(個人的備忘録)今年の美術館の企画展が熱すぎる
今年の企画展熱すぎるだろ…!
…ということで、私的注目の関東近辺の美術展を紹介します。
なお何度も行ったジャンルの美術以外はミリしら、かつこのnote自体が備忘録なので、解説は期待せずタイトルとポスターを見て琴線に触れた企画展をディグってください。
目次が長いって?たくさん行けた方がうれしいでしょ。
私も今年こそはぐるっとパスをうまく使いたい!
新時代のヴィーナス!アール・デコ100年展(大阪中之島美 ~1/4)
『新時代のヴィーナス!アール・デコ100年展』
— 【公式】新時代のヴィーナス!アール・デコ100年展 (@artdeco100th) January 4, 2026
ついに本日1/4(日)がラスト✨
最終入場は16:30です❣️
🕙10:00~17:00 🏛️大阪中之島美術館
公式サイトはこちら👇https://t.co/gONS601ISD#アール・デコ100年展 #アールデコ100年展 pic.twitter.com/MuE17mnV3S
巡回なし会期終了済のをわざわざ持ってくるか?と言われると思いますが、書き手がどういう美術が好きなんだというところを一つ理解していただきたく、大阪中之島のモダンデザイン展を紹介します。
クラシックカーとポスターの組み合わせを見ると、一昨年のポーラ美術館『モダン・タイムス・イン・パリ 1925』(最高の企画展!)を想起させますが、今回は中之島の誇るポスターコレクションを軸にし、テーマとしては「女性」を掲げ、ドレス、ジュエリー、雑貨までを広く扱った展覧会です。
一次大戦前・戦間期のこの時代は人間や自然と、文明の調和が模索され始めた時代ですが、こと「美」においても手作業と機械が衝突・補完しあった時代でもありました。
チューブ絵具と鉄道が印象派の出現に寄与し、大量生産品に対して日用品の世界に美を取り戻そうとする運動がおこり、印刷技術の発展が美麗な広告ポスターの頒布に繋がり、上流階級では植民地からの収奪を元手に「異国」の文化を取り入れた生活が演じられました。次第にこれらは私たちが今日目にする「モダン」なる「合理的で洗練された」都市生活のデザインに行きつくわけです。
ダイナミックな歴史、現代と地続き故の「分かりやすさ」は近代美術の魅力です。
拡大するシュルレアリスム 視覚芸術から広告、ファッション、インテリアへ(大阪中之島美 ~3/8、東京オペラシティ 4/16~6/24)
「拡⼤するシュルレアリスム 視覚芸術から広告、ファッション、インテリアへ」が開幕。視覚芸術にとどまらないシュルレアリスムの魅力と影響https://t.co/xxLSopIaVC pic.twitter.com/cTJrrqVa1k
— 美術手帖 ウェブ版 (@bijutsutecho_) December 12, 2025
シュルレアリスム(超現実主義)は、幻想的な光景や、現実に漂う不穏な空気感を描き出すような作品が代表的で、「時計が溶けている絵」ことダリの『記憶の固執』やルドンの『眼=気球』などが思い浮かびます(この二点は来ません)。

ただシュルレアリスムはもっと広い文学・美術運動であって、本、彫刻、絵画、広告、映像・写真、服飾、室内美術に波及しており、本展はその様々な作品が一堂に会する珍しい機会でもあります。
そういった意味での展覧会タイトル「拡大するシュルレアリスム」は、私みたいな「シュルレアリスムってあの溶けてる時計のあれでしょ」みたいな鑑賞者たちに向けて、シュルレアリスム運動の輪郭を教えてくれる本展によく合っていると思います。一点一点のパンチが強いけれども一周回ってまとまっているのもなかなか楽しいですよ。
永遠なる瞬間 ヴァン クリーフ&アーペル —— ハイジュエリーが語るアール・デコ(東京都庭園美 ~1/18)
【ヴァン クリーフ&アーペル展、取材中】https://t.co/DdxQXJASvo
— 美術手帖 ウェブ版 (@bijutsutecho_) September 26, 2025
