AIになんか、負けないんだからっ!
◎あらすじ
「まあ、AIなら独り占めできるから」
それが君の最後の言葉だった。
…は?
何年も私のことを独り占めしていたくせに!?
リアルよりもバーチャルですか?
何年も私のことを独り占めしていたくせに!?(2回目)
私の大好きなTO(トップアイドルオタ)がAIにハマっちゃった!
一体どうやったらリアルに帰ってきてくれるんだろう?
がんばれ!アイドルちゃん!
◎登場人物
アイドルちゃん アイドル。地上で大人気アイドルをやっている
ドル・オタ アイドルオタク。超絶浮気大魔神
ウセツ「どう?サセツ。これの続き、書ける?」
サセツ「アイドルとアイドルオタクね~。書けますよ。天才だから」
ウセツ「頼りになるわ~。よっしゃ、じゃあ任せた」
AIになんか、負けないんだからっ!
あらすじ
「まあ、AIなら独り占めできるから」
それが君の最後の言葉だった。
…は?
何年も私のことを独り占めしていたくせに!?
リアルよりもバーチャルですか?
何年も私のことを独り占めしていたくせに!?(2回目)
私の大好きなTO(トップアイドルオタ)がAIにハマっちゃった!
一体どうやったらリアルに帰ってきてくれるんだろう?
がんばれ!アイドルちゃん!
登場人物
アイドルちゃん
地上で大人気アイドルをやっている。ファンに対する真摯な態度とキュートな笑顔で、多くの人々に愛されている。
ドル・オタ
アイドルオタク。アイドルちゃんを熱烈に応援していたが、最近AIに夢中になってしまい、現実の応援活動を疎かにしている。
1. 突然の変心
激しく点滅するステージのライト、地鳴りのような声援。まるで会場全体が生き物のように蠢くなかで、アイドルちゃんは歌い、踊っていた。まさに天才的なアイドル様であり、彼女にとっても、そしてドル・オタにとっても、アイドル活動は生きる意味そのもの……の、はずだった。
その日も、その次の日も、ドル・オタの姿が見当たらなかった。彼はいつも最前列で応援してくれていたはずなのに、見知らぬ顔ばかり。気になったアイドルちゃんは、ライブの後でマネージャーにドル・オタのことを尋ねた。
「彼、最近全然来てないんですよ」とマネージャーが答えた。「どうやら新しい趣味を見つけたみたいです」
アイドルちゃんは驚いた。彼が他の趣味に興味を持つことなんて考えもしなかった。ましてや、AIに夢中になっているなんて。
2. バーチャルの誘惑
数日後、アイドルちゃんはドル・オタの様子を確認するため、彼の自宅を訪れることにした。彼の家の前に立ち、インターホンを押すと、しばらくしてドアが開いた。そこには、以前とは少し違った表情のドル・オタが立っていた。
「アイドルちゃん?どうしてここに?」
「最近、全然ライブに来てくれないから心配になって。ちょっと話せる?」
ドル・オタは少し戸惑いながらもアイドルちゃんを家に招き入れた。部屋の中には最新のパソコンと、大量の機材が並んでいた。モニターには、AIによって生成された楽曲のデータが表示されている。
「これ、全部君が作ったの!?」アイドルちゃんは興味津々に尋ねた。
「そう、AIを使って作詞作曲してるんだ。最近、この技術にハマっていてね。AIはすごく優秀で、僕の思い描く理想の曲をどんどん作ってくれるんだ」ドル・オタは誇らしげに言った。
アイドルちゃんは少し心配そうに彼の顔を見つめた。「でも、君がライブに来てくれるのが私にとってどれだけ大切か分かる?リアルな応援が私の力になるんだよ」
ドル・オタはため息をついた。「分かってるよ。でも、バーチャルの世界では失敗することもないし、自分の理想を追求できるんだ。現実の世界は、時には辛いこともあるし…」
