バズるタネ
vol.1523
SNSを普段やっている身としては、バズりたいと思うこともありますが、皆さんはいかがでしょうか?
そんな中、今週「バズる」に関する注目のニュースがありました。
それは、島根県松江市にある1885年創業の老舗しょうゆメーカー「安本産業」が
「1時間で最もオンライン販売されたドレッシング」
としてギネス世界記録に認定されたというのです。
〈読売新聞 / 2025年8月25日〉
その立役者となったのが、2016年に誕生した「くんせいナッツドレッシング」。
何と1時間で1万9287本も売り上げたとのこと。
…しかし、9年前に発売した商品に、なぜこのような快挙が生まれたのか…?
実は、そこからヒットのタネが見えてくるのです。
求められる「やさしい投稿」
この商品をスターに押し上げたのが、SNSです。
きっかけは、2020年8月。
ツイッター(現X)始めて2ヵ月経ったある日、担当の方が
「フォロワーが40人もいてバズっていると上司と同僚にほめられた」
と投稿。
すると…
「やさしい世界」
などと、ツイッターユーザーの間で話題に。
一気にフォロワーが9万人に増え、売り上げも大幅に伸びたそうです。
その後も毎日発信し、コメントは必ず返してフォロワーを維持。
すると、ますます人気アカウントに。
そうした自信と手応えもあり
「地方の小さな会社でも世界に挑戦できると証明したい」
とギネスに挑戦することにしたそうです。
決戦の日時は、23日午後8~9時。
Xで挑戦を告知するとフォロワーたちによって広まり、24時間で閲覧数が26万件に。
今回のギネス新記録達成となったのです😊
この快挙の発端は、何といっても「フォロワーが40人もいてバズっていると上司と同僚にほめられた」という温かい職場を、飾らずに、そのまま出したところにあります。
さらに、フォロワーとのやり取りを大切にし、仲間にしていく。
そして仲間意識が高まったところで、ギネス(世界一)に挑戦するというドラマをつくったことで、よりファンとの一体感を生み出せたのです。
SNSはもちろん、センセーショナルなものが求められているということはありますが、同じくらい「ほっこりしたい」「温かくつながりたい」というニーズもあるわけです。
そして、何よりも「等身大」というところがポイントなのかもしれません。
“ゆるコメント”への熱望
同じように「やさしい世界」「等身大」で人気を博している、あるアプリの機能があります。
気象情報アプリ「Yahoo!天気」内で、ユーザーが現在地の天気を地図上にシェアできる機能「みんなの投稿」です。
〈ITmedia NEWS / 2025年7月14日〉
こちらは、晴れ・くもり・雨などの天候に加えて、自由記述のコメントを60字以内で添えることができ、投稿内容は地図上にリアルタイムで反映されます。
基本的には、現地の天気の状況をコメントして、これから、その地に行く人の参考にするためのものですが
「俺の気持ちがどんより…」
といった、天気に絡めた天気とは関係ない情報や
「目の前に元カノがいる…」
「地下鉄汗くっせーー…」
「蝉の声で起床。幸せ」
といったような天気と全く関係ない情報までが収集できる。
このゆる過ぎる世界が
「昔のTwitterみたい」
「理想のSNSの世界」
と、多くの人たちから支持を得ているのです。
それどこか、本当に他愛もない投稿が10万以上の “いいね” を集めることもある…
それだけ、飾らないほっこりとした世界(投稿)が求めれているのでしょう🤔
等身大でいこう
ちなみに、一部の研究では、ネガティブな投稿は拡散スピードは速いものの、ポジティブな投稿の方がより多くの人に届きやすい、つまり “ポジティブバイアス” が存在することが確認されています。
また、コーネル大学が50万人を対象に行った調査によると、ポジティブな投稿を多く見た人ほど、より多くポジティブなメッセージを発信する傾向があることが明らかになっているのです。
つまり、やさしさはSNSの中でも波及する。
それだけ求められているからということもあるでしょう。
そして、等身大であること。
企業SNS運用の事例では、タニタやシャープが
「中の人の個性を感じさせる、緩く親しみやすい投稿」
を発信することで、ユーザーとの距離感を縮め、反応を引き出すスタイルが人気を集めていると指摘されています。
まさに、安本産業の偉業は、こうした特性を象徴していると言えるのではないでしょうか。
個人的には、noteで読んでいただいた方が少しでも元気になる投稿にしたいということと、なるべく等身大で発信したいと思っていただけに、改めて今回の事例に背中を押してもらったような気がします😊
〜ということで、今後も「元気」と「等身大」をモットーに、記事を書いていきたいと思います〜
本日も最後まで読んでいただだき、誠にありがとうございました!
