見出し画像

勉強嫌いの夫は「教育パパ」

夫はよく言う。
「勉強なんて大嫌いだった」「小さい頃から親にテキストを山のように積まれて、無理やり勉強させられていた」と。

それなのに今の夫は「教育パパ」だ。


最初はその「教育パパ」という言葉さえ嫌がっていた。けれど、子どもが「中学受験をしたい」と自分の意志で言い出したあの頃から、夫は変わっていった。いつの間にか、自分でも「認めざるを得ない」ほど教育に熱を入れるようになった。

思い返せば、夫の実家で子どもの中学受験の話をしたとき、お義父さんが何気なく言った言葉がとても印象に残っている。
「勉強はお前が見ているんだろう?」

その瞬間、私は気づいた。夫のご両親は、きっと最初から息子が「教育パパ」であることを予感していたのかもしれない。

実際、夫のご両親の教育への関心ぶりはすごい。孫の成績表を楽しみにしているし、県外に住んでいるにもかかわらず、私たちの県の高校偏差値や学校行事をネットでチェックしている。
「あの高校は進学実績が良いね」「この大学はここ数年で人気が高まっているらしい」
そんな話題が普通に出てくる。

私の両親は、結果を聞いてただ一言、「おめでとう。良かったね」と言うだけ。教育に対するスタンスの違いが、こんなにもはっきりしていることに最初は驚いた。

そして、今、私が一番驚いているのは、実はすでにわが子の受験は終わっているのに、夫はいまだに教育系YouTubeを見続けていること。

子どもが大学に入学した4月
夫は、仕事から帰ると真っ先にパソコンを立ち上げて「wakatte TV」や「CASTDICE Medical」を笑いながら見たことに驚いた。
私があきれて「もう、仕(まなぶ)の受験は終わったのにまだ見るの?」と聞くと夫は「面白いんだよ」と言って笑う。

子どもが帰省したときにその話をしたら、
「お父さん、まだ見てるの??」
と、子どもさえも呆れつつ、そして夫もどこか楽しそうに笑っていた。

夫の高校時代の友人たちでもその多くは子どもの勉強は妻まかせ。自分がかかわることはほとんどないという。

夫は違う。
「結局、やる気の問題なんだよ」と言う夫は、今日も教育系YouTubeをつけながら、自分なりに親として学びを続けている。

気がつけば、夫が目を輝かせて語るのは、勉強の話、受験の話、学びの話ばかり。

皮肉な話だけれど
「勉強が嫌いだ」と言っていた夫が、いま誰よりも勉強を楽しんでいる。
そして、夫は「勉強を教えるのも好きな人」

もしかすると…「教育パパ」とは
子どものために勉強を教える人ではなく、
「子どもと共に学ぶ時間を人生の喜びに変えられる人」
のことかもしれない。

今日も夫は、パソコンの前で笑っている。
学びを語るその背中が、なんだか子どもよりも楽しそうに見える。

今日も帰宅してパソコンを立ち上げて、「wakatte TV」や「CASTDICE Medical」の教育系YouTubeを笑いながら見る。

食事の会話は当然、子どもの学校のこと、勉強、受験ネタなのです。

だから…私達夫婦はこうやってこのnoteを2人で書いているのかもしれない。



いいなと思ったら応援しよう!

太楼@偏差値45から医学部・難関大へ導く伴走 最後までお読みいただきありがとうございます。

この記事が参加している募集