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首すじの風よ願わくばハワイへ



フーーーっ



ん?



フーーーっ



んん?



首すじに何か感じる。手で触るが何もない。後ろを見ても何もない。気になって場所を移す。



フーーーっ



???



いったい何だ、息を吹きかけられるようなこの感覚。動いてもついてくる。




頭の中が疑問で埋まり、ワケが分からない中、私はゆっくり目を覚ました。



ぼんやり天井を見る。夢から覚め、まだ頭が現実に戻ってこない。何をしていたんだったか。



フーーーっ



!!



また首すじに何かを感じた。急速に思考が焦点を結ぶ。



なるほど全て理解しました。犯人確保です。


ムスコがやけに近くで寝ていました。わざわざ人の枕にアタマを載せて、鼻息が首すじにあたっている。



目覚めたムスコに苦情を入れます。夢にまで出てきたわと。しかしながらその話が面白かったらしい。反省の色はない。



仕返しに同じことをしてやろうかと考える。目が覚める前のひととき、鼻息を同じ場所にあびせるのだ。


考えたのだが、アウトではなかろうか。何がどうとは上手く説明できないが、なんとなしにアウトな気がする。大人の尊厳的に。今日はここまでにしといてやるぜ。



ただこれは言っておきたい。面白がって鼻息をかけてくるなと。鼻息合戦など不毛なことこの上ない。ムスメも参戦したらどうするのだ。


鼻息にチャックで頼むわ、と軽やかにオーダーしつつ、今日も私はまどろみに落ちる。


同じ夢なら、ハワイの夢でも見たいもの。鼻息よ、私をのせて、いつかハワイへ連れて行っておくれ。


3.7さん新作ハンコ

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