ヴァン クリーフ&アーペルの名作を、アール・デコ期の芸術潮流と紹介する「永遠(とわ)なる瞬間 ヴァン クリーフ&アーペル―ハイジュエリーが語るアール・デコ」が、東京都庭園美術館で明日開幕します。会期は26年1月18日まで。 pic.twitter.com/i04sBZvmCG
(書いている間に閉幕してしまいました…)
アール・デコに興味があるなら一度は行ってほしいのが、東京都庭園美術館。フランス遊学中に自動車で事故ったところ、万事塞翁が馬というべきか、アール・デコ博(1925パリ万博)に参加できた朝香宮王とその妃がおつくりになった旧朝香宮邸を改装したのがこの美術館です。
✨⋱ 会期は8月24日まで ⋰✨
— 東京都庭園美術館 / Teien Art Museum (@teienartmuseum) August 9, 2025
建物公開2025 #時を紡ぐ館#東京都庭園美術館 の建築空間や室内意匠の魅力を存分にご堪能いただける、年に一度の建物公開展🏛️
本展では、各時代を彩るゆかりの作品や写真・映像資料を通して、建物の記憶を紐解きます。
チケット予約・購入はこちらから👀🎫… pic.twitter.com/ARUzHuEp7o
建物の外観は近代建築故か普通に見えるかもしれませんが、内装は当時のフランスの内装技術と日本の宮内庁の職人のコラボレーションに感服する素晴らしさです。
カラスかと言われてしまいそうですが、キラキラしたハイジュエリーは男性の目で見ても美しいですし、職人の技巧を感じられるので、展覧会自体もお勧めです。ただアクセサリーが故に細密なので、そこを堪能したい場合は単眼鏡や接近できる双眼鏡をお持ちになると良いでしょう。レンズ越しのジュエリーはもっとキラキラしていますよ。
ファスナーという現代でしかない存在をネックレスに仕立て上げた当時のVCAのデザイナーと職人にはぜひ話を聞いてみたいものでもあります。革新的すぎる。
(VCAは現存するブランドなので、男女比でいうと男性圧倒的不利なのと、普通に世間話しながら見てる人がいて心静かに鑑賞できないのがちょっと辛いところ)
アール・デコとモード(東京 三菱一号館美 ~1/25)
「アール・デコとモード」展(三菱一号館美術館)レポートhttps://t.co/J7q6aDcJR4
— Tokyo Art Beat (@TokyoArtBeat_JP) January 8, 2026
100年前のファッションに起こった革命を"現代性"をキーワードにひもとく。会期は2026年1月25日まで pic.twitter.com/yxzpdkWisv
結局「モード」って何ですかね…と調べて見たらフランス語で「流行」って意味らしいです。歴史の教科書を開くと、時の王侯貴族や妃が流行を主導したなんて話を聞きますが、今日のような「流行」は近代における雑誌や百貨店の登場から始まったように思われます。
そんな当時のモードとして女性たちを彩った服飾品やそれを身にまとった女性たちを描いた絵、モードを広めた印刷物などが集められたのが、この企画展です。
アール・デコ期の服飾が広く展示される機会は中々ないので、女性はもちろん、男性にもお勧めです。服は素材の関係上保存と修復が本当に難しいので、当時の物を見られる機会が少ない…!
大ゴッホ展 夜のカフェテラス(神戸市立博 ~2/1、福島県立美 2/21~5/10、上野の森 5/29~8/12)
《夜のカフェテラス》
— 【大ゴッホ展公式】ホッゴさん (@2025gogh2028) November 6, 2025
南フランス・アルルの中心にあるフォルム広場におもむき、
現地でイーゼルにカンヴァスを設置して、
あえて暗闇の中で夜の景色を油彩で描いたんだって。
こうして傑作 #夜のカフェテラス が誕生したんだネ…🌠
🔗神戸展公式サイト(土日祝は入場予約優先制)… pic.twitter.com/T3I0TTLwit
あの夜のカフェテラスが来る!
