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老害にならず、ゴリラになる

vol.1367

昨年の12月にお亡くなりになられたスズキ元会長・鈴木修さんの記事を最近よく目にします。

それだけ偉大なる経営者だったということでしょう。

特に「自分もそうありたい」と思ったのが、デイリー新潮【「90歳を過ぎて経営の最前線にいても“老害”と言われなかった」 スズキを第一線で主導してきた「鈴木修さん」が“稀有なカリスマ経営者”と言われる理由】という記事。

〈デイリー新潮 / 2025年1月16日〉

長年取材してきた「財界」主幹の村田博文さん

90歳を過ぎて経営の最前線にいても老害と言われず、言動が注目された。ワンマンだと本人も認めていましたが、指示が良かったのか(どうか)現場に行き、誤っていれば改める問題を誰かのせいにせず逃げない人でした」

と、仰っています。

ワンマンであっても、老害ではない。

ここに、大きなポイントがあると思うのです。

そもそも「老害」とは?

まずは、老害の意味を確認しておきたいと思います。

『三省堂国語辞典』第七版によると、

「年をとった人間が上層部にいすわって、元気な若い人の活動のじゃまになること」。

つまり、老害とは、年をとった人若い人の自由な活動を妨げることを指すわけです。

でも、年をとった人とは何歳の人なのでしょうか…?

40歳35歳よりも年をとっていますし、20歳15歳よりも年をとっている。

…となると、単純にシニアの話に留まらないような気がしてきます。

実際、『一生頭がよくなり続けるもっとすごい脳の使い方』の著者で、脳内科医加藤俊徳先生

『老害」とは特定の年齢を過ぎると起こるというものではありません。たとえば大学サークルOBOG現役生に口出しをするような場合、その人たちが20代であっても、相手が迷惑だと感じるならば、それは「老害」行為と見なされるでしょう」

と指摘されています。

〈東洋経済オンライン / 2024年11月8日〉

…確かに、私のようなミドル世代「ソフト老害」という言葉があるように、世代だけの問題ではなさそうです。

そして、もう1つ。

どうやら、老害になるか否か性格ではないらしいのです。

老害になるか否かは性格ではない

加藤先生は

『老害』をもたらすような人は、もともとそのような性格だったと考えられがちですが、実はそうではありません脳の働きが原因なのです。
(中略)
多くの場合、脳機能の変化によって引き起こされていると考えられます」

と、誰もがなってしまうリスクを説明されております。

シニアになると、その傾向が強くなるのは、加齢により、脳が変化するからだそうで

・時々、部下たちが話している話題についていけなくなった
・他人の発言にイライラしてしまうことがある 
・新しいことを始めるのがおっくうになってきた

と感じるようになったら、要注意とのこと。

では、どのように対策を練れば良いのか?

ポイントは、「決して若い人(年下)に偉ぶらない」ということのようです。

私も「偉ぶらない」というのは大切だと思っていまして、「年功序列」という言葉が示すように、「年上の方が偉い」という考えが世の中にある。

一方、私は「年上を敬うこと」は大切だと思いますが、年上が偉ぶらない方が良いと感じています。

別に年齢だけではなく、例えば仕事においても職位が上だからといって偉ぶって良いわけではない

職位は単なる役割

スズキの鈴木さんも、ワンマンだけど老害ではなかったのは、間違っていたら改める姿勢があったからです。

リーダーとは偉い人ではなく、「物事を決める役割の人」

何かを決めるというのは、どれだけ周りの声を聞いて客観的判断したとしても、人間に主観というものがある以上、究極は「独断」になってしまう。

そして、間違うこともあるでしょう。

リーダーは常に自分が完璧ではない謙虚に生きる。

鈴木さんの場合、自分が正しかったかどうか自分の目で確かめるという心構えこそが、まさに「偉ぶらなかった」証拠なのではないでしょうか。

ゴリラの生き方に学ぶ

そして、ようやく出ます、ゴリラについての話です(笑)

サルの社会は序列を重んじマウンティングにより上下をハッキリさせる社会。

一方、ゴリラ和を重視して勝ち負けがなく仲間をいたわり合う社会と言われています。

それは人間の老後の世界にも通ずるようで、NPO法人「老いの工学研究所」理事長、川口雅裕さんは、楽しそうに暮らしていらっしゃるシニアの方々について

「同世代にも若者にも、年齢やその他の属性などは気にせず上下や優劣といった意識もなく、誰に対しても同じように丁寧に、でも愛嬌やユーモアを持って接しています。立派なキャリアや業績、趣味や活動などについても自分からは話されないので、聞いて初めて驚いたり、感心したりすることも少なくありません。
マウントを取るどころか、むしろ控えめ。いつも平常心で穏やかで、ご機嫌にしていらっしゃる。『サル・シニア』と対照させ、敬意を込めて『ゴリラ・シニア』と呼びたいと思います」

ゴリラに喩えて、その理想をお話しされています。

〈大人んサー / 2025年1月18日〉

まさに、そういう人生が今後の理想

ということで、私はゴリラになりたいと思います〜

あとは、好奇心を保ち続けることですかね。

脳の働きということでいえば、大脳の一番前にある前頭葉

「思考」「自発性(やる気)」「感情」「性格」「理性」

などを司っている要所ですが、40代から一気に衰えやすくなると聞きます。

衰えると、社会性が低下するらしく、それが人を遠ざけてしまう要因にもなる…

それを防ぐために、前頭葉を鍛えるのに最適な方法の1つが、好奇心を保ち続けることらしいのです。

好奇心を持って、偉ぶらずに生きていく。

私は、そんな感じで、ご機嫌に生きていきたいと思っております😊

本日も最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました!

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