ネギーおじさん再び
その週末もスーパーに寄った私は、ムスメと手を繋いで家路についた。ふと見ると、ネギが落ちている。
そのネギはどうも短く、そしてかなり太い。よくスーパーで見るネギとは種類が違うようだ。
歩くうちにネギは視界から外れた。ムスメが話しかけてくる。相槌を打ちながらも、ネギが気になり続けていた。
向かいから、1人のおじさんが歩いてくる。どこかで見た気がする。すれ違ってからようやく気づく。手にはネギを持っていた。あの時のネギーおじさんだ!
パッと振り返るも、不思議なことに誰もいなかった。ムスメがまた話しかけてきたが、うまく頭に入らない。次第に声が遠くなる。気づけば、心の中のナガネギマンが話しかけてきた。
N「また会ったな少年よ、このリーキ(西洋ネギ)を手に取るネギ」
僕「ナガネギマン、僕には前にもらったネギソードがあるよ」
N「残念だがネギソードはいつまでも使えない。新鮮なものに取りかえるネギ」
僕「え!…そっか、そういえばシワシワになってきてたよ。でもこれ、リーキ?短くないかな?」
N「大丈夫、手に取ってフォースの力を込めるネギ!」
リーキを手に取り、力を込める私。すると先から、青い棒状の光が生えてきた!何かに似ている。これはもしかして…
僕「ナガネギマン、これってライトセー」
N「スーパーネギソードだネギ」
私「え、いやそっくりだと思うんだけど、ライトセ」
N「スーパーネギソードネギ」
私「さっきフォースって言わなかっ」
N「さぁそのスーパーネギソードで戦うネギ!私も見守っているぞ少年よ!」
こうして僕は、ライトセーバースーパーネギソードを持って旅立った。どこに?みんなの心に潜むバイキンマンのところだろうか。僕にもよく分からない。遠くから、ムスメの声が聞こえてきた。
現実に引き戻された私は、しばし夢見心地で我が家へ向かう。今日のご飯はなんだろう。この時の私は、またもネギを買い忘れたことに気づいていなかった。
前略ネギーおじさん、アナタはネギを買い忘れると現れるのだろうか。今日も気づけなくてゴメンよ。
補足しておくと、ナガネギマンの正体はネギーおじさんなんだ。そしてこのお話は、下の記事の続編なんだよ。

