「地球が回る」朝に、私が仕事を休むと決めた理由。しつこいメニエール病との付き合い方
繰り返す目眩 ー 目眩リターン。執拗いメニエール症
この記事でわかること
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✓\ \textbf{繰り返すめまいの正体とその背景} \\ \hline
✓\ \textbf{メニエール症とはどんな病気か(やさしく要約)} \\ \hline
✓\ \textbf{「イソバイド」とのちょっと苦い付き合い方} \\ \hline
✓\ \textbf{再発とどう向き合うか、日常でできる工夫} \\ \hline
✓\ \textbf{めまいと共に働き、生きていくヒント} \\ \hline
\end{array}
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朝の廊下で、地球が回った
目眩は、前触れなく戻ってきます。
ある朝、目が覚めてリビングへ向かう廊下でのことでした。
真っ直ぐ歩けない。壁が近づいてくる。いや、私が蛇行しているのか。
「……あーー、またか。」
目が回る。体がふわりと浮く。
例のメニエールかなぁ。これは参ったなぁ。
椅子に座っても、地球は律儀に回り続けます。どうやら今日は仕事になりそうにありません。
自社、一次請け、現場へチャットで連絡。勤怠システムに「欠勤」と入力。有給は温存派です。未来の自分のためのささやかな防衛策。

こうして、目眩リターンの一日は始まりました。
メニエール症とは何者か(やさしく解説)
何年か前、同じようにぐるぐるして耳鼻科を受診しました。
診察室では耳の中をのぞき、目の動きを調べ、直線歩行をしてみたり。
「目が細かく揺れていますね」と言われました。自分では気づきませんが、体は正直です。
診断はメニエール病でした。
メニエール症をひと言でいうと
耳の奥にある「内耳」という場所がむくみ、
・激しい回転性のめまい
・耳鳴り
・耳が詰まった感じ
・聞こえにくさ

といった症状が繰り返し起こる病気です。
耳の中には、音を感じる部分と、体のバランスを取る部分があります。そこには液体が満たされていて、本来は一定の量に保たれています。
しかし、ストレスや睡眠不足などが重なると、この液体のバランスが崩れ、耳の中が“むくんだ”状態になります。すると、平衡感覚がうまく働かず、まるで酔ったような状態になるのです。
やっかいなのは、「良くなった!!」と思っても、しばらくしてまた繰り返すこと。
私の場合、どうやら“再発組”のようです。
苦い相棒「イソバイド」
処方された薬は「イソバイド」。

ジェル状で、とにかく苦い。
正直に言います。お世辞にも美味しくはありません。
薬局で渡されたのは1日3本×30日分。
箱を見て思わずつぶやきました。
「……本数、多くない?」
この薬は体内の水分バランスを整え、耳のむくみを改善するためのもの。いわば“耳の排水ポンプ”の応援団です。
日頃から利尿剤を飲んでいる身としては「さらに出すのか」と複雑な気持ちもありましたが、背に腹は代えられません。
回復までの、静かな時間

飲み始めて1週間:正直、あまり変わりません。ベッドに横になると、吸い付くように起きられない。重力2倍キャンペーン中。
2週間が経つ頃:少し軽くなった感覚がありました。廊下を真っ直ぐ歩ける。これだけで感動です。
3週間後:ぐるぐるはほぼ収まり。
4週間後:ほぼ元の生活へ。
回復は劇的というより、じわじわ。
春が近づくような感じでした。

メニエールは完治するのか?
よく聞かれます。
結論から言うと、半数ほどは落ち着くと言われています。ただし、ストレスが強くかかると再発することもあります。
メニエール症は、体質だけでなく「生き方」とも関係が深い病気です。
責任感が強い
頑張りすぎる
休むのが苦手
……耳は、案外見抜いているのかもしれません。
年に何度かの“壁タッチ歩行”
年に数回、朝起きてトイレに向かうとき、ふらつくことがあります。

廊下の両側の壁に肩をぶつけながら進む姿は、まるで酔っ払い。
でも、お酒は飲んでいません。朝ですから。
そんな日は「今日は無理しない日」と決めます。
めまいと付き合うコツは、
“勝とうとしないこと”。
無理に押さえ込もうとすると、余計に体がこわばります。
再発を減らすためにできること
医療的な治療に加え、日常生活も大切です。
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\begin{array}{|l|l|l|} \hline
1 & 睡眠を削らない &
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夜更かしは、耳への静かな攻撃。まずは6〜7\\時間を目標に。
\end{array}
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2 & 塩分を控えめに &
\begin{array}{l}
体の水分バランスを整えるため、味の濃さは\\ほどほどに。
\end{array}
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3 & 軽い運動 &
\begin{array}{l}
ウォーキングなどの有酸素運動は、自律神経\\を整えます。激しい筋トレより、気持ちよく\\続く運動を。
\end{array}
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4 & 休む「勇気」 &
\begin{array}{l}
これが一番難しい。でも、長く働くための戦\\略でもあります。
\end{array}
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\end{array}
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目眩リターン。でも、人生もリターンする
目眩は、突然戻ってきます。
けれど、落ち着いた日常も、ちゃんと戻ってきます。
メニエール症は、確かにしつこい。
でも、付き合い方はあります。
大切なのは、
「また来たか」と言える余裕を持つこと。
もし今、ぐるぐるの最中にいる方がいたら。
焦らなくて大丈夫です。
廊下を真っ直ぐ歩けない日があっても、人生まで曲がる訳ではありません。
耳は、あなたにこう言っているのかもしれません。
「ちょっと、休もう。」

どうか、その声を無視しないでください。
そして、違和感があれば早めに耳鼻科へ。
未来の自分のために、今日できる一歩を。
目眩リターンの物語は続きます。
でもそれは、あなたが弱いからではありません。
少しだけ、頑張り屋なだけです!!
