“近未来”が近づく未来
vol.1613
正月は箱根駅伝や高校サッカーなど、若い子たちが躍動する姿に刺激を受けます。
そして、2010〜24年頃に生まれ、人類史上最多の20億人に達するα世代に最近ますます注目が集まるなど、自然と未来を想起する場面が増えています。
〈日本経済新聞 / 2026年1月1日〉
テックの進化についても、AIが人間の知能を抜く「超知能」や夢の発電技術である「核融合」の実現が相次ぎ見込まれ、「サイボーグ」の開発も現実味を帯びてきている。
何と言っても、その進化のスピードです。
どんどん近未来が迫ってきているような感覚さえある。
そこで本日は、最近気になったテクノロジーのトピックスをご紹介いたします。
まずは近未来技術ではお馴染みの「空飛ぶクルマ」から。
その実現が迫ってきています。
いよいよ「空飛ぶクルマ」が実現
空飛ぶクルマといえば、昨年の大阪・関西万博でデモ飛行されましたが、残念ながら無人飛行となり、まだまだ商用化までの距離を感じました。
技術的な課題だけではなく、法整備という課題もある。
そんな中、アメリカが最も早く実現するのではないかと言われています。
最近も「Alef Aeronautics」という企業が先月、空飛ぶ電気自動車の飛行テストに成功したと発表しました。
〈Pen / 2025年12月23日〉
新モデル「Model A」は、垂直で離着陸できるVTOLという技術を採用しています。
製造の規格は低速車両(LSV)のため、公道での走行速度は時速25マイル(時速約40キロメートル)が上限なのですが、走行距離は最長200マイル(約322キロメートル)、飛行の場合は110マイル(約177キロメートル)。
Instagramのリール動画を見ていただけると分かる通り、これまでのヘリコプターのようなVTOLとは異なり、一般的な乗用車のようなカタチです。
まさに、「空飛ぶクルマ」感を感じることができます。
ほかにも、アメリカといえば、トヨタ自動車などが出資する「ジョビー・アビエーション」も見逃せません。
〈日本経済新聞 / 2025年12月31日〉
2026年の商用化に向けてUAEや中国での先行サービスを進めているのです。
ちなみに、ジョビー・アビエーションといえば、日本ではANAホールディングスと組み27年度の商用運航を目指しています。
そして、日本航空も住友商事の共同出資会社ソラクルと一緒にアーチャー製の機体を使った商用化を進行中。
来年どんな夢が見られるのか?
非常に期待したいところです😊
画期的な網膜投影技術
「見られる」といえば、次に取り上げたいのがスマートグラス。
スマートグラスとは、眼鏡のカタチをしたデバイスにデジタル技術を組み込み、視界の中に情報を表示したり、音声やジェスチャーで操作できるウェアラブル端末のこと。
一般的には、
●目の前にナビや通知、翻訳、説明文などを重ねて表示する
●カメラやマイクを内蔵し、撮影・録音・通話ができる
●音声認識やAIと連携して、ハンズフリーで情報を取得できる
といった機能を持ちます。
そんな中、新たに注目を集めているのが「網膜投影技術」。
これは、従来のスマートグラスとは発想そのものが異なり、レンズや視界の前に映像を表示するのではなく、光を直接網膜に投影して脳内で映像を知覚させるという画期的な技術。
これまでのスマートグラスはディスプレイを「目の前」に置く設計だったため、見え方や装置の大きさ、周囲から画面が見えてしまういった制約がありました。
しかし、Gyges Labsが開発する網膜投影型AIグラスは、映像が本人にしか見えず、外見も通常のメガネに近く、環境光の影響も受けにくいという利点を持ちます。
〈36kr JAPAN / 2025年12月29日〉
必要な情報を必要な瞬間にさりげなく提示するAIとの相性が非常に高いことから、従来型スマートグラスの延長ではなく、“画面の次”のコンピューティング体験を目指す技術だと言えるのです。
高いプライバシー性と、視界に自然に溶け込む体験を実現する。
こちらは36krの記事で初めて知った私にとっては計算外の新しい技術です〜
量子技術がスマホの中に
計算といえば、何と言っても「量子」技術が注目の的。
こちらは、原子や電子などの極めて小さな世界で成り立つ量子力学の性質を利用し、従来の技術では実現できなかった性能や機能を生み出そうとする先端技術。
2030年代の実用化が期待されています。
具体的には、
●創薬・医療の高度化
分子や化学反応を高精度にシミュレーションでき、新薬開発の短縮や個別最適医療が進む。
●環境・エネルギー問題への貢献
電力需給やエネルギー利用の最適化、新素材開発を通じて脱炭素社会の実現を後押しする。
●物流・交通の効率化
配送ルートや交通流を最適化し、渋滞緩和やコスト削減、時間の有効活用につながる。
●セキュリティ・通信の強化
量子通信により盗聴が原理的に困難な安全な通信基盤を実現できる。
など、多くの社会的恩恵を手にすることができるのです。
そしてこの分野は、日本も大きな可能性が。
量子コンピューターには超電導方式、イオントラップ方式、フォトニクス方式など複数の方式が並行して開発されていますが、どの方式になるにせよ、レーザー、光学部品、フォトニクス集積回路、マイクロ波、超電導材料など高度な部材と精密加工技術が不可欠です。
こうした技術は日本が長年培ってきた得意領域。
この部材技術は量子ハードウェアの成立条件そのものを支える「隠れた強み」と言えます。
近年は政府主導でエコシステム整備が進み、日本は研究・産業の舞台に再び戻りつつある。
今後は弱点とされるソフトウェア領域と連携し、アジアの知の拠点として人財と知見を集積できれば、日本発で量子ビジネスが世界に広がる可能性は十分にあるのです。
〈ビジネス+IT / 2025年12月23日〉
また、量子計算で得られた発想やアルゴリズムを、通常の半導体上で動くように再構成した「量子インスパイアード技術」というものがあります。
この技術が発達すれば、スマホの中にも量子技術を取り込むことができる。
そうなると、処理が速くなるという単純な話ではなく、状況を読んで最善を選ぶ最適化能力が格段と上がります。
それにより、レコメンドや翻訳、画像処理などが、個人の状況にフィットした判断を出しやすくなる。
より賢いスマホにアップグレードするわけですが、これも比較的日本が得意とする技術。
AIも日本はフィジカルAIが強いと言われていますが、新しい技術に対して日本の得意分野で活かしていけると、より明るい未来が見えてきますね😊
テクノロジーの進化は日進月歩。
ちょっと先だと思っていた近未来がどんどん迫ってきています。
新しい技術が自分の日常をどのように変えるのかを考察しながら、来るべき明日に備えたいと思います🫡
本日も最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました!
