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【実習でそのまま使える】  成人看護学(急性期)疾患:急性心不全 アセスメント



事例紹介

A氏の基本情報
• 年齢:72歳
• 性別:男性
• 診断名:急性心不全
• 入院形態:救急搬送による緊急入院



身体的背景
• 身長168cm、体重72kg(入院前より+3kg)
• 血圧168/90mmHg
• 脈拍104回/分
• 呼吸数26回/分
• SpO₂92%(室内気)
• 下腿浮腫あり
• 胸部X線:肺うっ血
• BNP:720



既往歴
• 高血圧症(15年前〜)
• 脂質異常症
• 心不全での入院歴なし



内服薬(入院前)
• アムロジピン
• ロサルタン
• ロスバスタチン



生活・社会的背景
• 妻と2人暮らし
• 退職後、日中は自宅で過ごすことが多い
• 家事や買い物は主にA氏が担当
• 塩分制限の意識は低く、外食や総菜をよく利用



精神・心理的背景
• 「家では自分が動かないといけない」という思いが強い
• 入院に対して「迷惑をかけて申し訳ない」と発言
• 病気について詳しく質問する様子は少ない






① 呼吸・循環

A氏は72歳であり、老年期にあたる。
老年期では心筋の収縮力や血管の弾力性が低下し、循環調節機能が低下しやすい。これは加齢により心筋細胞数が減少し、動脈硬化が進行するためである。

A氏は急性心不全と診断され、肺うっ血、BNP高値、呼吸数増加がみられている。

以上より、心機能低下により肺循環がうっ血し、ガス交換が障害されている状態であると考えられる。老年期で予備力が低下しているため、呼吸状態が急激に悪化するリスクが高い。



② 食事・水分摂取

老年期では味覚の低下や長年の生活習慣により、塩分摂取量が多くなりやすい。

A氏は外食や総菜の利用が多く、塩分制限への意識は低かった。体重増加と浮腫がみられていることから、体液貯留が生じていたと考えられる。

これらより、食生活が心不全増悪に影響していた可能性が高い。

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