信頼と成長について考える
信頼と成長について考える
以前、私は「人は叱られないと成長しない」と言われたことがある。
でも、本当にそうだろうか。私はその言葉に疑問を感じた。
同じ言葉でも、相手によって伝わり方が違う
考えてみてほしい。同じ内容を、同じ相手に、同じように伝えたとする。それなのに、私が言っても聞いてもらえないのに、別の人が言うとすんなり受け入れられるという経験はないだろうか。私にはある。もちろん、逆のパターンもある。この違いはどこから来るのだろう。言い方や表現の工夫もあるだろう。でも、それ以上に大切なのは【お互いの間にある信頼関係】ではないだろうか。
信頼があると、言葉が心に届く
信頼関係がどうやって生まれるかはいろいろだ。でも、ひとたび信頼できる関係ができると、その人から言われることは素直に聞き入れることができる。疑問があれば質問もできるし、相談もできる。信頼できる相手は、実際に会ったことのある先生や上司だけではない。ネットで過去の発言を見て「この人は信頼できそうだ」と思える人や本を読んで感じる著者の誠実さなどこういったものからも私たちは学ぶことができる。自分で確かめはするけれど、「信じてみよう」と思える。そして、その通りにやってみて結果が出ると、さらに信頼が深まる。これが良い循環だ。逆に、信頼がないと悪い循環になってしまう。
信頼がない相手からの言葉とどう向き合うか
では、信頼関係のない人から言われたことは、どう扱えばいいのだろう。ここが一番難しいところだ。私なりの結論はこうだ。内容と人格を分けて考えるということ。信頼できない人からの言葉でも、その内容自体が正しい可能性はある。だから「この人は信頼できないから全部無視」ではなく、「言われたことを一旦保留して、他の信頼できる人にも確認してみる」「自分で調べて検証してみる」という態度が現実的だと思う。すぐに実行する必要はない。でも、完全に閉ざしてしまうこともない。この「保留する力」が、成長の機会を逃さないコツかもしれない。ちなみに私は完全拒絶型なので出来ていない。
「まず手を動かせ」という意見も、確かに一理ある。でも、信頼関係のない相手の言葉を盲目的に信じて行動するリスクと、保留して検証してから動く慎重さのバランスを取ることが大切なのかもしれない。最近、そんなことを思う。
信頼と子育ての関係について思うこと
もっと早くこのことに気づいていれば、子どもへの接し方も変わっていたかもしれない。叱ることが先ではなく、日頃から信頼関係を築いておくことの大切さ。子どもが何かを言われたとき、「お父さんやお母さんが言うなら聞いてみよう」と思える関係。そして、子どもが信頼できない誰かから何かを言われたとき、「それ、本当かな?確かめてみよう」と一緒に考えられる親でいること。子どもがまだ小さければこれから実践できるし、もう大きくなっていても、今日からの関係を少しずつ変えていくことはできる。完璧な正解はないかもしれない。でも、この問いについて考え続けること、そして小さな一歩を踏み出すことは、誰にでもできる。そう思えたことが、今日の私にとっての収穫だ。
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