2024年秋ドラマ マイダイアリー オマージュが散りばめられてる説
2024年秋期に放送されたドラマであるマイダイアリー。放送開始直後から、清原果耶の過去作に対するオマージュが散りばめられているとxの呟き
レベルでは話題になっていましたが、第8話終了時点で脚本家の兵藤るり
さんから、脚本レベルでは全く意図されていなかったことが明かされて
います。
※オマージュ:芸術や文学において、尊敬する作家や作品に影響を受け、
似た作品を創作すること
オマージュを上記の定義とすれば、確かに、マイダイアリーに散りばめ
られているのは正確にはオマージュとまで言えるほどの物は少ないと
思われます。
しかしながら、清原果耶目当てでこのドラマを見ていた私などは、
清原果耶の過去作を想起させるネタをあちこちで見つけては、
かなり清原果耶研究をした上でドラマ作りしたなと勘違いしたのでした。
勘違いの始まり(ドラマ放送前)
2024.9.12 マイダイアリーの主要登場人物 徳永広海の設定が、数学の天才でアメリカへ留学する挫折して帰国してきた大学3年生と発表された時、
数学一筋で生きてきたけど挫折した変人か、
おお、「まともじゃないのは君も一緒(通称:まと君)」の大野先生
(大野は天才じゃないけどね)じゃんと軽く思っていました。

2024.10.14 脚本家の兵藤さんの放送間近雑記に、
「普通って何なんだろう?」と考えるきっかけになってほしいと書いて
あったのを見て、おお、これはやっぱり「まと君」だよね、でも、まと君はスクリューボールコメデディーで、マイダイアリーはヒーリングドラマ。
似たような道具立てで、全く違う種類のドラマが作られるらしいので期待でワクワクしていました。
第1話(ポップコーンと優しさ)
期待の第1話 最初のセリフが「空飛んでたね サメ」。
サメ、サメなんですか!清原果耶界隈で、鮫といえば「おかえりモネ」の
俺たちの菅波。菅波先生が好きなものとして有名なあの「さめ」ですから、ええ、もう過去の作品を意識しているとしか思えないじゃないですか。

しかも、優希と広海の実質初デートは「サメ映画」、モネと菅波の初デートは「サメ展」これは絶対狙ったなと思っても仕方がないことなのですよ!
さらに、映画館とポップコーンの可愛らしいシーンは、「青春18×2」の
映画館のシーンも自ずと想起させられましまうのです。
1話で、それ以外に過去作を想起させるネタは「トンカツ」。清原果耶が
主人公の姪役(秋葉春海)を演じた「俺の話は長い」で、主人公の満
(生田斗真)が姪の将来より熱々のトンカツの方が大事と言い放つ
シーンを思い出しニヤリ。
第2話(ばんそうこうと心配性)
第2話は何と言っても「ぷるんっていうか きゅるんっていうか ん、ってこれどう言う感情?」のシーン。広海の笑顔に魅かれた優希が、自分の中に生まれた感情に戸惑うシーンです。
ここから想起されたのは、「おかえりモネ」第51話で、モネがウェザーエキスパーツに採用されたことを長文メールで菅波に報告したに、返ってきたのは「がんばってください」だけ。
モネが布団の中で「長文 送りつけた私がめちゃめちゃ恥ずかしいんですけど」「恥ずかしい? 、、、何で?」と呟く人気のシーン。

どちらのシーンも視聴者全員が分かっているけど、主役が自分の中に生まれた「恋の卵」に気づけていないとう超可愛らしい名シーンなのですが、まさか、マイダイアリーのこのシーンが「おかえりモネ」を全く知らずに書かれたとは夢にも思わなかったのです!!
第3話(あくびと信頼)
主人公の隣に住む謎の女性(中村ゆり)。第3話で優希にトムさんと呼ばれていると判明。
トムさんといえば、「おかえりモネ」でもトムさんいたよなぁ。こちらは、謎の男性。
マイダイアリーのトムさん、第8話で実は生前の優希の母親の知り合いだったことが判明します。
富田緑(トミタミドリ) 演者は中村ゆり 謎の隣人(実は母の心友)
常に競馬新聞を持ち歩き腕に虎のタトゥーあり
田中知久(タナカトモヒサ) 演者は塚本晋也 父の大学生時代の知り合い
自称カメラマン ドラマ登場時はジャズ喫茶のマスター
似ているような、似ていないような絶妙キャラ設定。
そして「好きだったものを失った経験」、マイダイアリーの広海は挫折して
大好きだった数学から逃げて日本に帰国。
「おかえりモネ」のモネは、震災をキッカケに大好きだった音楽から離れて、愛用のアルトサックスもケースにしまったままで開けることすら
できなくなっている。
トドメは、「霊媒探偵 城塚翡翠」の伝説の「コテん、スヤ〜ァ」シーンまでが、マイダイアリーでも再現されるとは、まあ意味合いは随分違っています
けどね。

