【2025-26】琉球ゴールデンキングス個人通知表
2025-26シーズンの琉球ゴールデンキングスは、見ている側も一緒に戦っているような濃いシーズンでした。苦しい時期も、信じられないような劇的な勝利も、全部ひっくるめてキングスを応援していて本当に良かったと思える1年だった。最後にもう1勝していればもっと最高だったのかもしれないけど・・・もう少しで届かないっていうのもキングスらしくて私は好きです。
この記事では、そんな激動のシーズンを戦い抜いたロスター全員のスタッツと貢献度をたつまる目線で評価しています。
解説つきで出来るだけ誠実に評価していますので皆さん自身の選手の評価と照らし合わせて読んでいただけると楽しいと思います。
※評価系の記事が苦手な方もいるので今回は有料記事とさせていただきます
ローテーションメンバーは基本B評価
Bを軸にしてにスタッツとたつまるが考える貢献度を加味していきます
出場時間や試合数も評価対象
インジュアリーリスト入りは試合数で計算
天皇杯やEASLの活躍は加点要素(やらかしても減点なし)
【 2025-26シーズン 琉球ゴールデンキングス 個人評価】↓
№ 2 小針 幸也 PG
【 評価 C‐ 】
強みを出せなかった悔しいシーズンに
RS37試合 平均4分52秒
1.3得点 0.4アシスト 3P33.3%
小針にとってはとても厳しいシーズンになった。キャリア最小の平均プレータイム、序盤戦は2番手ポイントガードとして使われたけど実力を発揮できないうちに怪我で離脱。その間に、2番手争いしているライバルの崎濱秀斗が存在感を見せたことにより、小針が怪我から復帰してもプレータイムが与えられない状況が続く。
本来なら負傷離脱していた脇がいない状況で小針も存在感を見せたかったが、桶谷HCが求める規律と強度に達していなかったんだと思う。PGが不足している状況でも中々起用されずにいた。
しかし年が明けてから時間は少ないながらも起用が目立つようになる。
転機となったのは年明けのEASLのマカオ戦。小針のディフェンス強度が上がり吹っ切れたように攻守で走り回る。この試合で小針は10分弱の出場時間でディフェンス強度を上げつつ、オフェンス面でも5アシストでチームの勝利に貢献。誤解を恐れずにいうと、小針が勝利に貢献した初めての試合だった。
ここから吹っ切れた小針は得意のオフェンス面で何かをするよりも、まずはディフェンスでチームに貢献しようとするキングスマインドにシフト。そこからは3番手PG5~6分のプレータイムを安定的に得られるようになる。
しかしそれでもミドルクラス以上のチームとの対戦になると強度に負けてしまいフィジカル的に後方に押し下げられてしまう。
シーズン終盤にはライバルである崎濱が脳震盪と鼻骨骨折で戦線を離れることになるが、コーチ陣は小針を起用するよりも、2番手ポイントガードとして脇をセレクト。
3番手ポイントガードとして何とか爪痕を残したいが、ディフェンス強度では平良彰吾が上回っているため、それもなかなか難しい・・・。
じりじりと起用優先順位が下がっていき、最終的にはCSを見据えて起用されないことが多くなる。
断わっておくと小針のスキルはかなり高いと思う。ドリブルも上手いしシュートも上手い。
ただドリブルの強さや押し負けないフィジカル的強さ、ぶつかり合いでミスをしない強度がキングスの基準に達していなかった。そのせいか終盤ではパスがずれるのが怖くてパス出しが遅くなっていた。小針の実力なら全然できていることが試合勘のなさからできなくなっていった。
でも小針は絶対に克服すると信じている。社会人チームからレンタル移籍を経験し這い上がってきたんだから絶対にここから這い上がる。
キングス1年目は強度に慣れずにプレータイムが限られたが、2年目は必ず復活するよ。チームの為に「ファウル5つしてもいい」って言える男がここで終わるわけがない。
2番手ポイントガードとして期待されたが、その期待に応えることはできず、徐々に序列が下がって最終的にはガベージタイムの要員となってしまった小針の評価はかなり厳しいものになりますが【評価C⁻】とさせていただきます。
来季は小針が大針になるくらいの活躍をしてほしい!
