私が日々直面しているのはその中でも楽器演奏という職業における身体のメンテナンスというテーマ。
楽器奏者という職業は身体的な負荷という面で見るといくつか特殊な点があります。
・楽器ごとの複雑な動き。
・幼少期に始める人が多いので成長期にずっと特殊な動きを繰り返す事で身体がそれに特化した状態に成長していく。
・毎日数時間、何年にも渡ってパフォーマンスへのプレッシャーと共に繰り返される。
・スポーツ分野に比べるとコンディショニングや怪我の予防などについてあまり論じられない(少なくとも私の幼少・学生時代にはなかった)
…とまぁこんな感じで偏った負荷をかけながら成長期を過ごし、酷使し続ける事で35か遅くとも40辺りで慢性的な痛みや故障を抱える人が増えてきます。
少なくとも私の周りでは(。>﹏<。)
私自身も17歳位から様々な身体の中の「妙な感覚」が増えていって「これは何なんだろう?」といつも不思議に思っていました。
今思えば、後々怪我や慢性的な痛みなどの問題に繋がっていく様々な予兆だったと理解できますが、当時は高名な教授でさえ理学的な意味で身体の事を分かっている人はいなかったし、健康体で楽器を弾き続けるために身体をトレーニングする、などという観点を持った人もあまり見かけませんでした。
仕事をし始めてやっと『音楽家の身体をケアする』事に真剣に取り組む人達との縁に恵まれ始めて色々なことを学ぶ事が出来ています。
もっと早くに知りたかったわ(笑)
自分だけじゃない、と言うことが分かったら身体感覚マニアな私はどんどん興味が出てきて、特に『楽器ごとの特有の動きや身体の使い方とそれを長年続ける事で身体に起こる現象』が気になっていました。
先日たまたま同僚達が打ち上げの席で話し始めたのはまさにそのテーマ。
「身体の悩み」を詳細に聞かせてもらえたので少し紹介します。
10:30あたりから聞くのがおすすめです。
ハープは座った状態で楽器を足の間に置いて、頭の右側に来る状態で弾きます。
・身体に近い部分の短い弦=高音=右手
・身体から遠い長い弦=低音=左手
なので、左肩が前に出て頭は常にやや右向きで手元を見るか、左肩越しに譜面を見るか、
といった雰囲気ですね。
ああ、捻れている。。
かばんを左肩にかけるとずり落ちてしまう、とおっしゃってました。
右上腕のいつも楽器の支柱にあたっている部分に痛みが走ったり、ねじれた腰が痛かったり、オーディションなどのここ一番というシーンで痛みが大きい事も多いのだとか。
木管楽器では、体の中心部で支えて吹く楽器だから、ねじれがなくて良いなぁなんて思っていましたが、
いつも右側の親指が楽器の重みを支えている事から腕の痛みがあったり、一定の位置で稼働させている肩や腕周りのコリも大変そうでした。
どちらも「いつも使っている場所で固まってしまう」ことが問題で、日常生活にも演奏時にも支障が出てしまっていました。
そこまで身体トークをして「うわ(゚ロ゚屮)屮ー大変!そんな風になってるんだ!!」という驚きと彼等の身体についての話が聞けたことへの喜びがありましたが、同時に【私はこの話を知ってどうしていきたいんだろう?】というモヤモヤした気持ちも膨らんでいます。
私の場合⇓の記事に書いたようにトラウマのフラッシュバック的なものが【仕事に使われる身体】のアレコレに絡みついてしまっている現状がありまして、それを何とかしたいという気持ちも大きいです。
いっそ音楽家を対象とした身体を癒やす職業にジョブチェンジしたい気持ちはもう何年も前からあって、、でも何か踏ん切りはついていません。
癒やしたいのはまず自分の身体であって、そこで「人の身体を扱う仕事」にジョブチェンジするのは自分が本来向き合うべきものから逃げているだけのように思える部分もあるのです。
理学療法士やヨガ講師につながる勉強を少ししてみて、得られた知識はどんどん膨らんでいます。今はそれで、自分自身の身体をメンテしている状態。
他の人の不調について聞くと「何かより快適な状態になるために協力したい」と思ってしまう。
さぁ、どうしましょうね。
記事としては、身体の話で始めたのに『だからこんな風に身体のケアをしましょう』というオチに繋がらなくてAIに分析させたらまたぶった斬られますね(笑)
🌱願っていること
楽器をこれから始める方達が大人も子供も「身体のケアをしながら練習するのが大切だよ!」という意識を持ちながら取り組む事が普通になって欲しい。
🌱今後私に出来そうなこと
基本的な「こんな事に注意しましょう」という内容の発信
どんな場合にも共通する「身体の使い方のイメージ」に関する情報の発信
誰に対しても、なんの解決策も提示できていませんね。
不甲斐ないです。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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