本日の3点(問屋町店)
いつもご覧いただきありがとうございます。
気づけば一気に気温も上がり、夏が急加速してきたなと感じるこの頃です。
正直、服好きは夏が苦手な方も多いと思います。
重ね着も難しく、どうしてもシンプルになりがちな季節なので…。
だからこそ、ハワイアンシャツみたいな1枚でテンションを上げてくれる服が夏を楽しむためには大事なんじゃないかなと。
今回のおすすめはハワイアンシャツだけではありませんが、
夏に活躍するもので色々ピックアップしてみましたので、ぜひ最後まで見ていただけたら嬉しいです。



1950's Duke Kahanamoku Rayon Hawaiian Shirt "Abstract Pattern"?
一度ブログでもご紹介したことのある1枚です。
アロハシャツの名作を数多く生み出している、DUKE KAHANAMOKU。
水泳のオリンピック金メダリストであり、“現代サーフィンの父”とも呼ばれるデューク・カハナモクの名を冠したブランドです。
自分も詳しく調べるまでは、本人がそのまま立ち上げたブランドだと思っていたのですが、
実際は“ブランフリート社”との契約によって生まれたブランドのようです。
映画で着用された有名な柄や、エルヴィス・プレスリー着用の個体なんかも存在していて、ヴィンテージアロハの中でもしっかり特別視されているブランドかなと思います。
…とはいえ、そんな背景を抜きにしても、単純に柄がカッコいい。
これがデュークカハナモクの一番魅力かもしれません。



今回の1枚も、他ブランドとは明らかに違う柄の細かさや、色味のバランス感。
ストライプ柄のように配置されたパターンも含めて、かなり完成度が高いです。
レーヨンのハワイアンは最近ジャストめに着たい気分ですが、
デュークは少しゆったりしたサイズバランスのものが多い印象で、このSmallあたりがちょうど良い方も多いかと思います。
1枚でしっかり主役になりますし、ジャケットのインナーとして使っても映える。
夏はこのシャツに、デニムのペインターパンツでサンダル。
それくらいシンプルでも十分かっこいい1枚です。




1950's〜 Can't Bustem Double Knee Overall With Apron
続いては、かなり“雰囲気”のある1枚です。
最近やたらと探している方の多い、CAN’T BUST’EM。
やはりフリスコパンツのイメージが強いブランドかなと思います。
このオーバーオールを着たニワトリのタグ、通称“ルースター"と呼ぶみたいです。
CAN’T BUST’EMは、Levi’sと同じサンフランシスコのブランドで、噂では道路を挟んで向かいに会社があり、昔からライバル関係だったなんて話もあるようです。
さらに面白いのが、昔はデニム系ワークウェア全般を“ジーンズ”と呼んでいた中で、
Levi’sがデニムパンツを“JEANS”という表記を使い始め、それに対抗するようにCAN’T BUST’EMは“JEENS”表記を使っていたという話。
もし当時、CAN’T BUST’EMの方が勢いがあったら、今頃デニムパンツは“JEENS”表記だったのかもしれない…。
こういう、本当か嘘かわからないくらいの話がヴィンテージの面白さでもあります。



そして今回の個体は、生成りのオーバーオール。
さらに、エプロン付きでダブルニー仕様。
オーバーオールの中でも、かなり“ディテール勝ち”個体かなと思います。
ボディ自体も、リアルワークで使われていたような雰囲気が抜群で、単純にものとしてかなりかっこいいです。
サイズもW44ほどの大きめサイズなので、大体の方がゆるく履けるバランス。
オーバーオール特有の“着られてる感”も出にくく、スタイリングの主役としてかなり使いやすいサイズ感かなと。
夏場はどうしてもトップスがシンプルになりがちなので、こういう変化のあるパンツを1本持っているとファッションの幅もかなり広がると思います。
白Tに合わせて、オールホワイト気味でまとめるのも絶対かっこいいですね。



1950's Iolani Rayon Hawaiian Shirt
続いては、オンブック級の名作から。
ハワイ州で最も古いハワイアンシャツメーカーのひとつ、“IOLANI”です。
ちなみにイオラニは、ハワイ語で“天国の鳥”という意味らしく、名前からすでに中二病心をくすぐります。



今回の1枚は、アロハタワーやダイヤモンドヘッドなど、オアフ島の観光名所が散りばめられた、かなり“ハワイらしい”柄。
フラガールのポーズも、パンナム(アメリカの伝説の航空会社)の広告から引用されているようで、背景を知るとより面白いです。
こういうカルチャーや時代感が柄の中に詰め込まれているのも、ハワイアンシャツの魅力かなと思います。
生地はレーヨンちりめん。
独特のシボ感と鮮やかな発色があって、飾っているだけでも気分の上がる1枚です。
もちろん服としてもかなり良くて、この爽やかな配色は、“夏を楽しみにしてる人”感が着るだけでしっかり出ます。
スタイリングとしては、白のペインターパンツで思いっきり爽やかに振るのも良いですし、
逆に黒スラックスで少し悪そうな雰囲気を混ぜても面白そうです。
合わせ方次第でかなり印象が変わりそうで、着るのが楽しみになる1枚ですね。
今回はこのあたりで。
まだまだ店頭には、ご紹介しきれていないハワイアンシャツもたくさんございます。
やはり実際並んでいる中から、色や柄を見比べながら選ぶ時間もこのジャンルの醍醐味かなと思います。
そして、先月入荷していたキューバシャツもまだ少しですが良いところ残っています。
夏場はどうしても服装がシンプルになりがちなので、こういった“1枚で雰囲気の出る服”をぜひ楽しんでいただけたら嬉しいです。
それでは、店頭にてお待ちしております。
