プラモデルと私#5:30MF『リーベルプリースト』を作る①
最近ホビーショーや各メーカーの新作発表会などに
充てられ、私の中の模型熱が上がってきている。
これは積みプラたちを崩していくいい機会だ。
というわけで、今回はバンダイスピリッツが
展開する私のイチオシのブランド、
『30 MINUTES FANTASY(30MF)』の中から
「LIBER PRIEST」を組み立ててみよう。
折角なので今回はプラモデルを作った事がない方にも
興味を持っていただける様、なるべくわかりやすく
解説しながら進めていこうと思う。

看板娘、リシェッタ嬢にお願いする。

それでは早速パッケージを開けてみよう。

買ってきたプラモデルの箱を開けて、
そのパーツの量などに圧倒されてそのまま箱を
閉めてしまう事もある😂
これを界隈では「そっ閉じ(そっと閉じるの略)」という。
こうして積みプラは増えていく・・・。
内容物はこんな感じ。

入っている。このキットでは使用しないが
他に色分けを補うシールなどが入ってる場合もある。
プラモデルは前述の画像のように、パーツが
”ランナー”と呼ばれる枠に繋がった状態で
パッケージに入っている。
このランナーからパーツを切り離して組み立てて
いくのだが、この工程がプラモデル初心者にとって
「壁」となってしまう場合がある。

右側についているのがランナータグ。
(このランナーなら”[D1]ランナー”)
また各パーツにはナンバーが割り振られている。
(今回は強調するためナンバーに着色済み)
プラモデルを組み立てていく時、このように
色々なランナーから必要なパーツを切り出して
いくのだが、これが慣れないと大変だったりする。
例えば上の画像の[D1]ランナーから⑱と⑳の
部品(説明書には”D1⑱”といったように記載)を
組み合わせると胸部が出来上がるのだが、
実際にはこの2つのパーツの間に頭や腹部を
繋ぐための部品を挟み込む必要がある。
この関節にあたるパーツが”D1”ではなく”B”や
”C2”といった別のランナーに配置されていたりする。
つまり胸部を組み立てるのに
〔D1⑱、D1⑳、B③、C2⑨(一例)〕という
4つのパーツが必要なら、いくつものランナーから
D1やBのランナーを捜し、そこからさらに
⑱や⑳や③番のパーツを見つけないといけない。
多くのプラモデルは1枚のランナー(=金型)に
なるべく効率的に部品を配置し、少しでも
少ない樹脂で成型出来るように設計されている。
そのためにパーツの配置はバラバラになっている
ケースがほとんどであり、頭・胴体・腕など
部位ごとにまとまっているわけではないのだ。
この「ランナーからパーツを捜す」というのが
初めてプラモデルを作るような人にとっては
大きな壁となってしまうのである。
バンダイは『30 MINUTES LABEL』の1番手、
『30 MINUTES MISSION』の頃からこの問題を
解決するために色々と手を打っている。

オレンジ部分は”頭”、赤い部分は”胴体”など、パーツが
組み立てる部位ごとにランナー上でまとめられている。
”30MM”のコンセプトのひとつは「30分で簡単に
組み立てが出来る」事。
そのためにこれまでどのメーカーもやらなかった
「組み立てる部位ごとにパーツ配置をまとめる」
という、組み立てる人目線での設計を行なった。
プラモデルを作る事に慣れている人にとっても
これは非常にありがたく、作業時間の短縮に繋がる。
ちなみにこの部位単位でまとめられたランナー
配置はのちに一部のガンプラにも導入された。
そして美少女プラモデルコンテンツ”30MS”や
”30MF”ではそこからさらに1歩踏み込んでいる。

中段あたりに注目していただきたい。
「ランナーを折る」「同じ番号で集める」と
記載されている。

入っているのがお分かりいただけるだろうか。

折って切り離した上側のランナーには”③”、
下側には”②”のタグが[A]のタグとは別についている。


これで”頭+胴体”の部品が揃っている。
他のパーツは頭と胴体が出来上がるまでは
触る必要がないというわけだ。


(仕事のせいで爪が汚くてスミマセヌ…)

挟み込んで組み合わせる。

頭が完成!



胸元にあるクリアパーツがポイント。

・・・アレ?🤔
ここで注目していただきたいのが説明書だ。

「こちらのパーツは全て使いました。」
と仕分けたランナーのパーツは使い切ったと
説明が書いてあるのだ。
この時点でもしこのランナーにパーツが
残っていたら、組み付け忘れている部品が
あるという事。
こうした細かいチェックによって組み間違いが
極力起こらないように注意しながら作業を
進める事が出来るのだ。なんという親切さ!


両腕を組み立てていくのだが、
このままではいつまでもリシェッタちゃんが
未完成のボディを抱えていないといけないので
先に[○]③タグを集めて両足を作っていこう。
模活に慣れているとこういう作り方も出来るのだ。
今回はここまでとしよう。
プラモデル作りは本当に楽しいものだ。
こうした記事でその一端だけでもお伝え出来れば
幸いである。
次回は組み立てを進めながら、”30MF”の
世界観などもご紹介していこうと思う。
