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毎週の計画が水曜には崩れる人へ。バッファの入れ方と、崩れた日のリカバリー3手順

日曜の夜、手帳を開いて1週間の予定を書き込む。月曜に片づける仕事、火曜の打合せ、水曜までに出す資料。書き終えると、今週はうまく回りそうな気がしてくる。

月曜の午前、想定していなかった依頼が1件入る。対応そのものは40分で終わるのに、その日に予定していた作業が丸ごと後ろへずれる。火曜に取り返そうとして、火曜の分がまた押し出される。

水曜には、手帳に書いた予定と実際にやっていることが半分も一致していません。木曜には見るのをやめ、金曜は目の前の締切だけを追いかける。土曜に「今週も計画どおりにいかなかった」と思って、日曜の夜にまた同じ形の予定を書く。

この記事は、崩れないように精度を上げる話ではありません。崩れることを前提に組んで、崩れた日から半日で戻すための手順をまとめています。ツールは手帳でもカレンダーアプリでも構いません。

崩れるのは、純作業時間だけで週を埋めているから

予定を立てるとき、多くの人は「その作業に集中したら何分か」で見積もります。ところが実際には、前の作業の切り上げ、資料を探す時間、確認の待ち、戻ってきた質問への返信が挟まります。これらは作業名がついていないので、予定表に現れません。

もうひとつは、割り込みの数え方です。「週に2〜3件」と平均で考えていても、実際は月曜に3件まとめて来る週があります。平均で組むと、偏った週に破綻します。しかも偏りは予測できないので、予測の精度を上げる方向で解こうとすると終わりがありません。

そして、空きのない予定表は連鎖します。1件の遅れが次の枠を押し、押された枠がさらに次を押す。予定が100%埋まっている週は、1件の想定外で全部が崩れる設計になっています。崩れたのは実行力ではなく、余白を持たない組み方のほうです。

いまできる:1日1枠、45分の空白を先に置く

今週の予定表を開いて、各平日に45分の空白を1つずつ入れてください。名前は「予備」で構いません。すでに埋まっている場合は、いちばん後ろの予定を1つ外して空けます。

使い方の基準は3つです。

  • 前倒しには使わない。空いたまま終わった日は、その45分を早く上がる時間か、翌日の準備に充てます。前倒しに使うと、次の割り込みを受ける場所がなくなります。

  • 割り込みが来たら、まずこの枠へ入れる。他の予定を動かす前に、予備枠で受けられるかを見る。これだけで玉突きが止まります。

  • 週の後半に寄せない。月曜と火曜にも置く。前半で受けきれない量は、後半にはもっと受けきれません。

見積りについても、ひとつだけ基準を決めておきます。初めてやる作業は、見積り時間の1.5倍を予定表に書く。2回目以降は実測した時間をそのまま使います。1.5倍が過剰に思えても、空いた時間の使い道はいくらでもあります。

この2つ、45分の空白と1.5倍の見積りだけでも、週の途中で予定表を見捨てる回数は減ります。予定どおりに終わるからではなく、ずれたときに戻す場所が予定表の中にあるからです。

「予備日は金曜にまとめる」がうまくいかない理由

崩れた分をまとめて取り返す日を作る考え方は、一見合理的です。ただ、月曜の遅れを金曜まで持ち越すと、その間の4日間は遅れを抱えたまま進むことになります。抱えている状態そのものが、判断を鈍らせます。

また、金曜にまとめると、その日に別の締切が重なった週は受け皿が消えます。余白は、まとめて1日ではなく、毎日少しずつ置くほうが機能します。同じ合計時間でも、置き方で結果が変わる部分です。

ついでに、余白を確保することへの後ろめたさについても書いておきます。予備枠は休憩ではなく、割り込みを受けるための持ち場です。空いた日は早く上がってよい。そう決めておかないと、予備枠は数日で普通の作業枠に変わり、また100%埋まった週に戻ります。

有料パートには、次のものを入れています。

  • そのまま写して使える1週間の組み方テンプレ(1日4枠の割り当てと曜日別の配分)

  • バッファの入れ方(配分の目安と、置く場所3か所・使ってよい条件)

  • 崩れた日のリカバリー3手順(その日15分・翌朝10分・週半ばの再配置20分)

  • 金曜15分の週次見直し4項目(見る数字と、翌週に反映する範囲)

  • 割り込みを受けるときの判断表5項目(受ける・ずらす・断るの分け方)

  • つまずきやすい3場面(予備枠が埋まる/見積りが当たらない/週の後半で力尽きる)の対処

※ここから先は、実際に手を動かすための手順とテンプレートです。

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