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感情の解像度を上げる、春の処方箋

こんにちは。春の足音が少しずつ、でも確実に近づいてきているのを感じる今日この頃ですね。

立春を過ぎて、暦の上ではもう春。朝の空気はまだツンと冷たいけれど、駅へ向かう道すがら、ふとした瞬間に沈丁花の香りが混じったり、街を歩く人のコートの色が心持ち明るくなったり。そんな小さな変化に、なんだか「置いていかれないようにしなきゃ」と、少しだけ焦燥感を覚えるのも、この季節特有の心の揺れかもしれません。

新社会人として走り出した皆さんも、気づけばあと少しで「2年目」という新しい看板を背負うことになりますね。

「毎日、ただ必死に食らいついていたら1年が終わろうとしている」
「思い描いていたキラキラした自分とは、ちょっと違う場所に立っている気がする」

そんな風に、期待と不安が入り混じった複雑な季節を過ごしているあなたへ。今日は、私が大切にしている「感情リテラシー」というお守りについて、ゆっくりお話しさせてください。

その「モヤモヤ」に、名前をつけてあげる


仕事をしていると、どうしても言葉にできない感情が胸の奥に溜まっていくことがありますよね。
上司からの何気ない一言に、胸がチクッとした。
同期が大きなプロジェクトに抜擢されたのを見て、指先が少し冷たくなった。
期待されていたはずの仕事でミスをして、帰り道の電車の窓に映る自分の顔が、ひどく情けなく見えた。
これらを全部まとめて「ストレス」とか「疲れ」という言葉で片付けてしまっていませんか?

実は、私たちの心を守り、明日へのエネルギーをチャージするために一番大切なのは、「自分の感情を正確に読み解く力=感情リテラシー」なんです。

例えば、あなたが感じているその「苦しさ」は、本当に「仕事が嫌い」だからでしょうか?

• 「寂しさ」(もっと誰かに自分の頑張りを見てほしい)
• 「悔しさ」(自分ならもっとうまくやれたはずだというプライド)
• 「羞恥心」(できない自分をさらけ出すのが怖い)
• 「違和感」(自分の価値観と、今の環境が少しだけズレている)

こうして感情を細かく分類していくと、不思議なことに、得体の知れない不安は少しずつ形を変えていきます。「正体がわからない化け物」は怖いけれど、「名前のついた隣人」なら、どう付き合えばいいかが見えてくるからです。

「ネガティブ」は、あなたが一生懸命生きている証


20代、特に社会人1年目は、「ポジティブでいなきゃ」「明るく振る舞わなきゃ」と自分にプレッシャーをかけてしまいがちです。でもね、感情に「良い・悪い」なんて本当はないんです。
怒りを感じるのは、あなたが何かを「大切にしたい」と思っているから。
嫉妬を感じるのは、あなたが「あんな風になりたい」という向上心を持っているから。
落ち込むのは、あなたがそれだけ「真剣に向き合った」から。
感情は、あなたの心が発信している「SOS」ではなく「メッセージ」です。
立春を過ぎ、冬の間に溜め込んできた冷たい感情が、春の暖かさに触れて溶け出していく。今は、そんなデトックスの時期。涙が出る夜があっても、それは心が新陳代謝をしている証拠です。

「私、今めちゃくちゃ悔しがってるな。それだけこの仕事に本気だったんだな」

そんな風に、自分の感情をジャッジせずに、ただ「実況中継」してみてください。

「感情の解像度」を上げると、世界が変わる


感情リテラシーが高い人は、自分の機嫌を自分で取るのがとても上手です。
自分がどんな時に喜びを感じ、どんな時に心が削れるのか。その「心のトリガー」を理解していると、仕事のパフォーマンスも驚くほど安定します。
例えば、立春あけのこの時期なら、あえて「五感を満たす」ことに意識を向けてみてください。

• お気に入りの入浴剤を入れて、スマホを置いて15分だけお風呂に浸かる。
• 少しだけ奮発して、春色のリップを新調してみる。
• 朝、少し早く起きて、丁寧に淹れたコーヒーの香りを深く吸い込む。

これらは単なる贅沢ではなく、「自分の感情のコンディションを整えるための知的な技術」です。20代の今のうちに、この技術を身につけておくと、30代、40代になったとき、あなたはどんな荒波も軽やかに乗りこなせる素敵な女性になれるはず。

明日のあなたへ贈る、小さな魔法


明日もまた、満員電車に揺られ、PCの画面と向き合い、誰かの期待に応える一日が始まります。
もし、心が折れそうになったら、心の中でこう唱えてみてください。
「私の感情は、私そのものではない。私が着ている服のようなものだ」と。
服が汚れたら洗えばいいし、季節に合わなくなったら着替えればいい。
今日の悲しみは、一生続くものではありません。
今の焦燥感は、あなたが成長しようと脱皮している最中の痛みです。
立春を過ぎたこの時期の風は、冷たさの中に必ず「温かい兆し」を含んでいます。
あなたの今の努力も、今はまだ芽が出ていないように見えるかもしれないけれど、土の下では確実に根を張り、春に花開く準備を整えています。
あなたは、あなたが思っている以上に、よくやっています。
今日まで歩いてきた自分を、まずは力いっぱい抱きしめてあげてください。

おわりに


新社会人としての最初の冬を越そうとしているあなたへ。
本当にお疲れ様でした。
ここまで来られたこと、それだけで100点満点です。
感情リテラシーを高めることは、自分を甘やかすことではありません。自分という唯一無二のパートナーと、一生仲良くしていくための「最高の教養」です。

今夜は、少しだけ早く電気を消して。
明日、職場のデスクに座ったとき、昨日よりも少しだけ「自分の心の声」に優しくなれているあなたでありますように。

春は、もうすぐそこ。

あなたの才能が、そしてその豊かな感情が、色鮮やかに花開くのを、私は誰よりも応援しています。

もしよければ、今あなたが感じている「名もなき感情」を、コメント欄やノートの片隅に書き出してみませんか?
言葉にすることで、心に新しい風が吹き抜けるかもしれません。具体的なワークシートや、私が実践している「感情日記」の書き方についてもっと詳しく知りたい方は、ぜひ教えてくださいね。

そんじゃね!

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