インドの神様はなぜあんなにカッコイイのか
RRRはご覧になりましたか?
なりましたよね。
当然ですよね。
バーフバリは?
そりゃあ観ますよね。そらそうだ。
あのふたつの物語を見て日本人が思うこと。それはやっぱり「インドの神様かっこいい」ではないでしょうか。
ところで、あたし明日3回目の「RRR」を観に行くんですよ。
初のIMAXで。
でね、ちょっと勉強しとこうと思ってね、インドの宗教について調べたんです。
今日はそのお勉強で覚えたことをまとめていきます。
インドにおける宗教の歴史
難しそうなタイトルにしたけど、なるべく簡単にまとめて行きます。さっき勉強して覚えたところなので、間違えてたらごめんなさいね。
まず、今現在、インドの宗教はほとんどがヒンドゥー教です。
ですが元々インドにあった宗教というのは、”ドラヴィダ人”という人たちが作った自然を崇める土着の宗教でした。
ドラヴィダ人の人たちが独自の宗教を信仰しながら暮らしていたところへ、あるとき北の方から”アーリア人”という人たちがやってきました。
そしてアーリア人の人たちは、そこで自分たちが「支配階級」になりました。
アーリア人の人たちは、自分たちの立場を守り、より有利で居続けるため、バラモン教という、”カースト制度”があり、権力者に有利に作られた宗教を普及させます。
バラモン教は数百年もの長い間 信仰され続けますが、あまりにも上の階級に都合よく作られていたため「ずるくね?」と不満が出始め、宗教改革が起こります。

その改革のひとつとして出てきたのが「仏教」です。
宗教改革から仏教が生まれる
仏教はバラモン教の影響が大きく、似た神様の名前やエピソードが受け継がれていますが、階級がありません。
そんな仏教は、人々からの指示を受けてどんどん広まり始めます。
しかし、人々の中には「あんまり下の階級に不利なのは困るけど、階級が無いのも困るよね」という人たちもいました。
その人たちが作ったのが、「ヒンドゥー教」です。

ヒンドゥー教は、人気が出始めた仏教を追いやって新しいメジャーな宗教として人々に受け入れられる必要がありました。
そこで考えられたのが【カッコイイ神様を作ろうぜ】です。
元々あったドラヴィダ人の人たちの土着の宗教に、バラモン教を掛け合わせたのがヒンドゥー教です。
元々人々に人気があった神様に、バラモンの神様を混ぜて「実はそれ、あの神様の化身だったんですよ」「あの話、あの神様の前世の話だから」と作っていったのが、インドの神話です。
だからあんなに「あれもこれもシヴァ関係」とか「これもヴィシュヌの化身だから」て話が出てきてややこしくなってるんですね。
インドの人たちはみんな、幼い時からカッコイイ神様たちが活躍するカッコイイ冒険物語に親しんでいます。
「かぐや姫」や「桃太郎」のように、みんなに知られている物語が「ラーマーヤナ」と「マハーバーラタ」のふたつ。
そして、インドの神様の3大スターは「シヴァ」「ヴィシュヌ」「ブラフマー」です。
3大スターは、色んな物語に化身や生まれ変わりとして登場します。
あのカッコイイ人もあの神様、この凄い人もあの神様。
「これってあの神様では?!」というのは、バーフバリやRRRにもありましたよね。
インドの人たちは、この「このカッコイイ人もあの神様なんだ!やっぱあの神様かっこいい!」というテンションの上がり方が体に染み付いてるんだと思います。
インド神話は面白いよ
インド神話は、紀元前から人々が受け継いで来たので、同じエピソードでも色んなパターンがあるし、同じ神様の成り立ちでも少しづつ違っていたりします。
そして、他の国の神話に負けず劣らずエキセントリックです。
たまーにインドのお店とかでみる猿っぽい人は、ラーマーヤナに出てくる人です。
ラーマーヤナが中国に伝わった時に派生したと言われてるのが「西遊記」だそうで、あの人は孫悟空みたいな”すごい猿の人”なんです。
すごい頼りがいがあります、あの猿の人。
まぁ、そこら辺の話はまた別の機会に。
まとめ
インドの神様たちがカッコイイのは、新しく作った宗教「ヒンドゥー教」を人々に支持してもらうために「元々あった宗教ふたつのカッコイイ神様を混ぜて”めっちゃカッコイイ神様”を作り、その神様が活躍する物語をたくさん作った」からなんですね。
長い年月とたくさんの人々の知恵を集めてカッコイイ神様を作ったら、そらぁカッコイイに決まってる。
そして、才能のある監督がカッコイイ俳優さんをカッコイイ神様にしたら、そらめちゃくちゃカッコイイよね。
というわけで、カッコイイRRR IMAX、観てきます。
※新潮社「インド神話入門」を呼んでお勉強しました。
