【就活関連】ジェリーフィッシュシンドローム
まず初めに・・・
海月(くらげ)。
誰が起こしたのかわからない潮の流れに漂い、贅沢はせず、行きついた場所にて最低限活きる為に手の延ばせる範囲から栄養を摂取し、また潮の流れのままに生きていく。
行き着いた場所によっては生きていくにはとても大変な経験をする海月も少なくはない。
今回の話しは決して海洋生物の話しではありません。
冒頭にも述べた「海月」の生き方が今の学生の「就職活動→入社→就業」の流れに似ているなと感じたので久々に執筆してみました。
以降は
・何が起こっている?なぜそう思ったのか?
・この状況がもたらす影響とはなにか?
・どのような対策が必要なのか?
をお伝えしていこうと思います。
【何が起こっている?なぜそう思ったのか?】
本題に入る前に改めて簡単に今の私のご紹介。
ここ最近の私の仕事は技術系企業にて新卒、中途問わずの採用関係の仕事をしています。
「働く」をテーマにした仕事後大好きな40代のおっさんです。
※以前にはこんな事を書いてます。
そして年中、キャリアセンターの方への訪問。多くの学生、社会人と面接やmeetupなどで接点を持っています。
これから私が書く以下の内容はあくまで個人的な主観なのでご容赦願います。(汗)
こんな考え方もあるんだなぁ程度で読んでいただけると幸いです。
では本題!
現在の学生の「就職活動→入社→就業」において起こっている社会的な問題は
人生における生きる為の手段「就職」が社会的なトレンドや周りの活動の重圧に耐えきれず「目的」に置き換わっており、手段が目的になっている弊害としてその先の未来をイメージできず【入社以降場当たり的な対応が必要な状態】となっている。
ということです。
なぜそう思ったかというと学生と面接や説明会、meetupなどで接点を持つことで以下のような学生が多いと感じたからです。
・情報が多く、どこに就くのが正解なのか判断がつかない
・就職活動におけるノウハウはありふれているが表面的な理解しかできていない
・自分の周囲を気にしすぎておりスケジューリングが場当たり的になっている
・内定を得ることを【無意識に】ゴール地点に置いており業界、業種、職種、ビジネスに対して解像度が低く、社会に対しての深いところのイメージができていない
こういった学生は決して少なくない。多数派と呼ばれるのではないかと自分は思っています。
「誰が起こした流れかはわからないがその流れに乗り、その環境でとりあえず生きる為に餌を捕食する」
という海月の生き方がまさに今の学生における「就職活動→入社→就業」流れではないかと感じました。
私が最初「海月」の内容を出した理由はここにあります。
この状況を「ジェリーフィッシュシンドローム」造語にはなりますが言葉にするとそんなところではないでしょうか。
【この状況がもたらす影響とはなにか?】
「だから何?」という感じにもなると思いますがこの現象の弊害として
・新規学卒者の早期離職増
を招き更に
・キャリアが積まれず専門学校や大学まで学業を修めた優秀な学生の低キャリア層の増
結果、社会全体の生産性、競争力、創造力、効率性に影響を与えているのではないかと考えております。
細かいことは専門家に任せたいところですが会社にキャリアを積んだ優秀な人材が残ることで各企業の基礎が築き上げられる。
早期離職増の招くことは企業の力は弱める一方だということは誰が思っても容易に想像できます。
昨今の日本の経済的競争力の勢いがない理由にも合点がいってしまう。
これは日本の社会全体で危機感を持つべきことだと思っている。
【どのような対策が必要なのか?】
この状況を危機的状況として考えるのであれば対策も必要です。
ポイントとしては『人間は「海月」ではない』という点。
就職活動に至るまでに「智恵」や「成功体験」を得させることが必要だと私は感じます。
残念ながら現在の学校では
・教授やキャリアセンターへ相談をしに行く学生が大幅に減っている
・各個人の判断にて情報収集をする自由就活になっている
・学校が就活状況を把握できていない。
・学内説明会など参加者大幅減
・相談に来るとしても添削や面接対策といった細かい手法などの相談のみ
・「どこに就職したらいいのかわからないから決めてほしい」といった判断の丸投げ
まとめると、
・学生の動きが読めていない。
・相談というよりは答えを求めに来ている
・学校のリソースに対しての求心力がない
といった形となっており淡泊な付き合いとなっている。
専門学校の方がまだ学生を就職させるという目的をビジネスにしているので接点は持ててはいるが問題を解決に至るまでの対策になっていないのが現状と感じています。
その為には学業を学ぶ上で
・就活における学校の求心力の回復
・就職における目的や人生の中での位置づけのマインドセット
・就職に必要な情報収集、理解、対策といったスキルセット
は急務と考えます。
企業も
・ポジティブな情報だけの発信ではなく、メリット、デメリットを感じさせたうえで夢を持たせられる情報の発信
・就活生個人を見た採用活動を行い活躍できる環境の提供
・学生の年次問わず社会を知れる「下心のない」機会の創出
が必要だと考えます。
こういった活動ができる学校、企業が一校、一社と増えていくことでより社会は豊かになるのではないかと考えるわけです。
最後に・・・
Z世代だのよく話題に出ますがこの状況を招いたのは我々おっさん世代(昭和、平成初期)だと感じたほうがいいと思います。
今一度、自分達が社会を変えるという認識をもって、若い方々たちと接点を持つべきだと私は感じています。
少なからず私は企業的に未熟ではありますが利己的な採用ではなく、自社に憧れて入ってくれる企業を目指し動いています。
この様な状況を変えて行きたいという方が一人でも増えてくれればと思い今回の記事を終えたいと思います。
井の中の蛙の私なのでご意見やコメントなど知見が広がりますので頂けると幸いです。
実際に会って意見交換などもできるのであれば行ってみたいと思っております。
不定期ではありますがまた思ったことがありましたら書かせていただきますので楽しみにしていただければと思います。
長文、駄文で大変申し訳ございません。
ご拝読誠にありがとうございます。
