「ヌン活」はブームではない
vol.1443
連休最終日の横浜は雨…
…ということで、今日は一日家にいます…
妻はせっかくの連休最終日だからと色々と策を練っているようで、その1つに近所にオシャレカフェがないかをチェック。
もしも夕方、雨が落ち着けば、“ヌン活” をしようと考えているようです。
ヌン活。
ホテルやカフェなどでアフタヌーンティーを楽しむ活動のことで、2022年の流行語大賞にノミネートされました。
紅茶とともにサンドイッチやスコーン、スイーツなどを味わう英国発祥の習慣で、日本では非日常的な優雅な時間を過ごせる体験としてコロナ禍の贅沢として人気が高まりました。
ブームから3年経ちましたが、その勢いは一体どうなっているのか?
そこで本日は、ヌン活の現在地について、お話ししたいと思います。
ヌン活ブームの今
まずは、ヌン活ブームの成り立ちから確認してみます。
きっかけは、コロナ禍の感染拡大による緊急事態宣言や飲食店の夜間営業・酒類提供の制限により、昼間の集まり需要が増えたこと。
これにより、ホテルのラウンジで優雅に過ごせるヌン活が急速に広まりました。
このブームを支えたのが10代・20代の若い女性。
SNS映えする華やかな見た目と非日常感が支持され、Instagramなどでの投稿が人気を後押ししました。
そして今、ブームが衰えるどころか、より充実したプランを打ち出すホテルやカフェも多く、予約が取りづらい状況が続いているそうです。
〈ITmediaビジネスオンライン / 2025年3月23日〉
「コンラッド東京」では単価7900円~と高価格帯にもかかわらず、平日でも多くの女性客で賑わっています。
レストラン予約サイトの人気アフタヌーンティーランキングで1位を獲得する「ANAインターコンチネンタルホテル東京」でも、2018年以降、テーマ性のあるプランを充実させています。
ホテル内の複数のレストランで趣向を凝らしたプランを提供し、予約が殺到することも。
ちなみに、当初始めた2018年に比べ利用客が2倍になっているそうです。
平日で200人程度、週末には300人ほどが利用する。
〈TBS NEWS DIG / 2025年4月18日〉
凄い話ですね、、、
“1人8000円超”でも予約殺到
ちなみにANAインターコンチネンタルホテル東京の「ストロベリー・アフタヌーンティー」(4月30日まで)は、ティーやコーヒーなどドリンクは飲み放題ですが、1人8396円(2時間制)となかなかお高め。
それでも人気なのは、“特別な空間で特別なものを味わえる” というプチ贅沢な体験があるからです。
マーケティングの世界では「心理的な財布」という概念があり、消費者は日常の消費とは別枠でプチ贅沢や特別な体験に使う予算を持っていることが多い。
特に五感に訴える体験が、こうした消費行動を後押しすると言われているのですが、まさにヌン活は空間も含めて五感で楽しむもの。

見た目にも、まるでアート鑑賞をしているような気分になります。
また、内閣府が行った令和4年度消費者意識基本調査の「現在意識的にお金をかけているもの」という項目でも
「食べること」(32.8ポイント)
が2位の「貯金」(20.5ポイント)を12.3ポイントも上回り圧倒的な1位に輝いている。
ヌン活はもはやブームではなく、不動の地位を築いていることが分かるでしょう。
そして改めて考えてみると、酒離れが進む若者にとって、昔みたいに飲み会にお金を使うことが少ないので、ヌン活にお金を注ぐというのは自然な流れなのかもしれませんね。
さらに最近では、「おうちヌン活」という新たなトレンドも生まれているとのこと。
予算2000円ほどで互いにスイーツなどを持ち寄り自宅でアフタヌーンティーを満喫する。
そのためのグッズも巷では増えてきているようで、例えば、『IKEA』の「KVITTERA/クヴィッテラ ケーキスタンド 3段」(1999円)や『Francfranc』の「OUCHI CAFE SET 2persons(3段のケーキスタンド)」(6200円)など、確かに日常の買い物の際、こうしたグッズを目にすることが増えたような気がしています。
スイーツやドリンクだけではなく、食器類にもますます注目が集まるかもしれません。
ヌン活はスイーツだけにあらず
…とはいえ、そんなにたくさんスイーツを食べられないという方もいらっしゃるでしょう。
そんな方でも楽しめるヌン活も充実してきています。
例えば、横浜・中華街にある点心・広東料理の老舗「菜香新館」。
こちらのお店は、香港の点心師を日本に招聘し、80年代に飲茶ブームを起こしたことで有名ですが、最上階の5階に位置する「清芳春ティーラウンジ」で提供している「清芳午餐(せいほうランチ)」はヌン活ファンに大人気。
〈CREA / 2025年5月2日〉

コースは広東料理ならではの焼き物や、食欲をかきたてる野菜の甘酢漬けから始まり、中国茶でほっとしたころに鳥籠のスタンドが登場。
最後のデザートまで全14品を味わうことができます。
医食同源を意識し、旬の食材をふんだんに盛り込むため、料理の内容は四季(3ヵ月)ごとに変わる。
質・量ともに充実のランチと言えるでしょう。
ほかにも、最近の新たな傾向としては「推し活」に絡めたメニューも出てきています。
例えば、推し色のリボンやドリンクを選べるといったようなプランです。
全体的には、「映え」から「体験価値」や「個性」へと進化し、季節・地域・推し活など多様なテーマや演出で、より深い満足を求める流れが強まっている。
〜ということで、ヌン活は今後ますます注目のテーマだと言えるのです😊
そして本日、雨が弱まって、私はヌン活に行くことができるのか?
そこにも注目しながら、本日は筆を置きたいと思います〜
皆さんも、GW最終日をぜひお楽しみくださいませ!