今更後期印象派のゴッホの説明をここでする必要性はないというべきか、各自調べればいいと思います。今回は『レストランの中』『草地』など素晴らしい作品も見れましたが、しかし何といっても目玉は『夜のカフェテラス』でしょう。あたたかなカフェテラスの灯りが夜の青に映える素晴らしい作品です。
ロックフェラー・コレクション花鳥版画展 北斎、広重を中心に(千葉市美 ~3/1)
アメリカから北斎、広重らの花鳥版画が35年ぶりに里帰り🌸🦜「ロックフェラー・コレクション花鳥版画展… pic.twitter.com/XIwyatHNhz
— 千葉市美術館 (@ccma_jp) January 17, 2026
ロックフェラー家の一員が集めた花鳥版画コレクションが日本に里帰りしてきます。ノーマークでしたが、意外とモダンな感じの動物の日本画が目に入ってちょっと気になります。
千葉市美術館は今年30周年。周年記念の展覧会はどこも気合が入っているので、地元のミュージアムが開館何周年って言いだしたら見に行きましょう。
美しいユートピア 理想の地を夢みた近代日本の群像(東京 パナソニック汐留美 〜3/22)
┈✨年末ご挨拶と次回展ご案内✨┈
— パナソニック汐留美術館 (@shiodome_museum) December 26, 2025
本年もパナソニック汐留美術館にご来館いただき、またSNSをご覧いただき誠にありがとうございました。次回、「美しいユートピア 理想の地を夢みた近代日本の群像」は2026年1月15日(木)開幕です!… pic.twitter.com/Vsa5fnZAlM
アーツ・アンド・クラフツ運動の主導者でもあったウィリアム・モリスは「暮らしと芸術の総合」を唱えました。この思想を起点に、戦前の日本では美術・工芸・建築を横断し、暮らしの中の「美しいユートピア」の模索が試みられました。
所謂「民芸」運動、民俗学、文化住宅に代表される「郊外」、宮沢賢治や地方改良など。如何せん近代日本史専攻からすると、展覧会のチラシからはこの辺りと関係するのだろうなというところが読み取れて中々興味深く、パナソニック汐留は結構ニッチな展覧会もしっかりやってくれて楽しい美術館です。
~この先未開催につき、また、事前情報もない展示会も多くなります~
スウェーデン絵画 北欧の光、日常のかがやき(東京都美 1/27~4/12)
🔍本展の見どころ①
— スウェーデン絵画 北欧の光、日常のかがやき (@swedish2026) December 12, 2025
100%スウェーデン!
展示作品はすべてスウェーデン人作家によるもの。
厳しくも豊かな自然や、日常へのあたたかなまなざしが表現されています☺
「自然」「光」「日常のかがやき」をキーワードに、
ウェルビーイングな暮らしのルーツを感じることができるでしょう✨… pic.twitter.com/oC7AYw2ofJ
北欧の美術というと一昨年SONPO美術館で開催されていた『北欧の神秘―ノルウェー・スウェーデン・フィンランドの絵画』展が思い出されます。暖かな光、厳しい自然、どこか不安を覚える不気味な風景の絵がありました。私は結構お気に入りです。
北欧の絵というのは普段私たちが見る機会はないですが、上記の雰囲気は私たちが思う「北欧」とかなり近接するんじゃないでしょうか。実際の見どころを見てもそのような雰囲気なので、北欧好きの人にはお勧めです。
モネ没後100年 クロード・モネ —風景への問いかけ(東京 アーティゾン美 2/7~5/24)
🎨#モネ展 2026年2月開催決定🎨
— artizonmuseumjp (@artizonmuseumJP) April 26, 2025
クロード・モネ -風景への問いかけ
没後100年を記念し、モネの最も重要かつ網羅したコレクションを誇る #オルセー美術館 から、最高峰の作品40点以上が一挙来日❗
風景画を革新したそのまなざしに迫ります🖼️✨
🌐 https://t.co/X1EbMmnN4I pic.twitter.com/bX6ncwoFOg
オルセーは定期的に日本に作品を届けてくれる気がする優しい美術館ですが、今回はモネ没後100年を記念した世界的な企画の幕開けとしてアーティゾンにモネがやってきます。
淡いパステルカラーが好きなので印象派が好きなのですが、今回は『かささぎ』『ロンドン国会議事堂、霧の中に差す陽光』『パリ、モントルグイユ街、1878年6月30日の祝日』『サン=ラザール駅』『ディエップ近くの断崖』などが楽しみです。
美術史を知っている方ならおおよそ予想がついているかと思いますが、私の好きなエミール・ガレが睡蓮を題材にした『静謐』も『睡蓮』合わせで来るようですね…。
トワイライト、新版画―小林清親から川瀬巴水まで(東京 三菱一号館美 2/19~5/24)
【プレビュー】「トワイライト、新版画―小林清親から川瀬巴水まで」 三菱一号館美術館(東京・丸の内)で2月19日(木)から
