結婚祝いに日本酒を贈るなら|縁起の良いおすすめ銘柄とペアグラスの選び方
結婚祝いに何を贈ろうか迷ったとき、お酒好きなカップルには日本酒がとてもいい選択肢です。
「お酒なんてすぐなくなるし、形に残らないのでは?」と思うかもしれませんが、実はそこが日本酒ギフトの美点でもあります。新生活は物があふれがちですから、飲んでなくなるものは案外ありがたい。しかも、二人で一本のお酒を酌み交わすという行為そのものが、お祝いの思い出になります。
筆者は友人の結婚祝いに「越後鶴亀」の純米大吟醸を贈ったことがあるのですが、「鶴と亀のラベルが紅白でかわいい!」と写真付きで報告してもらえて、こちらまで嬉しくなりました。
この記事では、結婚祝い・結婚式の両親贈呈品・結婚記念日のそれぞれのシーンに合わせた日本酒の選び方と、ペアグラスとのセットギフトについてご紹介します。
結婚祝いに日本酒を贈るときの基本マナー
予算の相場は5,000〜15,000円
友人への結婚祝いなら5,000〜10,000円、親族や上司・部下であれば10,000〜15,000円が一般的な相場です。日本酒は1本3,000〜8,000円のものが多いので、酒器とセットにすると見栄えも予算もちょうどよくまとまります。
縁起の良い銘柄・ラベルを選ぶ
結婚祝いでは、銘柄名やラベルデザインに縁起の良い要素が入っているものを選ぶと喜ばれます。「鶴」「亀」「寿」「福」「祝」といった字が入った銘柄は定番です。
逆に避けたいのは、4本セットや9本セットなど「死」「苦」を連想させる数。2本セットや5本セットが無難です。
のしは「紅白結び切り(10本)」
結婚祝いは「一度きりが望ましいお祝い」なので、水引は蝶結びではなく紅白結び切り(10本) を使います。表書きは「御結婚御祝」または「寿」が正式です。
結婚祝いにおすすめの縁起の良い日本酒
越後鶴亀 純米大吟醸
その名のとおり「鶴は千年、亀は万年」の縁起を冠した新潟の銘酒。ラベルに鶴と亀が描かれた紅白デザインは、結婚祝いのためにあるようなビジュアルです。味わいは穏やかな吟醸香と上品な甘みがバランスよく、和食にも洋食にも合わせやすい端正なタイプ。化粧箱入りです。
来福 純米大吟醸
「来福(らいふく)」——福が来る、という名前がそのままお祝いのメッセージになる茨城の人気蔵。花酵母を使った華やかな香りとジューシーな味わいは、ふだん日本酒を飲まない方にも親しみやすく、若いカップルへのギフトにぴったりです。
久保田 萬寿 自社酵母仕込 720ml
「萬(よろず)の寿(ことぶき)」という名にふさわしい、久保田の最上級ライン。通常の萬寿よりさらに深い旨みとまろやかさがあり、特別な門出を祝うのにこれ以上ない一本です。蔵元の公式ショップではギフト包装とのし対応が可能です。
ペアグラス+日本酒のセットギフト
松徳硝子 うすはり 大吟醸 ペアセット(木箱入り)+お好みの日本酒
0.9mmの極薄ガラスが生み出す繊細な口当たりは、日本酒の香りと味わいを最大限に引き出してくれます。木箱入りのペアセットで約7,500円。ここに5,000円前後の純米大吟醸を合わせれば、予算12,000〜13,000円で見栄えのよいセットギフトが完成します。
Sake Diplomaの立場で言うと、うすはりの大吟醸グラスは吟醸酒の華やかな上立ち香(うわだちか)を集めるボウル形状になっているので、まさに日本酒のための専用グラス。新婚のふたりが一緒に乾杯する姿を想像すると、贈る側もなんだか幸せな気持ちになりますよね。
能作 錫製ぐい呑み ペア+片口セット
富山県高岡市の鋳物メーカー・能作が手がける錫100%のぐい呑み。錫には「お酒の雑味がまろやかになる」と古くから伝えられており、実際にお酒がふくよかに感じられる不思議な素材です。片口とぐい呑み2個のセットで約19,800円。これだけで結婚祝いの主役になるギフトです。
結婚式の両親贈呈品に日本酒を選ぶ場合
生まれ年のヴィンテージ古酒で「ありがとう」を伝える
結婚式のクライマックスで両親にプレゼントを渡すシーン。花束や体重ベアに代わって、新郎新婦それぞれの生まれ年の日本酒を贈呈するという演出が人気を集めています。
20年、30年と蔵の中で眠り続けた古酒は、琥珀色をした液体に時の重みが凝縮されています。披露宴のあとに家族で開けて飲む——その時間そのものが、かけがえのない思い出になるはずです。
まとめ
結婚祝いの日本酒は、銘柄名の縁起のよさ、ラベルの華やかさ、そして「ふたりで一緒に飲める」という体験を兼ね備えた、実に気の利いたギフトです。
迷ったら「越後鶴亀」や「来福」のような縁起銘柄を化粧箱入りで。もう一歩踏み込むなら、うすはりグラスのペアセットを添えて。お祝いの気持ちが、しっかり届くはずです。
酒器選びをもっと深く知りたい方は、こちらの記事をどうぞ。
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この記事を書いた人:Tasterr
J.S.A. SAKE DIPLOMA / Wine Expert。全国でお酒のイベントを開催し、これまで7,000人以上にお酒を注いできました。旅を通して、その土地ならではのお酒との出会いやペアリングを楽しんでいます。プロフィール [EN]
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