ラマンシュ「小さくも鋭い一撃」
【プロフィール】
牡馬・2022年生まれ(2025クラシック世代)
父:トーセンラー
母:アイアムルビー
母父:Saint Liam
【概要】
ダートのマイル〜中距離戦線で戦う栗毛。
差し馬であり、ダートの終盤戦で見せるキレ味鋭い末脚が魅力。最終コーナーで7番手、8番手程度なら悠々とひっくり返せる。
デカくてパワフルな馬が有利、というダートの定石をひっくり返すような小型馬で、馬体重は400キロ台前半という牡馬としては屈指の軽さ。そんな小さな身体から溢れだす力強い末脚が、応援したくなるところでもある。
名前の由来はイギリスとフランスの間に横たわる「英仏海峡」のフランス語読みである「La Manche」から。ちなみによく名前を聞くドーバー海峡は英仏海峡の一部でしかない。(栗毛の中の尾花栗毛みたいなもの。)
【過去レース時のブログ記事】
2024/12/08 2歳未勝利戦
京都競馬場/ダート1800m/良馬場
3枠3番/2番人気/幸英明
418kg(+4)
最終追切:14.2-13.5-12.7-13.6(栗東坂路)
結果:最内枠から粛々と先行馬群の一角をキープ、最終コーナーを回ったところから一気に飛び出して3馬身ほどつけたリードを最後まで守りきった。
(レース後のブログ)
サラブレッドの平均体重は約470kg。牡馬のほうが重い傾向にあり、500kgを超える馬も珍しくない。
そんな中で体重418 kgという牡馬が、勝ってるんやからたまらない。牡馬で小さい小さいと言われがちなドリームジャーニーがG1を勝利したときの体重が416kgというので、その小ささがよくわかる。
それだけじゃない、勝ったのはパワーのいるダート戦で、しかも他を寄せ付けない快勝。最後の直線でスイッチが入ったかのように加速し、2番手以下をあっという間に置いてけぼりにした。あとは頭数が多いときや馬群の中でどれくらいやれるかやね。
2026/01/24 4歳以上1勝クラス
小倉競馬場/ダート1700m/良馬場
5枠8番/3番人気/斎藤新
420kg(+2)
最終追切:15.8-14.9-13.2-13.1(栗東坂路)
結果:中団の最内枠を進み、じっくり進出し始めたのは最終コーナーから。ホームストレッチで狭い最内のラチ沿いを急襲して飛びだし、そのまま伸び切って勝利。
(レース後のブログ)
→小さな体にでっかいパワー。
以前、このブログで取り上げたとき、彼はわずか418kgしかなかった。2歳馬とはいえ、牡馬、それもダート戦線ではかなり珍しい小柄さで、それでも鋭い末脚を披露して勝利していた。
そこから1年と少し。堂々たる4歳馬となった彼、2戦連続2着という好走を続けながらレースに挑むその姿は凛々しく、大きく成長を遂げた。馬体も順調に大きくなり、なんと馬体重は420kgまで成長!!ちっちゃいね
鞍上の斎藤新騎手がなんか大きく見えてくるほど小柄な彼だが、やはりパワーは抜群、ダートの終盤で見せる末脚は健在だった。
中団の最内枠から進めたレース、小倉の小回りなコーナーを内ラチ沿いにきっちり曲がり切ると、最終コーナー終わりで外に膨らんでいった他馬が戻ってくる前に最内を急襲。一気に抜け出すとそのままの勢いで駆け抜け、3馬身差の快勝を決めた。馬群への適応力、捌き方は見事で、小柄な体躯でも負けない。
父トーセンラー、父父ディープインパクト共に小柄な馬体ではあったので、その体質を継いだのだろう。ただトーセンラー産駒にはダートの活躍馬はあまりおらず、パワフルさについては母父Saint Liamからかもしれない。いずれにせよ、上位のクラスでさらにパワフルになる相手にどこまで通用するか。馬体を大きくしてパワーをつける、というのができなさそうな中でどこまで通用するかが楽しみだ。
今はここまで。今後、活躍があれば更新されていきます。