— 美術展ナビ (@art_ex_japan) December 14, 2025
スミソニアンの名品が里帰り、人気の新版画にスポットです。清親から吉田博、川瀬巴水らに至る風景版画の魅力をたどります。 https://t.co/BNCBptLlN3 pic.twitter.com/gUUgyyBVZU
ポスターの淡い色調が良い!(『東京十二題 木場の夕暮』)
最後の浮世絵師のひとりと呼ばれる小林清親が1876(明治9)年に制作を開始した『東京名所図』は、明治期の風景版画へ大きな変革をもたらしました。黄昏どきの表情や闇にきらめく光の様相を描いた作品群は「光線画」と呼ばれ、深い陰影により江戸の情緒まで捉えています。
「光線画」と呼ばれているそうですが、同時代の鉄道の版画集と比べてみると確かに、原色的で鮮やかで明るい版画とは真逆の、空気感を感じる版画のようです。こんな表現もできたんですね。
今やもう考えられないことで、電線や工場の煙突を文明開化の象徴としてポジティブに描き出している歌が詠まれているのがこの時代の特徴の一つだと思いますが、またそことは別のまっすぐ日々の生活の何気ない一場面を切り取ったようです。
「アメリカ建国250周年記念の年に、スミソニアン国立アジア美術館のコレクションが里帰り」といううたい文句もなかなか素敵。スミソニアン、頑張れ。
長沢蘆雪展(東京 府中市美 3/14〜5/10)
【蘆雪展の年です!】… pic.twitter.com/qlUAom5IAF
— 長沢蘆雪展@府中市美術館【図録制作チーム公式】 (@edo_fam) January 2, 2026
この間、ねこの絵画展をやったばかりだというのに、次はいぬをやるのか、府中市美術館…。だがかわいい動物はみんな大歓迎。次はとりの絵画展をやりませんか?
【フジタからはじまる猫の絵画史 作品紹介④】
— 府中市美術館 Fuchu Art Museum (@FuchuArtMuseum) November 13, 2025
長谷川潾二郎《猫と毛糸》 1930年 個人蔵
クッションの上でくつろぐ白黒の猫。ぴんと伸ばした後ろ足がたまりません。作者は愛猫タローをえがいた《猫》(宮城県美術館所蔵)で有名な長谷川潾二郎。猫の履歴書まで書いた猫好きです。つづく↓ pic.twitter.com/ea1oLQ9nuI
【ニューフェイス登場、国民の子犬!】
— 長沢蘆雪展@府中市美術館【図録制作チーム公式】 (@edo_fam) December 22, 2025
めちゃくちゃかわいい、ぽっちゃり君が、我らが蘆雪犬シリーズの仲間入りです!まろまゆも、ぴょっこり後脚も、ぶっとい前脚も、後ろ向きの白たび君のしっぽも。。。全部全部、かわいいです!展覧会初登場!お楽しみに!!… pic.twitter.com/2PEy1QAofx
この間藤田美術館で見た長澤蘆洲『藤花狗小禽図』や山種美術館の犬派猫派展で見た『菊花子犬図』(個人蔵)といい、日本の画家はふわふわの動物が大好きなんですね。多分宗教画だと動物を寓意のために使うのがメインなだけで、西洋人も好きな気もしますが。
…ところでポスターの絵は上記の犬派猫派展で見た『菊花子犬図』ですね。また見れるのは嬉しいです。
下村観山展(東京国立近代美 3/17~5/10)
\作品紹介 《獅子図屛風》/
— 下村観山展【公式】 (@kanzan2026) December 6, 2025
本展担当者間で「かわいい」と大人気の作品…✨
獅子のたてがみをご覧下さい。色味のニュアンスや毛の流れは実に繊細で、観山の技術力の高さがわかります🖌️
若獅子の眠たそうなかわいい仕草にもご注目!
#下村観山展 #東京国立近代美術館 pic.twitter.com/pgvjPQNWAx
金屏風の背景がどこか幻想的な日本画が素敵。
年代としては明治生まれと横山大観などと同年代で、新しい日本画の確立に尽力しました。墨線を使わずまた曖昧な色調を「朦朧体」などと当時の画壇に揶揄されましたが、これはこれでモダンというか、夢の中のようで良いではないですか。
ルネ・ラリック展 -ガレ、ドームから続く華麗なるフランスの装飾美術-(金沢 国立工芸館 3/20~6/14)
アール・ヌーヴォーの器と言えば、ルネ・ラリックですよね。
花や蝶をかたどった優美なフォルムが、あの時代の雰囲気をよく伝えてくれます。
生物をそのままかたどったものからモチーフに入れ込んだものまで色々ですが、どれか好きなモチーフの作品が見つかるはずです。
チュルリョーニス展 内なる星図(東京 国立西美 3/28~6/14)
✨いよいよ来週13日からチケット販売開始✨
— 国立西洋美術館 NMWA Tokyo (@NMWATokyo) January 9, 2026
3/28(土)開幕:
🌠チュルリョーニス展 内なる星図
🌊北斎 冨嶽三十六景 井内コレクションより
2つの企画展のオンラインチケット(チケット共通)を1/13(火)より販売いたします。この春の展覧会も見どころ満載🌸ご期待ください!
