【大学受験】4月の浪人生へ。「受からなかったらどうしよう」という不安は、あなたが本気である証拠
まだ春なのに、もう怖い。
周りの同級生たちが大学の入学式の写真をSNSに上げている。それを横目で見ながら、あなたは今日も机の前に座っている。受験本番まで何ヶ月もあるのに、気づけば「落ちたらどうしよう」という考えが頭を支配していて、参考書を開いても文字が頭に入ってこない。
親への申し訳なさと、自分への情けなさと、先の見えない不安が絡まって、朝起きるだけで消耗してしまう。
そういう気持ち、あなただけじゃないです。
浪人を選んだほとんどの人が、4月のこの時期に、まったく同じ場所で立ち尽くしています。私も昔、浪人経験者なので判ります。
「4月に不安なこと」は、弱さじゃない
浪人生活が始まって間もない今、心のどこかに不安がない人など、ほとんどいません。
去年の結果を引きずったまま、新しい環境に飛び込んで、長い道のりをひとりで歩き始めたばかりです。そこで「受からなかったらどうしよう」と思うのは、臆病の証拠じゃない。それだけ真剣に向き合っている証拠です。
どうでもいいと思っている人は、そもそも不安になんてなりません。不安を感じるのは、あなたが手を抜いていないからです。
親への申し訳なさ、とは
「無理を言って浪人させてもらっているのに、受からなかったらどうしよう」
この罪悪感が、一番重くのしかかっている人が多いと思います。子どもは意外と気にします。ご飯を食べるたびに、何もしていない休憩中に、ふとした瞬間に湧き上がってくる、あの感覚。すごくよくわかります。
でも、
親御さんがあなたに浪人を許可したとき、「必ず合格しろ」とだけ思っていたでしょうか。おそらく違います。「この子にもう一度チャンスをあげたい」「わが子が自分の人生を切り拓こうと、歯を食いしばって挑戦する姿を応援したい」、そう思ったはずです。
あなたの可能性を信じたから、背中を押してくれた。
だとしたら、今あなたにできる一番の恩返しは、完璧な結果を今すぐ約束することではありません。今日一日を丁寧に過ごすこと。毎日少しずつ積み上げていく姿を見せること。それだけで、親御さんの想いには十分応えています。
「受からなかったら」を今考えても、何も変わらない
4月に「落ちたらどうしよう」と考え続けても、合否には一ミリも影響しません。未来の心配に使っているエネルギーは、今日の勉強には一切使われていないからです。
不安になる気持ち自体は、止めようとしても止まらない。それは仕方ないことです。でも、「不安になっている自分」に気づいたら、こう言ってみてください。
「それは11月に考える。今日は今日のことだけやる」
受験において、今日という一日は本当に貴重です。10ヶ月後の結果は、今日の積み重ねでしか変えられない。あなたがコントロールできるのは、「今日の午後、どの教科のどの問題を解くか」だけです。
「自分は馬鹿だから無理」と思っているなら
もしそう感じているなら、その考え方そのものが、あなたの足を引っ張っているかもしれません。
受験というシステムにおいて、生まれつきの賢さよりも遥かに重要なのは「反復」と「環境への適応」です。浪人生活の最大の武器は「才能」ではなく「時間」です。
「馬鹿だから無理」ではなく、「伸びしろが人一倍ある」。そう考え直してみませんか。
しんどい日は、休めばいい
毎日前向きでいる必要はありません。浪人だからって24時間365日勉強するわけじゃない。
しんどくなったらその日は休んでいい。でも翌朝、また始めてください。それを繰り返すことが、浪人という一年間の正体です。華やかな努力物語じゃなくて、しんどい朝を何十回も乗り越えていくこと、それが浪人です。
メンタルを保つために、睡眠と食事だけは削らないでください。脳が疲弊すると、ネガティブな思考しか生まれなくなります。「しっかり寝ることも勉強のうち」というのは、本当のことです。
浪人の先に待っているもの
この一年は過酷です。友人が大学生活を楽しんでいる姿を見て、孤独を感じる夜もあるでしょう。
でも、「自分と向き合い、言い訳のできない場所で努力する」という経験は、合格以上に価値のある財産になります。将来、社会に出て壁にぶつかった時、「あの浪人の一年を耐え抜いた」という事実が、あなたを支えてくれるはずです。
今日一日、自分を責めることに使うエネルギーを、1ページでも、1問でも、前に進むことに使ってみてください。
今は暗闇の中で足元しか見えないかもしれない。でも、一歩一歩進んでいれば、景色は必ず変わります。応援しています。
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