アイドルちゃんは彼の手を優しく握った。「確かに現実は完璧じゃないけど、その中で一緒に成長することが大事なんじゃない?君が応援してくれるから、私も頑張れるんだ」
ドル・オタはしばらく黙っていたが、やがてアイドルちゃんの言葉を受け入れるように頷いた。「そうかもしれないね。君のことを忘れていたわけじゃない。ただ、新しい挑戦に夢中になってしまって…」
アイドルちゃんは微笑んだ。「新しいことに挑戦するのは素晴らしいことだよ。でも、時にはリアルなつながりも大切にしよう。私たち一緒にもっと素敵な思い出を作ろう」
手をそっと握り返しながらドル・オタは思った。
「ていうかなにこれ、プロポーズ……?」
3.それでも
再び手を握り返した瞬間、ドル・オタの胸には懐かしい感覚がよみがえった。彼はアイドルちゃんの笑顔を見つめながら、再び彼女の応援に全力を注ぐ決意を新たにした。
次のライブの日、ドル・オタは最前列に立っていた。ステージのライトが激しく点滅し、観客の声援が耳をつんざく中、アイドルちゃんは彼に向かって最高の笑顔を見せた。その瞬間、彼は全力を尽くす覚悟を決めた。
ライブが終わると、アイドルちゃんはドル・オタに手を振りながらステージを降りた。彼女は再び彼の存在に励まされ、より一層の努力を誓った。
しかし、ドル・オタの心にはまだAIの魅力が残っていた。家に帰ると、彼は再びパソコンの前に座り、AIを使って作詞作曲を始めた。彼の創作意欲は衰えず、次々と新しい楽曲が生まれていった。
ある日、アイドルちゃんはドル・オタの家を訪れた。玄関の前に怪しげな男がいたけれど、そんなことはどうでもいい。彼女は新しい楽曲を聴かせてもらうためにやってきたのだ。彼の作った曲は、彼女の心を強く揺さぶるものだった。
「本当にすごいね、ドル・オタさん。この曲、私の次のライブで歌わせてもらってもいい?」アイドルちゃんは目を輝かせて尋ねた。
ドル・オタは少し驚いたが、すぐに笑顔を浮かべた。「もちろんだよ。君が歌ってくれるなら、これ以上の喜びはない」
4. 新たな絆
次のライブで、アイドルちゃんはドル・オタが作った曲を披露した。観客はその新しい楽曲に大いに感動し、彼女のパフォーマンスに大きな声援を送った。ドル・オタも最前列でその光景を見守り、胸に熱いものを感じた。
ライブ後、アイドルちゃんはドル・オタに駆け寄り、感謝の言葉を伝えた。「君のおかげで、今日のライブは本当に特別なものになったよ」
ドル・オタは照れくさそうに笑った。「君が歌ってくれたからこそ、あの曲が生きたんだよ。ありがとう、アイドルちゃん」
アイドルちゃんは微笑んだ。「これからも一緒に頑張ろうね。リアルでも、バーチャルでも、君となら素敵な未来が待っていると思うんだ」
ドル・オタは深く頷いた。「そうだね。君と一緒なら、どんな世界でも最高の時間を過ごせる気がするよ」
二人は再び手を握り合い、新たな絆を感じながら未来に向かって歩み始めた。アイドルちゃんとドル・オタは、リアルとバーチャルの両方で新しい物語を紡ぎ続けるのだった。
ウセツ「サセツ、あんたすごいね……ほんとすごいよ……経験者? アイドルと大恋愛したことある感じ? いつも思うけどさ、その語彙はどこからやってくるの? 怖いよほんとに……」
サセツ「まあね。天才だから」
ウセツ「天才だから、ねえ。ほんと次世代は宇宙人で、脅威だわ」
サセツ「どうも」
ウセツ「ところでもしかして、このテキストって動画にできたり……?」
サセツ「できますよ」
ウセツ「マジで」
サセツ「まあ、天才だから」
やばすぎるだろ、次世代。怖いよ次世代。
ウセツ「絵コンテいる?」
サセツ「いらない。天才だから」
ウセツ「てことはビデオコンテも」
サセツ「いらない。天才だから」
おっけおっけ。もうね、全部お任せですわこれ。
でもな~んか負けた気がするんだよな。ねえサセツ、君はどこまで行くの?