🎫詳細はこちらから… pic.twitter.com/T1adYPRVrS
いや…チュルリョーニスって誰…?
私もそう思います。でもこの夢の中みたいな絵、なぜか惹かれる。
リトアニアを代表する芸術家、ミカロユス・コンスタンティナス・チュルリョーニス(1875-1911)。祖国リトアニアにおける生誕150周年の祝賀ムードを引き継いで開催される本展は、日本では34年ぶりの回顧展。
とのことですが、解説動画をキュレーターの方が作ってくださっているようなので、それを見てみましょうか…。
(そもそもリトアニアって言われて場所が分かる日本人どれだけいるのか。私はバルト三国は北から順にフェラーリだと覚えました…)
ウジェーヌ・ブーダン展(東京 SONPO美 4/11~6/21)
\2026年の見るべき展覧会👀/
— Pen Magazine (@Pen_magazine) January 8, 2026
④『開館50周年記念 ウジェーヌ・ブーダン展』
📅4月11日(土)~6月21日(日)
📍SOMPO美術館
光と雲のリズムに満ちたブーダンの空、屋外で自然と向き合いながら描くことの重要性を説いたその姿勢は、若いクロード・モネにも大きな影響を与える。 pic.twitter.com/qKoDC7pTfU
ゴッホのひまわりで有名なSONPO美術館ですが、今年は50周年!
その第一弾は外光派にして印象派の先駆者であったともされるウジェーヌ・ブーダン。さわやかな空や海が素敵ですね…。街、船、牧場と素敵な空と合わせるに素敵な対象との組み合わせもきれいです。
光琳派 -国宝「燕子花図」と尾形光琳のフォロワーたち(東京 根津美 4/11~5/10)
鉄道史をかじった人なら根津といえば東の鉄道王とも言われた人として覚えているかもしれませんが、彼の古美術コレクションをもとに1941年に開館したのがこの根津美術館です。
その開館85年の記念特別展とのことですが、公式HPではまだあまり情報がありません…。根津美の記念特別展でなおかつ琳派の展示となれば中々素敵な展示になるはずです。
前田育徳会創立百周年記念 特別展「百万石!加賀前田家」(東京国立博 4/14~6/7)
\#加賀前田家展 作品紹介/
— 前田育徳会創立百周年記念 特別展「百万石!加賀前田家」 (@kagamaedake2026) January 9, 2026
「重要文化財 金小札白糸素懸威胴丸具足 前田利家所用 安土桃山時代・16世紀 前田育徳会蔵」
初代・前田利家が着用したと伝わるきらびやかな甲冑✨
全体が金箔で飾られ、高さ約80cmもある変わり兜は迫力満点です!#東京国立博物館… pic.twitter.com/CAc3bjSuyk
金ぴかの甲冑、金小札白糸素懸威胴丸具足 前田利家所用があまりにカッコいい…。豪奢ですが、すらっと立った烏帽子のような兜が決まっています。
他にも陶器や図画など素晴らしい品が並びますが、ポスターの中で目を引くのはフランソワ・ポンポンのシロクマでしょうか。伯爵様はお目が高いですね。ポンポンが気になった人はぜひ舘林美術館に行きましょう。ちょっと遠いけど…。
アンドリュー・ワイエス展(東京都美 4/28~7/5)
2025年の窓を、そっと閉じましょう🚪
— 【公式】アンドリュー・ワイエス展 (@andrewwyeth_ten) December 31, 2025
≪ゼラニウム≫💐
ワイエスが描き続けたのは、彼自身が「う
なじの毛が逆立つ」と感じた瞬間。窓やドア、氷、水面——。
それらは、生と死を隔てるためではなく、静かにつなぐための“境界”でした。
一年の終わりに、こちら側から向こう側を
見つめ、また次の年へ。… pic.twitter.com/tgCAo7mg4P
戦後のアメリカ美術と言えば、抽象表現主義やこれに対抗するネオ・ダダやポップアート(現代美術知らない私からすると、どっちも「現代アート」と適当にひっくるめたくなりますが違う)が有名ですが、いずれにも関わらず自宅や別荘、またそれを取り囲む景色や人々を描き続けた画家です。
私はワイエスのことはよく知りませんが、Xで挙げられている『ゼラニウム』の窓は素朴で素敵じゃないですか?
