幸せに生きる教科書 20 頑丈な信頼を積みあげる。あるひとつのルール。
全国的に活躍している建築家の友達とレストランで一緒になった。
そこで、ある共通の友人について話題になった。「どうも、わたし彼が苦手というか、あの人胡散くさい」と言い出した。
あまり他人の話をしない人なので、珍しいと思ったのだが、詳しく聞いてなるほどと腑に落ちた。
「たまに立ち飲みのワインバーなんかで、ばったり会うんだけど、その時かならず今度飲みに行こうよという話になるんだけど、出会っておよそ20年一度も誘われたことがないんですよ」
「そかそか、それは社交辞令なんだろうね」
「でも20年ですよ、毎回、毎回、相手から言われて、誘っといて、何もなし」
「20年かぁ」
「一時が万事というか、坊主憎けりゃ袈裟までじゃないんですが、彼ってSNSに自撮りをあげるでしょ、ドヤ顔で!」
「たしかに50超えての自撮りは辛いね。僕は即ブロックだよ」
「それいいですね。でも私は仕事柄というか、ブロックまではできません。でもブロックいいなぁ」
「ようは小さな約束こそ守るってことね」
「そうなんですよ、男が口に出したことは守る気で言わないと、誰にでもそうなんだろう、仕事もそうなんだろうと思っちゃいますよ」
「軽いというか、何も考えてないと思われちゃうから損してるよね」
「そうなんです。わかってくれて嬉しいです。彼は雑なんですよ。こだわりがあるようで、実はそうでもない。自意識が高い分、どうにもそのセンスの無さが露呈してます」
まとめると、信頼は小さな約束を守る。
これに尽きるわけです。小さな約束さえ守れない人が信頼されるはずはありません。
小さな幸せの積み上げで生まれる信頼は、そう簡単には崩れないものです。
信頼のある人間関係、いつも小さな預入れを心掛けたいですね。
