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注文住宅を建てるまでの物語⑥ 工事中止しますか?

こんにちは。こだまです。これは人生一度目の家づくり(2世帯住宅)で大失敗した経験があるにも関わらず、後先考えず二度目の家づくりに挑んだ記録です。

なお、この記事は私の体験をベースに書いていますが、諸々の権利の関係上、登場する人物や施設名はすべてフィクションであり、事実とは異なります。ご了承ください。

これまでのあらすじ
「この担当さんだからこの会社に決めた!」という勢いで工務店を決めたものの、その担当Fさんは契約日に退社宣言。
その後、担当さんがコロコロ変わり次第に不信感を募らせる私たち。

そんな中でも、一時的に楽しい打ち合わせはありました。
しかし、今回、危機的な決裂に陥ることになります。お楽しみください

あれ?こんな打ち合わせしましたっけ?

前回、内装に関わる諸々の詰めの話をして新しい家のイメージが膨らんできたために、家づくりの楽しいフェーズに入ったと我々は思ったのでした。

それで今回の打ち合わせを我々夫婦は楽しみにしながら、家から1時間半かけて工務店の支店へとクルマを走らせたのであります。

今回待っていたのは、チーフ建築士のXさんと新人のUさんの2人。ナゾの担当Sさんは不在。このあたりで少し怪しい。

最初に前回の打ち合わせのおさらいと最新見積額の提示。

今回は早くもここで暗礁に乗り上げます。細部が全然合っていない。

例えば、キッチン、浴室のメーカーがL社からT社に変わっている。
例えば、洗面所のつけ置き洗い用のスロップシンクが普通の洗面台に置き換わっている。
例えば、造作のアイロン台は不要と伝えていたのに、きっちり付ける仕様になっている。

さらには、2階の採光用のFIX窓の位置を北へずらすことになっていたものが、一つ新たに追加されている。
などなど。ほかにも何点かありますがもう書ききれない。

修正テープ?

追い討ちとして、Uさんが差し出してきた現時点での見積書。
最初に目についたのは、修正テープで修正された上から、手書きで額が書き込まれています。はあ?修正テープ?

また、その額が問題。
契約前に約束していた上限額をすでに300万円あまりオーバーしています。

300万円オーバーって

契約前にその時担当してくれていたFさんとは上限額の範囲内で話を進めることを固く約束して、契約に至ったのでした。

修正テープのことは咎めず、上限額をこれほどオーバーしているのはなぜか?
私は可能な限り穏やかに尋ねます。

怪訝な顔のチーフ建築士は、見積書をじっと見つめながら言います。
「ああ、これは税額が含まれていますね。修正します。」

約束が違う

私「いえ、ここに税額はきちんと計上されています。仮に税額が含まれているかどうかに関わらず、こちらが示した上限額を超えない範囲で提案していただく約束でした。」

チーフ建築士Xさん
「私どもはお客様との打ち合わせの結果としてかかるコストを積み上げていくのが原則です。先日までの打ち合わせ結果でこのような額になっています」


「キッチン、浴室がL社からT社に変わっていること、スロップシンクが希望通りでないこと、造作のアイロン台は不要と伝えたこと、採光用の窓が増えていることなどはどういうことですか?前回の打ち合わせには出ていないことだし、私たちが承認したことでもありません。明らかに価格が上がっています」

困った顔のX氏。
これは営業担当の管轄であって、どうもX氏は詳細を知らない様子。
その横でUさんは電卓を叩いて見積書の再計算をしている模様。

しばらく沈黙。
おもむろにX氏が説明を始めますが、もうトンチンカンな説明。語るに落ちるの典型的なパターン。

漂う気まずい沈黙。

追い討ち 計算が間違ってました

さらにUさんがおそるおそる切り出します。
「すみません。計算が間違っていました。税額を二重計上していました。後日、正確な見積書をお送りします」

当初の約束を守ってほしい

せり上がってくる怒りを抑えつつ私は言いました。
「前担当のFさんは言いました。『こんなはずじゃなかった、とお客様から絶対に言われることのないよう、上限額の範囲内でお客様が満足できる提案を約束します』と。私はまさに今こんなはずじゃなかったと失望しています。今日はこれで帰ります」

工事中止しますか?

帰り際にX氏「工事は中止しますか?棟上げは終わりましたが、お客様のご意向で止めることはできます」

私「これからもこのような形で進むのであれば、それも検討しなければなりません。打ち合わせごとの記録はとっていないのですか?前任者からの引き継ぎはなさっていないのですか?」

X氏「記録はあります。引き継ぎもしていますが、Fはすでに退社していますので。確認はしてみます」

私「私は今日の見積書の計算にも不信感を持っています。今日はこれで失礼します」
バタン。

第6話終わり

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