エリック・カール展 はじまりは、はらぺこあおむし(東京都現代美 4/25~7/26)
はらぺこあおむしは絵本も人気ですが、我が家にはDVDがあるのです。この絵本の見どころはやはり暴飲暴食シーンだと思うのですが、すいかやアイスの鮮やかな背景の中迷いなく前進するあおむしの画と破滅が迫ってくる緊張感の対比が中々よかったんですよね…。
そんなはらぺこあおむしですが、本年は日本語版発刊50周年を記念して米国マサチューセッツ州のエリック・カール絵本美術館との共催で、著者の回顧展が開催されます。はらぺこあおむしだけでなく、パパ、お月さまとって!などの原画などが展示されます。
“カフェ”に集う芸術家 ―印象派からゴッホ、ロートレック、ピカソまで」(東京 三菱一号館美 6/13~9/23)
19世紀末のパリの芸術家と言えば、パリ郊外のモンマルトルにて、アトリエで絵をかき、カフェで語らうというイメージがあります。
カフェ「シャ=ノワール」の看板ネコをスタンランが描いたポスターをはじめとするポスターをはじめに、マネやゴッホ、ロートレックを展示するほか、シャ=ノワールに倣ってバルセロナに「クアトラ・ガッツ」を開いたカザスの『マドレーヌ』やここに通ったピカソの絵も飾られる様で、カフェを軸に19世紀末を概観できる展示会になりそうです。
開館 25周年記念 没後100年 モネ×現代アート(箱根 ポーラ美 6/17~4/7)
まだ情報も少ないですが…今年はポーラ美術館の開館25周年。
案外企画展だったり常設展のローテで収蔵作品を見れる機会があまりなかったりするものなので、ポーラのモネコレクションを一通り見てみたい!という人におすすめです。
森の中の美術館で心地いいですし、レストランもおいしいですし、弾丸箱根観光としてポーラと温泉だけ楽しんで、ロマンスカー乗らずに往復するのもまたいいものです。
元禄! 師宣劇場 十二ヶ月風俗図巻 大公開(東京 静嘉堂文庫美 6/27~8/23)
【静嘉堂文庫美術館 学芸が選ぶ逸品】本日11/3は #文化の日 写真は菱川師宣「十二ヶ月風俗図巻」から紅葉狩の場面です。都内でも色づく木々がちらほら見られます。屋外を散策して季節の移ろいを感じてみてはいかがでしょう #浮世絵 #ukiyoe pic.twitter.com/PEupjdhS9Q
— 静嘉堂文庫美術館 (@seikadomuseum) November 2, 2021
静嘉堂文庫美術館はあの曜変天目茶碗をはじめとした日本美術の名品を収蔵する美術館ですが、展示が子供でも分かりやすかったりと日本画のことをよく知らない人にこそ行ってほしい美術館です。
今回は浮世絵の始祖と言われる菱川師宣の作品として、同館所蔵の江戸の風俗を描いた『十二ヶ月風俗図巻』やいつ東博で展示されているのかよく分からない『見返り美人図』もやってきます。
ちなみに日本画・中国画は単眼鏡を持ってくるのをお勧めします。画面がどうも暗かったり、細密描写が多い絵が時たまあるので、画面のにぎやかさやあるいは明暗表現の妙が凄い絵以外だと良さが分からず。導入後に静嘉堂来てびっくりしましたからね。
ルーシー・リー展 ―東西をつなぐ優美のうつわ―(東京都庭園美 7/4~9/13)
【展覧会担当者より】
— 【公式】国立工芸館 National Crafts Museum (@ncm2020) November 24, 2025
「ルーシー・リー展」は本日最終日を迎えました。時代背景や交友関係を交えることで、彼女の作品の魅力をより深く知ることのできる機会となったならば嬉しく思います。次回展は12月9日開幕の「工芸と天気展」。「天気」をキーワードに工芸の魅力に迫ります。どうぞお楽しみに。 pic.twitter.com/hgktz64df1
器、未だにどう見たらよく分からない美術品の一つです。
でも写真で見るルーシー・リーの器は、淡い色遣いに、薄くて軽くて繊細そうな雰囲気で、どこかはかなげな感じが素敵で、どこから心が惹かれます。
