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「教養はジャムのようなもの。少なければ少ないほど、ひけらかす。」

教養はジャムのようなもの。
少なければ少ないほど、
人ってそれをひけらかすのよ。

フランソワーズ・サガン
(フランスの小説家)

心を輝かせる名言集


「教養」の意味を分かっていなかったことに気付きました。


きょう‐よう〔ケウヤウ〕【教養】 の解説

教え育てること。
「君の子として之 (これ) を―して呉れ給え」〈木下尚江良人の自白


学問、幅広い知識、精神の修養などを通して得られる創造的活力や心の豊かさ、物事に対する理解力。また、その手段としての学問・芸術・宗教などの精神活動。
㋑社会生活を営む上で必要な文化に関する広い知識。「高い―のある人」「―が深い」「―を積む」「一般―」

「goo辞書」


てっきり「常識的に身につけておくべき知識」を意味しているのだと思っていた。常識的に知っておくべき漢字やことわざの知識、夏目漱石や太宰治の作品を読んで内容を知っていることとか、そういうことだと思っていた。

改めて辞書を引いてみると、2㋑の「知識」の意味もあるけど、知識を得ることの先にある「心の豊かさ」のことを指すんだと、初めて知った。

こういうことを言ってるから「教養がない」と言われるんだけど。


短絡的かもしれないけど、
教養は少なければ少ないほどひけらかす」
を言い換えると、
知識を通して得られる心の豊かさが少なければ少ないほどひけらかす」
となる。

単純に置き換えただけだけど、自分の周りにいる高学歴の人や、高い役職まで上り詰めて退職した人を見ていると、あながち間違ってない気もする。


学歴の高い/低いと、仕事のできる/できないは完全には一致しない。

でも、学歴が高い人は、幼い頃から頭の良さや勤勉さを褒められて、成績や評価も周りより高い状態に慣れてきた人が大半だ思う。

だから、社会人になって、自分より学歴がずっと下なのに仕事の成果をどんどん上げる同年代の人に出会って、「おかしい。こんなはずじゃないのに。」と焦ってしまい、知識を披露することで威厳を取り戻そうとする。

学校という環境では、知識の豊富さはテストの点数に表れて、心の豊かさも正比例して高かったはず。

でも、仕事という環境では、知識を持っているだけでは必ずしも成果に結びつかず、その見せ方や伝え方にも工夫や配慮が要るし、他のスキルでカバーすることもできる。

それに気づかないと、心の豊かさを高める方向へ意識が向かず、知識をアピールしすぎて周りから鬱陶しがられて、場合によっては、今までは下に見ていた人からもバカにされて、プライドを傷つけられるという悪循環に陥りかねない。


ある組織では知識も経験も役職も誰よりも優れていたかもしれなくても、その組織を出てみれば「ただの人」なのに、いつまでも偉そうにしてる人も、だんだん居場所がなくなるように思う。

それまでは椅子に座っているだけで部下たちが気を遣ってくれたのに、それ以外の他人からすると、過去の栄光の自慢話も最初はおもしろくても、延々と聞かされ続けると飽きてしまう。

周りの反応がだんだん変わっていくことに焦りを覚えて、心の豊かさが失われ、次第に周りをバカにしたり攻撃したりする老人は、周りから人がいなくなる。


幸い、私の周りにはここまでの人たちはいない。

でも予備軍はいる。

偉そうなことを言ってるけど、自分も時々ちゃんと意識しないと、いつでも予備軍まっしぐらだ。


ジャムは使っていればだんだん減るし、
少なくなれば買い足せばいい。

心の豊かさも、放っておくと減ってしまう。
なくなる前に、ちゃんと補充しなきゃね。



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