「不得意な人には不得意な人のスタイルがあるべきなのだ」
僕らはとても不完全な存在だし、何から何まで要領よくうまくやることなんて不可能だ。
不得意な人には不得意な人のスタイルがあるべきなのだ。
村上春樹
今週は職場の人たちがみんなそれぞれすごいなぁと感じることが多かった。
私だったら一旦1人になって考えないと自分なりの判断を下せないことを、立ち話程度で「じゃあこうしようか」とサラッと決めてしまう人。
私だったら作業しながら「やっぱりこのやり方の方がいいかな」と資料のレイアウトを変更して二度手間になることも多いのに、作業する前にほとんど理想のレイアウトが思い浮かんでいて、手戻りなくパッと資料を完成させてしまう人。
私だったら会議の前に資料を確認して話す内容もあらかじめ考えておかないと説明できないことを、直前までまったく関係ない雑談をしていたのにスラスラと丁寧な説明ができる人。
私だったら必要に迫られてからしか情報収集を始めず、そうなると十分な情報を集められないけど、忙しいはずなのに使えそうな情報をストックしていて、絶妙なタイミングで「こういうのもあるみたいなんですけど」と出してくる人。
私だったら他部署や外部の人に問い合わせないといけないことがあってもためらって先送りにしてしまうのに、臆することなくすぐに質問する人。
私は要領がいいタイプではなく、鈍臭いところが多くて、スマートにできることの方が少ない。
他の人を見ていると、「すごいなぁ」「カッコいいなぁ」「私は全然できてないなぁ」と思うことも多いけど、どこかで「私にもいいところはあるはず」と思えるところもあって、地道に頑張っているつもりだ。
何でも難なくこなしてしまう人に憧れるけど、そのまま真似しても失敗するだけだということも分かっている。
仕事ができる人を参考にしつつ、ちゃんと真似できるところは真似て取り入れるけど、私なりのやり方でやるしかないこともある。
不器用は不器用なりに、不得意なことは不得意なりに、自分がやれるようにやる。
成果を出せていないわけではない。
他の人が見落としているところに気づけることだってある。
「不器用だからやらない」「得意じゃないからやらない」ではなく、やれるようにやる。