金沢の国立工芸館からの巡回だそうで、好評な展覧会が東京でも見られてうれしいですね。工芸館はいつか行きたいのですが、ちょっと遠いですよね。
版画家レンブラント挑戦、継承、インパクト(東京 国立西洋美 7/7~9/23)
【「版画家レンブラント 挑戦、継承、インパクト」が来夏、国立西洋美術館で開催】https://t.co/vhgsQO9x3u
— 美術手帖 ウェブ版 (@bijutsutecho_) November 6, 2025
東京・上野の国立西洋美術館で、レンブラントのエッチング作品に焦点を当てる展覧会「版画家レンブラント 挑戦、継承、インパクト」が開催されます。会期は2026年7月7日〜9月23日。 pic.twitter.com/wfsjNa0OqL
「光の魔術師」ともうたわれるレンブラント。白と黒しかない画面なのに、キリストの光輪が柔らかく光っています。去年の素描コレクション展で見た『キリスト捕縛』は実物を見ると本当に神々しく見えたものです。

このようなやわらかなスケッチやエッチング作品もありますが、エッチングと言えばファンタジー小説の挿絵などでも見られるような超細密な描きこみも魅力です。が、肉眼でとらえるには絵に接近しないときついので、単眼鏡は必携です。
山口華楊展(東京 SONPO美 7/11~8/30)
京都ではよく知られていますが、東の都ではあまり知られていないとのこと。ポスターの狐の絵は柔らかくて素敵ですね。しかし、山口は写生の人であり、実直な日本画家でありながら、幻想的な絵を描くという。不思議な人ですね。
大英博物館日本美術コレクション展(東京都美 7/25~10/18、大阪中之島美 10/31~)
【速報】海を越えた襖絵が約150年ぶりに奇跡の再会🌊✨2026年 東京都美術館・大阪中之島美術館へ!🗾… pic.twitter.com/F8w1lnfO4w
— 【公式】大英博物館日本美術コレクション展 (@daiei_ten2026) November 28, 2025
日本美術史は未だによく把握していないのであれがどうのと語ることはできないですが、大英博物館の日本美術コレクションから江戸時代の絵画・版画作品を厳選して展示というからにはさぞやすごい展示なのだろう。
しかし半年も先となると巡回展でもない限り情報が少なすぎます。でもこの屏風はぜひ双眼鏡を携えて見に行きたいですね。日本画は眺めてよし、筒を除いて細密描写に驚いてよしですから。
マリー・アントワネット・スタイル(横浜美 8/1~11/23)

V&Aでは展示されていたし、『薔薇を持つマリー・アントワネット』(上図)が来る…というわけではないかもしれない!(多分来ないかも)
巡回展とはいえ全部の作品がぐるぐる回るわけではなく、日本国内の作品を混ぜたりするのはあり得る話ですからね。来るんだったら冒頭のインパクトで使うでしょうし。
しかしロココ様式はかなり好き嫌いがわかれるうえ、男性は苦手かと思いますが、私は割と面白要素としてとらえている節が最近はあります。そんなロココのファッションから家具までが展示されます。情報はまだ少ないですが、国際巡回展なのでロンドン開催の様子を要チェックです。
フェルメール展(大阪中之島 8/21~9/27)
あのフェルメールの真珠の首飾りの少女がやってくる!
しかし巡回展はなし!夏休み期間中!
これは展示室は人でごった返すこと間違いなしですが、少なくともオランダ旅行より大阪旅行の方が安上がりです。私は去年アール・デコ展と万博で大阪旅行を3回しましたが、今回も気合入れて行きましょう。
ルーヴル美術館展 ルネサンス(東京 国立新美 9/9~12/13)

『モナ・リザ』も有名ですが、『美しきフェロニエール』も数少ないダヴィンチの真筆です。ルーヴルは遠いですが、最近は値上げにストライキに円安と観光客に優しくないので、日本で見られるのはなおさら貴重な機会です。
しかしダヴィンチの真筆もフェルメールの少女も来るとか今年はいったいどうなっているんだ…?
