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テレワークゆり物語 (120)りんごとテレワーク~くだもの農家ゆりりんの挑戦

昔、昔、ある国で「りんご」という、新しい果物の種が発見されました。

「りんご」は、すごく美味しいという噂はあるものの、真偽の程は分からず、育てるのに時間もお金もかかりました。

多くのくだもの農家は「うちは、これまでの果物で、十分。りんごまではいらないよ」と、りんごに興味を持ちません。りんごはなかなか市場に出回りませんでした。

そんな中、くだもの農家のゆりりんは、「りんごは農家を救う」と信じ、りんごを育て始めました。

どうすれば美味しくて、長く味わえる「りんご」を育てることができるだろう。ゆりりんは、自ら土を耕し、りんごの種から育て始めました。苦労もありました。「りんごなんて夢物語。事業とは言えない」と言われたこともあります。

でも、負けず嫌いのゆりりんは、あきらめませんでした。何度も試行錯誤を繰り返し、課題を見つけては、ひとつひとつ解決し、道具が無ければ、自分で作りました。

10年以上の月日が流れ、ようやく理想の「りんご」を育てる方法が見えてきました。
理想のりんごを育てる農家を増やして、この国を豊かにしたい。ゆりりんは本気でそう考えるようになりました。

国が、農家の「りんご」作りを支援したり、「りんご」を育てたいという仲間が増え、世の中も少しずつ変わっていきました。
「りんご」が市場に置かれるようになりました。でも、手にとってはみるものの、買って食べる人は、まだ少数派です。

そんな時、その国に、未曾有の災害が起こりました。
災害により、ほとんどの果物が、育たなくなりました。

しかし、「りんご」は違いました。
「りんご」だけは、その災害に負けず、たわわに実をつけたのです。

こうして、ほとんどの農家が、生き残るために「りんご」を育てざるを得なくなりました。しかし、じっくり取り掛かるには時間がありません。
とにかく、りんごの苗を手に入れ、急いで育てました。
しかし、経験も知識もなく育てた「りんご」が美味しいわけがありません。

「なんだ、りんごって、そんなに美味しくないじゃないか」

災害の影響が去ると、りんご作りをやめてしまう農家が続出しました。これまでの果物を育てた方が楽だからです。

でも、また同じような天災が起こったらどうするのでしょうか。

一方、りんご作りに真剣に取り組んできた農家のりんごは、美味しく、天災後も市場に並び続けました。

特に若い人たちから大人気です。

農家は、より美味しい「りんご」を目指して改良し、作り続けました。
りんご」だけで、しっかり収益をあげる農家も出てきました。

しかし、ゆりりんの気持ちは複雑です。
未曾有の災害で、「りんご」の名前は有名になりました。でも、りんごを育てる農家は、頭打ちです。

すべての多くの農家さんがハッピーになって欲しいのに、現状は「りんごは美味しくないから作らない農家」と「美味しいりんごを作り続ける農家」の2つに別れてしまったからです。

「こう作れば美味しくなりますよ」と、伝えたい。
でも、一度りんご作りに失望してしまった農家さんは、耳を貸してくれません。ゆりりんは
「りんご本質論」という本を書きましたが、その人たちには、なかなか届きません。

このままでは、理想のりんごで、この国を豊かにできない。
今だからこそ、できること、すべきことは何だろうか。
りんごには、この国の課題を解決できるメリットがたくさんあるのに、このままだと、単なるくだものの一種類になってしまう。

果物農家ゆりりんの挑戦は、まだまだ続きます。

→冒頭の写真は、「なぜ、りんごに例えたの?」という疑問の答え。7年前、北見市のりんご果樹園でりんごの木を借り、「テレワーク」と名づけて、美味しいりんごをたくさんたべたから~。(チコちゃん風)
「テレワーク様」という名札に気づきました?


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