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学歴や偏差値は金で買えるのか


教育には金が掛かる

先日、SNSを見ていたら、鉄緑会の前の国道に子どものお迎えと思われる車がズラリと並んでいる光景が目に入った。その車が見事なまでに、皆、ベンツ、ベンツ、ベンツ。たまたま見たときがそうであって、そうじゃない車もきっとあるだろうが、不思議と違和感はなかった。ベンツだから裕福というのは流石に短絡すぎるが、カツカツではないだろう。鉄緑会に限らず、昨今は色んな塾がある。中学受験専門、医学部専門の塾や全国どこでもOKのオンライン塾、授業をしない塾など多種多様で選択肢は多い。経験して1つ言えるのは教育には金が掛かるし、いくらでも掛けることが出来るのだ。

教育の経済格差

そのSNSで東大理3の合格者の半分以上が鉄緑会生という話があった。これは同時に鉄緑会へ行かなくても理3へ合格できる子が一部いることも表すが、日本の偏差値トップが1つの塾に在席するかしないかで線が引かれる事自体、凄いことで、仮に子どもが入塾条件を満たしているなら、いくら払ってでも行く価値があるとの想いは親としては理解できる。また、首都圏の中学受験事情を見れば、小学生が毎日夜遅くまで塾に通い、家庭は年間百万円単位の費用を投じる。大手進学塾の上位クラスともなれば、月謝に加え、夏期講習や模試でさらに数十万円が加算される。進学先が私立校なら、授業料や施設費、制服代などで年間百万円前後も当たり前だ。こうして教育は、すでに明確な「経済格差」の上に成り立っていると言える。

でも結局は本人次第?

だが当然、金をかければ成績が上がる、とは限らない。どんなに高額な指導を受けても、子どもに学ぶ意欲がなければ成果は伸びない。塾に「通っているだけ」授業を「受けているだけ」で、身につかない例は少なくない。反対に、公立校に通いながら自学自習をし、参考書を使いこなし、自分で情報を集めて考え、先生や周りにサポートされ、難関大学へ進む生徒もいる。教育の成果を決めるのはあくまで本人の主体性と周りのサポートだ。だが、そこでさえ金を払って受験のプロにサポートをお願いし、個別指導でコーチングをすることで主体性を引き出ししたりするのが今の世らしい。ここまで来ると地獄の沙汰も金次第である。

子どもへの投資

結局のところ、学歴や偏差値そのものは金で買うことはできない。しかし、教育や環境にかける費用は、子どもの将来への投資である。投資をして子どもが大きく成長をする為の環境を手に入れたとしても、その環境で大きく成長する為に子どもが何をすべきか、の部分が大事になる。そこにも金を投資できるが、子育ての中でも出来ると思っている。主体性を持たせる為に小さい頃から親が子の興味を理解し、努力を支え、学ぶ意欲を引き出して本人に考えさせ、選択させながら育てる。その過程に時間と情熱と心を注ぐこともまた、親にしか出来ない、かけがえのない立派な投資だと思う。私はこんな楽しい投資を人にやってもらうのはもったいないと思っていたから子育ては出来る範囲で率先してやってきた。親が子にとって必要なものを導けばいい。受験のプロでなくとも、自分の子どもを一番理解している親なら出来るはず。私はそうしてきたつもりだ。

結果としてその投資が学歴や偏差値という形で回収されることもあるが、それは目的ではなく、あくまで通過点にすぎない。直接的に金をかけることは悪ではないし、投資できるだけの財力がある方が有利とは言えるが、教育や環境を「買う」時代だからこそ、何に価値を見いだすのかが問われている。そこに親としてどんな思いと覚悟があるかで、結果はまったく異なるものとなる。


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太楼@偏差値45から医学部・難関大へ導く伴走 最後までお読みいただきありがとうございます。