第4話(似顔絵と大事な人)
4話で主人公の優希は、家庭教師をしている生徒の遥斗に頼まれて、ハロウィンの「かぼちゃの帽子」をつくるのですが、結局、大人が被るのに不似合いな被り物を自分で身につける羽目になります。ここで思い出すのが、「ファイトソング」で主人公の花枝が、罰ゲームとして鬼のコスプレ(多分節分の?)をさせられるシーン。カボチャの帽子も赤鬼の天パかつらも破壊力抜群。これを、どちらも可愛く着こなす清原果耶、恐るべし。


第5話(くつ下と居場所)
第5話で、広海は旧友の克弥に和解の印に赤ちゃん用靴下を贈るシーンがありましたが、「宇宙でいちばんあかるい屋根」でも主人公のつばめが義母にほぼ同じことをするシーンがあって、おお、オマージュだと思ってしまったのでした。

よくよく考えれば、広海と克弥は違う色の靴下を履く者同士として深く結びついていて、生まれてくる克弥の子供に2足の違う靴下を贈るのは、物語上の必然性が高く、オマージュでなく当然描かれて然るべきシーンですね。
そして何より過去作を強く想起させるのは、優希と広海の仲が深まるキッカケが洗濯機な事、「おかえりモネ」ではより正確にはコインランドリーで色々起こるのですが、こちらは枚挙にいとまがない程の名エピソードがありますねぇ。
第6話(手と本当の気持ち)
第6話はもう何というか。私にとっては(おそらく「おかえりモネ」好き界隈でも)「モネ味」に満ち満ちた回です。
もともと仲が良かった姉妹の間に、あることがきっかけで溝ができてしまい、ついに大爆発とか、
「人の手」のありがたさ、マイダイアリーでは「そっと背中を押してくれる手」、おかえりモネでは「人を癒してくれる(手当の)手」

そして銭湯。優希の実家が銭湯とは!モネの東京の下宿先は銭湯。ああ、シンクロニシティ!!
第7話(フィルムカメラと人生の日記)
フィルムカメラから想起されるのは、「1秒先の彼」。清原さんが演じる主人公の長宗我部麗華は、父親の形見のフィルムカメラで写真を撮るのが趣味のイケてないカメラ女子。
清原果耶に、何をするにもワンテンポ遅れるイケてない女子大生をやらせるとは、なんたるミスマッチと思っていましたが、マイダイアリーでも普通の女子大生とは、しかし、どちらも見事に演じていましたね。
第8話(ギフトとじぶんの役割)
高校の教壇に立っている優希を見て想起したのは、「inver城塚翡翠倒叙集」の第2話で教壇で犯人と対峙する姿。しかも、城塚翡翠は小学校にブリブリの衣装で登場し、地味な犯人をイラつかせるのに反し、マイダイアリーの優希はミニスカート姿で登場した、恋のライバル?出口楓にチョッピリジェラシーのおまけつき。

そして第8話は何より広海の「敬語男子」振り(広海の敬語は1,8,9話で披露されるのですが)。思えば、「おかえりモネ」の菅波先生は、結構キツいことを言う時も基本敬語男子なのよねぇ。だからこそ、ここぞのタメ口が破壊力抜群なんですが!! 第9話で肝心な告白が敬語の広海とは真逆で、どちらも可愛い。
第9話(傘と「きせき」の黄金比)
最終話は、最後のところが、最後のところの「モネ味」がすごい!!
優しさが水みたいにいつも側にあって「循環」するモノって思えたら、
「マイダイアリー」で主人公の優希が最後にたどり着いた結果は、
「おかえりモネ」の背骨のところに流れていた大きなテーマでもあります。
「おかえりモネ」では「全てが整った後に雨が降る」のがお約束なのですが、マイダイアリーでもやっぱり雨降りました。
そして「相合傘」から、ラストは二人が手を繋いで歩くシーン。これを見た時には、マイダイアリーの脚本が、全く「おかえりモネ」を知らずに書かれていたと知っていたので、
ああ、「人生の歩幅」が合うと、こう言う奇跡的なことが起きるのだねと
思ったのでした。
(まあ、制作と演出が意識していた可能性もありますが)




以上、思いつく限り羅列して見ました。
「終わり」

