常に「ポジショニング」を考える
vol.14
タイトルからするとスポーツの話でもするのかと思われそうですが…、本日もビジネスの話です😅
最近、ミスタードーナツ(ミスド)の売上が好調のようなのです。
〈マネーポストWEB / 2023年6月25日〉
ミスドを運営するダスキンの2023年3月期決算によると、ミスド事業が主力であるフードグループの売上高は前期(438億1800万円)から11.6%増加の488億7900万円。
営業利益も前期(36億1900万円)から51.2%増の54億7300円と、予想を上回る増収増益となりました。
では、なぜ好調なのか?
実はこれまでファミレスを主に利用していた人たちが続々とミスドに流れているのです。
その理由は、皆さんもピンと来るように「物価高」。
今月も食品など3500品目余値上げすることが分かっております…
〈NHK WEB / 2023年7月1日〉
ファミレスを利用をすると、食事とドリンクを注文すれば1500円〜2000円になる。
これまで利用していた人たちからすると、かなり割高なイメージです…(汗)
対してミスドは、値上げしても1つ100円台のものが多い。
しかも、コーヒーは275円でおかわり自由。
もしも、ファミレスのドリンクバーを注文すれば500円ぐらいかかることもあります。
つまり、友だち同士で軽く集うなど、「気軽に飲食店を利用したい」需要がファミレスからミスドに移動したというわけです。
これが外的環境による「ポジショニングの変化」になります。
一方でファミレスに目を向けると、夏メニューの定番である「かき氷」が正統派から個性派に変化しているそうです。
〈Tokyo Bargain Mania / 2023年7月1日〉
つまり、どこにもないものを用意しようとする動きが強まっているのです。
今までファミレスは気軽に飲食店を利用できる存在として、ファミリー需要を柱として老若男女ある程度ターゲットを選ばずにやってきたので、当然メニューはスタンダードなものが用意されています。
しかし、急激な物価高に生活者の意識が付いていけず、既存のイメージで物事を判別してしまうので、現在のファミレスのメニューは高級品に感じます。
そうなると、他にはない価値や付加価値がなければお店を利用したいという動機が高まらないでしょう。
とはいえ、この物価高のゆくえが読みきれない部分もありますので、ファミレス本来のポジショニングも簡単には崩せません。
まずは限定メニューなどで今の顧客マインドに対応していく。
このように外的環境の変化によるポジショニングの調整は、それが一時的なものなのか、永続的なものなのか含めて、常に考えないといけないのです。
この辺は我々マーケターの腕の見せ所なのですが、マーケティングに関わらない方々もご自身の生活実感に照らし合わせてみると、社会変化と自社のポジショニングの小さなギャップに気づけるでしょう。
常にポジショニングを意識する
今後の時流の流れも気になるところです😊
【発想の画鋲】
新しい時代の気配を感じた記事をピックアップし、画鋲で留めるように記事に留めておこうという企画。新しい着眼を共有させていただきます。
