注文住宅を建てるまでの記録③
こんにちは。こだまです。
これは1回目の家づくりで大失敗した経験があるにも関わらず、後先考えず2回目の家づくりに挑んだ記録です。前回のお話は、お気に入りの担当さんが契約の日に突如退社宣言をしたシーンを書きました。
今回は、そこから始まる新しい担当さんとの格闘、じゃなかった確執を描きます。お楽しみください。
なお、これは事実ベースの記事ではありますが、諸々の権利の関係で意図的にフィクションを組み込んだり設定を変えたりしていますのでご了承ください。
第2話 話が違う!
この人がいるからかの会社で家つくろう!と意気揚々と契約に臨んだ当日。担当Fさんの退社宣言という爆弾が投下され暗雲立ち込めた日。
帰り道、本当に空には雷雲が立ち込め、やがて雷が鳴り響き、大粒の雨が激しく車のボディを叩いたのでした。
舞台設定としては、これ以上ないほどの悪い予感が充満した日となりました。
次の打ち合わせ日は、2週間後の午後。
工務店の事務所に着くと、引き継ぎをしたベテランのSさんと若い女性のUさん。
席に着くなり早々にSさんがその女性を紹介します。
「これからこだまさんのおうちづくりの担当となるUです。途中入社ですが、前職も建築系の会社で働いており、建築士の資格も持っています」
そこでUさんがうやうやしく名刺を差し出し自己紹介します。
ほぼ、私の娘と変わらない年頃の、さらさら髪の綺麗な方。
私と妻は思わず顔を見合わせます。
ベテランのSさんが担当じゃないの?
そう言うと、Sさんが説明します。
実は自分は正式には社員ではなく、フェローという立場で、このUの教育担当であると。
ご安心ください。
担当はUですが、私がしっかりフォローしますから。
事務所には、一級建築士のTさんもいて言います。
「うちはチームで仕事をします。
チーフである私もしっかりフォローしますのでご安心を」
こう何回も安心という言葉を使われるとかえって不安になるというもの。
私の長年の仕事の経験から、チームで仕事をするを標榜する会社は得てして責任の所在が曖昧になりがち。
話が違う!
叫び出しそうになるのを必死で堪え、私はやんわり切り出します。
「つまり前任のFさんが辞めて、一旦はSさんが担当になり、2週間でまた担当さんが変わったということでしょうか?」
無論、私の声には3千本くらいのトゲがあったことでしょう。
一瞬、場が凍りつきます。
ややあってベテランSさんが満面の笑顔で、先ほどのフォローとご安心をの言葉を繰り返します。
予感どおり疑わしいことこの上ありません。
この後、間取りについての細かい打ち合わせを行いましたが、UさんはSさんの横でじっとして時折、ニコリと笑顔を見せるだけでした。
この日はそれでお開き。
気になったのは、あんなに細かい打ち合わせをしたのに、誰も細かいメモを取らなかったこと。私を除いて。
チーフのTさんだけが図面らしきものにちょこちょこ朱を入れているのが見えましたが、それだけ。
その後、毎回毎回、微妙な食い違いが連発しますが、その話はまた次回に。
次回は、「看板に偽りがないか?」です。