#2 小針幸也選手 契約(継続)のご報告
— 琉球ゴールデンキングス公式 (@RyukyuKings) June 6, 2026
小針幸也選手との2026-27シーズンの契約継続に合意したことをご報告いたします。
選手コメントは公式サイトをご覧ください。
▽公式サイトhttps://t.co/MvTizt8y4Y pic.twitter.com/ob0ShhIyji
№ 7 アンドリュー・ランダル SF【短期契約】
キングスの危機を救ったスクーティー
【特別評価 A 】
RS8試合 23分12秒
10.8得点3.8リバウンド2.8アシスト
#12ケヴェ・アルマの緊急退団により急きょ白羽の矢がたったアンドリュー・ランダル。バイウィークに入るまでの8試合限定の契約ではあったが、
スクランブル補強とは思えない活躍でチームの危機を救った。
加入して確か一日だけチームの練習しての越谷アルファーズとの試合だったはず。(どの動画で言っていたか探せませんでした)
とてもスマートな印象でチームコンセプトを乱すような動きは一切せずにボールの中継役となり、必要ならば自ら攻めてチームに貢献した。
合流して時間が経つにつれコンディションとチームコンセプトへの理解が深まり、ランダルの動きはどんどん良くなっていく。自分でガンガン攻めるというよりも味方を活かしながら自分も攻めるプレースタイルで、チームメイトのボールタッチが増えて全体の動きがスムーズになっていく効果もあったように思う。
ランダル加入前のキングスは5勝5敗。加入後の8試合は7勝1敗と一気に12勝6敗まで引き上げた。最終節の京都2連戦ではヴィック・ロー欠場というエース不在の状況で得点・アシスト・リバウンドと完璧にローの代役を果たしてみせた。
バイウィーク明けに退団しSR渋谷へ移籍。その後もけが人を抱える古巣FE名古屋に移籍と、それぞれのチームの危機を救い続けた。キングスでの活動がランダルの価値を上げてオファーにつながったんだと思うしそうであってほしい。
今になって思えば、ランダルの活躍がなければキングスの準優勝はなかったと思う。もしかしたらCS進出も難しかったかもしれない。それくらい重要な8試合だった。S評価をつけたいところだが所属期間が極端に短いことから【特別評価 A 】とさせていただきます。
スクーティー・ランダル、本当にありがとうございました😊
#7 アンドリュー・ランダル選手 短期契約のお知らせ
— 琉球ゴールデンキングス公式 (@RyukyuKings) October 31, 2025
#7 アンドリュー・ランダル選手との2025-26シーズンの短期契約をお知らせします。選手コメントは公式サイトをご覧ください。
▽公式サイトhttps://t.co/DZCgzajOOZ pic.twitter.com/R9iA6BJL6n
↑12年ぶりのキングス復帰
№ 8 佐土原 遼 SF/PF
【評価 A 】全77試合出場
代替不可の日本人ウィング
RS60試合 平均18分26秒
6.4得点 2.4リバウンド 1.2アシスト3P29.8%
CS7試合 平均16分29秒
4.3得点 2.9リバウンド 0.9アシスト3P46.7%
佐土原は移籍1年目から存在感を見せた。日本人ウイングプレーヤー兼インサイドでも身体を張れるプレーを期待されて、実際にその期待に応えてみせた。
とくにキングスは国際大会も多く、Bリーグの外国籍選手とのマッチアップに加えてEASLでもフィジカル的に負けない佐土原の価値はものすごく高い。
チームのロスターの状況も佐土原にとっては良かった。
ケヴェ・アルマが急きょ退団したことで4番選手(PF)の重要性が増し、本来ならアルマが抜けた後は、少なくともアルマっぽい選手を探したいところだけど、補強せずに佐土原がアルマのポジションの役割を埋めた感じ。たしかどこかの会見で言っていたと思うけど「サドが4番で機能した」ことが理由でキングスフロントはシューターであるドットソンを獲得することができた、と言っていたはず。
1人の選手の活躍でチームの補強方針が変わってしまうくらい素晴らしいフィットだったということだね。
キングスでの活躍が認められ、2月には桶谷HCが率いる日本代表にも選出される。代表戦でインパクトを残すことはできなかったが、順調にレベルアップしていることが分かる選出だった。
そして何より、シーズンフル出場が素晴らしすぎる。レギュラーシーズン60試合、CS7試合、天皇杯2試合、EASL8試合、8ヶ月で77試合に加えて日本代表での活動。本当にタフなスケジュールだったと思う。どこか痛かったと思うけど、シーズンフルで試合に出続けたのは本当にすごいし、めっちゃありがとうございます。
EASLの3位決定戦の劇的ゲームウィナーはこれから何年も語り継がれていくと思う。佐土原のレイアップを超ブレーキで止まるやつ「ピノイステップ」ね。ピノイステップって言うだけで少し通な感じ出せるから積極的に使っていこう。
佐土原の素晴らしさはスタッツに出ない部分にもある。スクリーンヒット、リバウンド参加、ルーズボールへの飛び込み、ディフェンスのローテーション。地味だけど誰かがやらなければいけない仕事をシーズン通してやり続けてくれた。
だからこそEASLの大舞台でゲームウィナーを決めてくれたのはめっちゃ嬉しい。これまでやり続けてきた事の「ご褒美」として、とてもふさわしいと思う。
改善点を挙げるならハンドリングの部分。佐土原のプレースタイル的に多くのドリブルは必要ないが、ドライブで切り込む時や背中で押し込む時にターンオーバーが出るシーンが目立った。自分で仕掛けた流れからのターンオーバーは、緊迫した場面で試合のリズムを一気に変えてしまう可能性があるの。佐土原本人は代表のインタビューで2番の可能性も言及しているので、ハンドリングの部分はぜひ改善してほしいポイント。
それでも、移籍1年目でここまでチームにフィットした選手はそうそういない。スタッツに現れない貢献と77試合を戦い切ったタフネスを加味して
【 評価 A 】とさせていただきます。
#8 佐土原遼選手 契約(継続)のご報告
— 琉球ゴールデンキングス公式 (@RyukyuKings) June 1, 2026
佐土原遼選手と2026-27シーズンの契約継続および、2年間の複数年契約に合意したことをご報告いたします。
選手コメントは公式サイトをご覧ください。
▽公式サイトhttps://t.co/ryMUSJIozj pic.twitter.com/al2irpBTic
来季もキングスを頼むで~
№ 10 荒川 颯 PG/SG
スキルがあるゆえの選択の多さに悩むプリンス
【評価C】
RS55試合 平均9分01秒
2.9得点 0.7リバウンド 0.9アシスト3P24.1%
今シーズンの荒川の状況はジェットコースターみたいだった。
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