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キャンプでホットワインを作ろう|基本レシピと道具の選び方

秋冬キャンプの焚き火タイムに、スパイスの香りが立ちのぼるホットワイン。これを経験すると、もう冷たいビールだけのキャンプには戻れません。わたしが初めてキャンプでホットワインを作ったのは朝霧JAMという野外フェスで、気温が下がるなか飲んだ一杯の温かさは今でも忘れられない体験です。

ホットワインは本場ドイツでは「グリューワイン」、フランスでは「ヴァン・ショー」と呼ばれ、中世から親しまれてきた冬の定番ドリンクです。材料はワインとスパイスとフルーツだけ。キャンプ場で作るからこそ、焚き火の揺らめきとスパイスの香りが特別な時間を演出してくれます。

この記事では、基本の赤ホットワインレシピに加えて、白ワインや日本茶を使ったアレンジレシピ、そしてキャンプで使いやすい道具を紹介します。

ホットワインの基本レシピ(赤ワイン編)

材料(2〜3人分)

  • 赤ワイン: 1本(750ml)。渋みが穏やかで果実味のあるものが向いています。コノスル カベルネ・ソーヴィニヨン ビシクレタ レゼルバ(約620円〜1,000円)がスクリューキャップで扱いやすくおすすめです

  • オレンジ: 1個(輪切り)

  • シナモンスティック: 2本

  • クローブ: 3〜4粒

  • スターアニス(八角): 1個

  • はちみつまたは砂糖: 大さじ2〜3(甘さはお好みで)

作り方

鍋にワインを注ぎ、スパイスとオレンジを加えて弱火にかけます。ここで大事なのは沸騰させないことです。温度の目安は60〜70度。湯気がふわっと立ちのぼり、鍋の縁に小さな気泡が見える程度が適温です。ワインエキスパートとして補足すると、アルコールの沸点は約78度なので、沸騰させるとアルコールが飛びすぎて味のバランスが崩れます。

弱火で10分ほど温めたら完成。スパイスは入れっぱなしにすると苦味が出るので、好みの香り加減で取り除いてください。

おすすめ赤ワイン:コノスル カベルネ・ソーヴィニヨン ビシクレタ レゼルバ

ホットワインにはタンニンが強すぎない、果実味豊かなワインが向いています。コノスルのカベルネ・ソーヴィニヨンは果実味がしっかりありつつ渋みは穏やか。何よりスクリューキャップなので、キャンプ場でオープナーを忘れる心配がありません。

アレンジレシピ3選

白ワインのホットワイン(ヴァン・ショー・ブラン)

白ワインにレモンスライス、生姜の薄切り、はちみつを加えて同様に弱火で温めます。シナモンは控えめにして、代わりにレモングラスを加えると爽やかな仕上がりになります。甲州やソーヴィニヨン・ブランのような酸味のある白ワインが向いています。

ほうじ茶×赤ワインのホットワイン

茶スペシャリストとして一番おすすめしたいのがこのアレンジです。ほうじ茶を濃いめに抽出し(150ml程度)、赤ワイン350mlとブレンドしてスパイスを加えます。ほうじ茶の焙煎香と赤ワインのタンニンが溶け合い、深みのある味わいに仕上がります。焚き火の煙の香りとの相性も抜群です。

りんごジュース+白ワインのノンアル寄りホットワイン

白ワイン250mlにりんごジュース250mlを加え、シナモンとクローブで温めるレシピ。アルコール度数が半分になるので、お酒に強くない方や翌朝早い日にもおすすめです。りんごの自然な甘さでほぼ砂糖不要なのも嬉しいポイントです。

キャンプでホットワインを作るおすすめ道具

シェラカップ(ユニフレーム・スノーピーク等)

1〜2人分のホットワインなら、シェラカップ(300〜480ml)で十分です。直火対応のステンレス製であればそのまま焚き火にかけられます。取っ手がついているので熱い鍋をつかむ道具も不要。そのまま飲める手軽さが、キャンプのホットワインに最適です。

ホーロー鍋(キャプテンスタッグ・野田琺瑯等)

3人以上で楽しむなら、1L程度のホーロー鍋がおすすめです。ホーローは酸に強くワインの味を変えないため、テイスティングの観点からも理想的な素材です。アルミ鍋はワインの酸と反応して金属臭が出ることがあるので避けた方が無難です。

スパイスセットは自宅で小分け準備

シナモンスティック、クローブ、スターアニスは、出発前にジップロックにまとめて入れておくと現地での準備がスムーズです。お茶パックに入れておけば、鍋から引き上げる手間も省けます。

まとめ|キャンプのホットワインは"沸騰させない"が鉄則

ホットワインは材料を鍋に入れて弱火で温めるだけ。たった10分で、焚き火の夜を格段にリッチにしてくれる一杯が完成します。

覚えておくべきは沸騰させないこと。60〜70度でじっくり温めれば、スパイスの香りが穏やかに広がり、アルコールの角も取れてまろやかな味わいになります。基本レシピをマスターしたら、白ワインやほうじ茶のアレンジにもぜひ挑戦してみてください。

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この記事を書いた人:Tasterr
J.S.A. SAKE DIPLOMA / Wine Expert。全国でお酒のイベントを開催し、これまで7,000人以上にお酒を注いできました。旅を通して、その土地ならではのお酒との出会いやペアリングを楽しんでいます。プロフィール [EN]
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