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まちに余白を生み出していく、活動・交流拠点「タトネ」の使い方とは!?

これから始まるつくり手たちに、これからの活用法を聞いてみました

2026年春にオープン予定の、地域の活動・交流拠点「タトネ(tatonner)」。開店間近になっていくにつれ、これからどんな活動が始まるの?どんな使い方ができるの?と、どんどん高まっていく地域の方からの期待の声。
今回は、企画・設計・運営の立場からタトネの活動や交流を引き出すスキ(余白)の在り方について、それぞれ質問をぶつけてみました。

まずは、企画からこのプロジェクトに関わる株式会社トーンアンドマターの代表・広瀬 郁さんから。

広瀬 郁さん
株式会社トーン&マター代表。プロジェクトデザイナー。1973年東京生まれ。建築学を専攻後、経営コンサルティングファーム、不動産ディベロッパーに勤務し、2008年に独立。企業・行政などの「組織」と、才能ある「個人」をつなぎ、新奇性の高い多様なプロジェクトに参画中。

「余白的な意味合いで言うと、関わりが生み出せるところが大きな魅力ですね。今のところ僕らのようなのプロが集まって、目的・目標を持ってつくってはいますが、タトネの使い方はまだまだ伸び代があります。タトネの複合機能は、関わりたい人たちがやりたい、と思うことを引き出すことができると思っています。キーワードで言うと、挑戦、手探り、礼儀正しい、けれど少しだけ遊ぶ、というような」
面白い人たちが、まちには潜在的に多く存在している、と広瀬さんは語る。
「まちづくりという文脈は、とても有機的だと思うんです。サッカーの流動的なフォーメーションのように、他者との関係性の中でそれぞれのやりたいことがつながり合って新しいものが生まれていいくと嬉しいです」。

設計に携わった株式会社HAGISOの代表・宮崎 晃吉さんは、余白と空間のつくり方で意識してきたことを話してくれた。

宮崎 晃吉さん
群馬県前橋市生まれ。 2008年東京藝術大学大学院修士課程修了後、磯崎新アトリエ勤務。 2011年より独立し建築設計やプロデュースを行うかたわら、2013年より自社事業として東京・谷中を中心エリアとした築古のアパートや住宅をリノベーションした飲食、宿泊事業を設計および運営している。hanareで2018年グッドデザイン賞金賞受賞/ファイナリスト選出など。 著書に顧彬彬と共著で「最小文化複合施設ーたまたま住んだ一軒のアパートからはじまる、東京・谷中の物語」などがある。

「変動要素を大切にしてきたので、あえて決めすぎずに余白を生みながらここまでつくってきました。雲みたいなものを抱えている状態というのかな。いろいろな人に関わって欲しいので、使い方もかなり流動的にしました。家具も一からつくったものもあれば、アンティーク家具もある。レイアウトも変えられるように可動式の家具を多くしたり」
窮屈になりすぎないように、「遊び」を伝えることが重要と宮崎さんは語る。
「既に今やっていることだとしても、場所を変えるだけで景色も変わるしアイデアも変わってくる。やってみなければ分からないので、どんどんチャレンジしてほしいです」

拠点ができ、運営がスタートしてからが役割のカフェを担当する株式会社WATのCOO樋口 康太郎さんは、

樋口 康太郎さん
神奈川県出身。建築・都市開発の会社を経て飲食業界へ。株式会社WATではカフェやコミュニティづくりを中心とした店舗の運営、企画・プロデュースを経て、会社組織全体の運営やマネジメントに携わる。

「拠点を使う人たちに、自発性の生まれる仕掛けを投げかけたいですね。カフェという場があることで価値を感じてもらえるような何か。日常を大事にしながらも、小さな非日常があるような。何かやりたいと思っている人が自分でお店をやれる場所なのかな?と不安を感じずに、まずは訪れてみてほしいですね。ただコーヒーを1杯飲みに来るだけでも大歓迎です」

音楽や、アートや、読書会など様々な機能を使って表現したいと思う人が訪れて、交流人口を生み出していける場になる、タトネの可能性。それぞれの観点から、あえてつくり込まず、決めつけすぎず、スキを生むことで偶発性が必然的に起きたりもする。

何かを楽しみにタトネに足を運んだ人のマインドが、その「スキ」という関わりしろに入ることで活動に参加してみたり。完璧に考えて臨んでしまうと、一人で抱え込んでしまうことも起きるかもしれない。
何かを始めたい企画者と、参加したい消費者に分かれすぎてしまうと考え方や関わり方が分断してしまう可能性も。
「場」がそこにあることで、そしてそこに集まる人たちのアイデアを出し合うことで、化学反応が生まれていく。誰もがくつろげる心地よい場所として、タトネはもうすぐ産声を上げる。

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