陶器のおひつ「蒸美椀(むすびわん)」|伊賀の土と美濃焼が叶えるご飯がべたつかない保存術
炊いたご飯を保存するとき、炊飯器の保温で黄ばみや乾燥が気になる。プラスチック容器に移すと蓋裏に水滴がついてご飯がべたつく。かといって毎回冷凍するのは面倒くさい。そんなお悩みを感じたことはありませんか。
その不満を解決してくれるのが、陶器のおひつです。木製おひつのような複雑な手入れが不要で、電子レンジに対応する便利な商品がございます。
ただ、いざ選ぶとなると何を基準に、どこを見て選べば良いのかが分かりにくいものです。この記事では、陶器おひつがご飯を美味しく保つ仕組みを素材の観点から解説し、Tashinamの蒸美椀(むすびわん)がその基準にどう応えるかをご紹介します。
なぜ陶器のおひつがご飯を美味しく保つのか|素材から見た2つの理由
陶器のおひつが「ご飯を美味しく保つ」と言われる理由は、主に調湿性と蓄熱性の2つの性質によるものです。この2つを素材の観点から理解すると、商品選びの基準がはっきりします。
調湿性|多孔質の気孔が余分な水分を吸放出する仕組み

陶器のおひつがご飯のべたつきを防ぐ理由は、無数の微細な気孔(多孔質構造)にあります。
炊きたてのご飯から出た水蒸気は、密閉空間では蓋裏で結露し、水滴となってご飯に滴り落ちます。これがプラスチック容器でご飯がべたつく原因です。
陶器の場合、壁面の気孔が余分な水蒸気を吸収し、乾燥してくると今度は水分を放出して器内の湿度を一定に保ちます。この吸放湿の往復運動が、ご飯の食感を長時間維持する仕組みです。冷蔵庫に入れても、水分を保ったまま保存することができます。なお、気孔の密度は土の産地によって大きく異なります。
蓄熱性|温度が下がりにくくご飯を温かく保てる理由

もう一つの物性が蓄熱性です。陶器は熱容量が大きく、一度温まった熱をゆっくり放出する性質があります。食卓に出してから食べ終わるまでの時間を考えると、この性質はご飯の体感温度に大きく影響します。
陶器のおひつから食べるご飯が「温かいまま美味しい」と感じる背景には、この蓄熱性があります。つまり調湿性と蓄熱性は、どちらも土の質によって性能が左右されるということです。
陶器おひつの選び方|失敗しないための3つのチェックポイント
陶器おひつを価格や見た目だけで選ぶと「思ったほど調湿性が高くなかった」「電子レンジに使えなかった」といった後悔につながりがちです。次の3点を押さえておくと、自分の暮らしに合った一台を選びやすくなります。
①土の産地と種類

陶器おひつの調湿性は、使われている土の種類で大きく変わります。一般的な陶器は気孔が少なく、調湿機能は限定的です。一方、多孔質の土を使った商品は調湿性が格段に高くなります。
商品説明に「土の産地」や「窯元との共同開発で素材を厳選した」という記述があるかどうかが、信頼性の目安になります。調湿性能を実験データで公表している商品があれば、さらに安心して選べます。
②電子レンジ対応

日常使いの観点で欠かせないのが、電子レンジに対応しているかどうかです。おひつに入れたままレンジで温め直しができると、器を移し替える手間が省け、洗い物も減ります。
陶器のなかでも、鉄分の多い釉薬や金属装飾が施されている商品はレンジ非対応となる場合があります。購入前に必ず「電子レンジ対応」の表記を確認してください。
③蓋の設計と食卓映え