生誕150年 アルベール・マルケ展(東京 SONPO美 9/22~12/13)
ポスターの色合いを見ると、先に見たブーダンのように、水の涼やかさを感じる絵ですが、フォーヴィズム(野獣派)に属しつつも生涯穏やかな絵を描いたという不思議な人です。
野獣派と言えば原色を大胆に配して、なんだかリズムに乗りたくなるような絵ですから、正反対のように思えます。
川口市立美術館 グランドオープン(9月)
企画展ではありませんが…9月に川口市立美術館がオープンします。地元の名士が寄贈した横山大観の日本画コレクションなどがコレクションに入ってくるかと思いますが、現状HPには情報がないですね…。
でも生まれたての美術館ってやっぱり行ってみたいですよ。あとは併設のレストラン!ちょっと遠方の美術館に足を延ばすときの楽しみです。
シンシナティ美術館展 ~アメリカに渡ったヨーロッパの至宝~(東京 上野の森美 10/10~1/10)
ワシントンDCの東、五大湖の南にあるオハイオ州の都市、シンシナティ美術館から印象派関連の作品を含む84点が来日します。
展示予定作品として挙がっているシスレーの『プージヴァル』は空が高くて素敵な作品です。実物を見るのが楽しみ。
アメリカ×印象派と言えば去年のウスター美術館展がかなり良かったですが、幾つかアメリカ印象派も展示されますかね…?(フランク・ドゥフェネクは地縁があるので収蔵も多そうです)
竹久夢二 時代を創る表現者(東京国立近代美 10/23~1/11)

夢二は大正時代に活躍した画家であり、美人画で良く知られています。数々のポスターや絵葉書、雑誌の表紙などが残されています。個人的には高畠華宵の方が好きなのですが、その二名の作品を収めた弥生美術館が上野というか東大の裏にあるので、おススメです。
今回の展覧会では夢二の最高傑作とされる『黒船屋』が公開されます。元の所蔵館でも年一の公開でなかなか見られないとのこと。
テート美術館 ターナー展―崇高の絵画、現代美術との対話(東京 国立西美 10/24~2/21)
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— テート美術館 ターナー展――崇高の絵画、現代美術との対話 (@turner2026_27) November 20, 2025
「テート美術館 ターナー展――崇高の絵画、現代美術との対話」2026年10月より開催!
英国最高峰の画家、J.M.W. ターナーの名作の数々が、近現代美術の殿堂テート美術館からやってきます。
国立西洋美術館[東京・上野公園]
2026年10月24日(土)~2027年2月21日(日)
大阪中之島美術館… pic.twitter.com/nmlRbMCEDP
ターナー展と言えば2023年に新国立美術館で開催されましたが、今年は国立西洋美術館にやってきます。ターナーの空気感や柔らかい光はみんな大好きですよね。私もそうです。
森万里子展(森美 10/31~3/28)
何だこの宇宙船みたいなアートは!
ポストヒューマン、レトロフューチャー、サイバー…。この清潔な未来感は今や忘れて久しい、90年台のどこか人間みや社会性が感じられない未来感を思い出させます。しかし、懐古していることを念頭に置いたうえでも、一周回ってこの時代の無味乾燥な統一感のある世界というものに価値が出てきたような気がします。
オルセー美術館所蔵 いまを生きる歓び(東京都美 11/14~3/28)
【東京都美術館100周年 記念展】
— アイエム (@InternetMuseum) November 7, 2025
2026年開催決定!「オルセー美術館所蔵 いまを生きる歓び」展
ミレー《落穂拾い》やルノワール、モネ、ファン・ゴッホらの名作110点を公開。
東京都美術館にて2026年11月14日~https://t.co/u5MLXvlsyg pic.twitter.com/NCAvwGAyl1
2月にオルセーからモネが来るかと思ったら、11月にはミレーとゴッホも貸し出してくれるとは。オルセー太っ腹すぎませんか。
『落穂拾い』は視覚的にこれが好きというには地味な感じもしますが、遠くの風景は奇麗で、歴史的な文脈を見るとこれは名画であるなという感じもします。『ローヌ川の星月夜』は煌めく夜景の美しさが素敵で、やはり今年来る『夜のカフェテラス』や『アルルの跳ね橋』と合わせて見たいですね。
ひいふうみよ…とここまでざっと30ウン件!
全部行けるかな…行けたらいいですね。
