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注文住宅を建てるまでの悪戦苦闘の記録① 土地を買った日

「こだま」と申します。
長年、公務員として生きてきて、すでに60歳。
そこから新しい土地を購入し、注文住宅を建てるまでの楽しみと苦労を綴ります。

なお、登場する人物や施設名はすべてフィクションであり、事実とは異なります。

「それ、無理があるのでは?」と多くの人に聞かれました。
退職金とこれまでの貯蓄のほとんどを注ぎ込んで、新しい家をつくろうとしていることに対して。
でも、人生は一度きり。
過去に一度、大手住宅会社で家を建てたものの、諸般の事情で大失敗をしました。
今回は、雪辱の家つくり。
無謀といえる私の戦いを綴ります。
なお、この記事には決してきらびやかで人が羨むような装飾も間取りも出てきません。
定年後の夫婦が住む30坪のこぢんまりした家が出来上がるまでのリアルなお話です。

皆さまのお役に立てば幸いです。

第1話 土地を買った

202X年3月31日 役職定年

私は、その日、役職定年となり職場トップの地位を下りて、公務員人生の一つの区切りの日を迎えました。

60歳を過ぎたら何をする?
私にはささやかな望みがありました。
それは、「住み慣れた土地を離れ家をつくって新しいステージに向かう」こと。

そうなるまでの経緯はおいおい語るとして、まずは土地探しから。

現在の住まいはS県の西の外れにあるK市。
災害はほとんどなく住み心地は悪くはない地域ですが、何せ交通の便が悪い。
ということで、県東部の交通の要衝であるT市に狙いを定めます。

本来であれば、発展著しいF県に住みたいところではありますが、土地価格が高騰していること、今後数年間は再雇用で働きたいことも含めて、交通の便の良いT市で土地探しをすることで妻とも大筋合意。というか、妻の希望がT市に住むことだったので。 

ネットを駆使して目ぼしい土地に当たりをつけました。
空き家を解体して売りに出される予定の土地を見つけました。

70坪

やや古めの団地内の70坪の土地。
新幹線駅まで歩いて15分。
すぐ近くに小学校。
大きなスーパーはクルマでしか行けない。
しかし、悪くない。
汗の吹き出す酷暑の日、ほぼ即決で不動産会社と購入計画を結びました。
価格は1500万円弱。
その地域にしては、ややお高めでしたが、閑静な住宅街であることが気に入りました。

住宅会社どうする?

さて、次は住宅会社を決めなければなりません。
何件もモデルハウスやオープンハウスを見てきた結果、目星をつけた住宅会社がF県にありました。

床や階段は無垢材、壁は塗り壁。
きらきらした装飾は一切なし。
部屋はできるだけ壁で仕切らず、エアコンは可能な限り1台で済ませたい。
そんな希望を叶えてくれる会社です。

無垢材をたくさん使った家がいい。
壁は塗り壁。

では、そのお話はまた次の回で。


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