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aniwatanabe
階段の民はクライミる
なぜ階段をのぼるかって?
そこに階段があるからさ。
この世界には、階段の民が暮らしている。そこはエレベーターでいいだろう、というところでも階段を使う。
斯くいう私もその一人だ。
階段の民はあまり多くはないが、滅多に出会わないほどでもない。高いビルの階段にいけば、出会うことがある。
民どうしが出会うとそこで会談が始まる。と言いたいのだが、おうおうにして負けられない戦いが始まる。後からきたやつに、追い抜かれてなるものか。
そうしたあまたの勝ちを、負けを見届け、今日も階段はそこにある。
階段の民もいろいろだ。
早々に切り上げて2階で去っていくなんちゃっての民。
中距離をハイペースで駆け抜ける者。
諦めて道を譲る者。
最上階までペースを落とさない一部の強者。
それぞれのペースでそれぞれの階へ。
階段をのぼりきった彼らは、一様にやりきった感をただよわせる。
ところで階段の民の代表と言って差し支えないのが、ステアクライマー・渡辺良治氏だ(知ったかである)。
HPには「世界の階段王にオレはなる!!」と書かれているが、既に昨年、世界選手権で優勝しているらしい。
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階段王。よい響きだ。
階段の民でも知らない人が多いと思われるのだが、一人の階段民として応援したい。私もいつか出てみようか、ステアクライミングレース。
そしてステアクライミングなんて言うとちょっとカッコイイではないか。日常使いするとこんな感じだろうか。
「今日もステアクライミッてくるわ」
ルーさんだろうか。流行るかな。流行らないだろうな。