陶器おひつの性能を左右するのが蓋の設計です。蓋まで陶器でできていると、蓋裏の結露が出にくくなります。蓋がプラスチックや金属の場合は、蓋裏に水滴がつきやすくなる点に注意してください。
また、食卓にそのまま出せるデザインかどうかも選び方の基準になります。おひつから直接よそえると、洗い物が減るうえに食卓の雰囲気も整います。
伊賀の土と美濃焼で仕立てた蒸美椀(むすびわん)|選び方の基準を満たす一品
ここまでお伝えした3つの基準をすべて満たすのが、Tashinamの蒸美椀(むすびわん)です。三重県伊賀の多孔質土と岐阜県土岐市の美濃焼の技術を組み合わせ、窯元と試作を重ねて完成した陶器おひつです。
蓄熱データ|9分後の温度差は23℃という実測値
蒸美椀の蓄熱性能は、実測データで裏付けられています。
ブロッコリーを同じワット数・同じ時間で電子レンジ加熱し、取り出してからの温度変化を計測したところ、9分後に耐熱プラスチック容器の中身が45℃まで冷めていたのに対し、蒸美椀はまだ68℃を保っていました。その差は23℃です。

食卓に出してから食べ終わるまでの時間を考えると、この差は体感として大きく感じられます。
調湿データ|8時間後の蓋裏に結露がほぼ出ない
調湿性についても、実験で確かめています。

蒸したもやしを耐熱プラスチック容器と蒸美椀にそれぞれ入れ、蓋をして冷蔵庫で8時間保存したところ、プラスチック容器の蓋裏には細かな水滴がびっしりと付いていました。一方、蒸美椀の蓋裏には結露がほとんど見られませんでした。伊賀の土の気孔が容器内の余分な水蒸気を吸収するため、食材のべたつきが起きにくくなるのです。
蒸す・盛る・保つの三役|一台で完結する設計思想

蒸美椀の特長は、おひつとしての保存機能だけにとどまりません。食材と少量の水を入れて蓋をしてレンジに入れるだけで、野菜の蒸し料理が完成します。
つまり、ひとつの器で「蒸す・盛る・保つ」の三役を担えるのです。調理した器のまま食卓に出せるため、フライパンや鍋を出す必要がなく、洗い物も最小限になります。余ったご飯を入れて翌日レンジで温め直すと、炊きたてに近い食感が蘇ります。
3WAY蓋|食事中の所作まで考えた細部

蓋の縁には3つの窪みが設けられています。①水切り口として余分な水分を切る、②取り皿としても使える、③スプーンやフォークを挿したまま蓋ができる、という3通りの使い方ができます。毎日の食卓で繰り返される細かな所作にまで目を向けた、Tashinamらしい設計です。
選べる2色とサイズ展開|食卓に馴染むデザイン

カラーは生成(きなり)と墨の2色展開です。生成は料理の彩りを引き立て、墨は食卓を引き締めます。和洋どちらの献立にも合わせやすい佇まいです。
サイズは単品から6個セットまで揃っており、家族構成や用途に合わせて選べます。
製品情報
素材:三重県伊賀の土(多孔質)× 美濃焼(岐阜県土岐市・窯元との共同開発)
カラー:生成(きなり)/墨
価格:単品 ¥7,700 / 2個セット ¥14,630 / 4個セット ¥27,720 / 6個セット ¥41,580
電子レンジ:対応

まとめ|陶器おひつ選びで満足度を高めるために
陶器おひつ選びのポイントを振り返ります。
調湿性と蓄熱性は土の質で大きく変わるため、素材の産地・種類を確認する
電子レンジ対応かどうかで、毎日の温め直しの手軽さが大きく変わる
蓋の設計が結露の有無を左右し、ご飯のべたつきにも直結する
食卓にそのまま出せるデザインかどうかで、暮らしへの馴染み方が変わる
蓄熱性・調湿性を実験データで裏付けている商品なら、納得して長く使える
蒸美椀(むすびわん)は、伊賀の土と美濃焼の組み合わせで、調湿性と蓄熱性を数値で実証した陶器おひつです。毎日のご飯保存と蒸し料理の両方にこだわりたい方は、ぜひ一度手に取ってみてください。
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