優しさ×〇〇は逆効果である
過去の自分に向けて書いた記事ですが、読者の方は優しさの解像度を上げるために使ってもらえたら良いなと思っています。
0. はじめに
「君、優しいね」
と言われることはありませんか?
この言葉は
①本当に思ってる
②本当はそう思っていないけど、その場をうまくおさめるための社交辞令
として使われる言葉です。
10代後半~20代前半の筆者(てぃー)は「優しい」という言葉をもらった時に全て真に受けていた(①だと思っていた)のですが、今振り返ってみると
本当(①)3: 社交辞令(②)7
くらいの割合な気がします。
では、当時の自分が「優しさ」として認識していた行動が、どんな要素によって相手の「社交辞令」につながったのか?ということを、ここ数年でわかった経験を基に、「優しさ×〇〇」という形で分析してみました。
これが分かってたら、当時の自分はもう少し「社交辞令」を減らせたかなーと考えています。
補足
物事が構造化しきれず、被っている箇所もあります。
あくまで一個人の意見なので深く捉えすぎないでください。
自戒として書いています。
優しさ×〇〇は逆効果である
伝え手 = 優しい行為をする側
受け手 = 優しい行為を受ける側
として表現しています。
1. 優しさ×情報過多 伝えたいことが分からない
伝え手の考え)
相手に役に立つ情報 = 良い
相手に役に立つ情報 × 沢山 = 良い × 沢山 = とても良い
と考えがちですが、
受け手からすると、何を伝えたいか分からないのに、「受け手の為に言っている」「(伝え手には)悪気がない」 から断りずらく、 何より聞かなきゃいけない。
受け手が聞くモード受け手から質問した時なら、 他に集中したい時にこれをやられると、話を区切りづらいためとてもしんどいです。
具体例
伝え手「~は~だよね。」
(終わった後、)
伝え手。。。(あ、あの時あれも言えたな。やっぱこっちの方が良かったかも...)
伝え手「あのさ、さっきの件なんだけど」
以下ループ×3
2. 優しさ×しつこい 何度も来る
優しさ × しつこい
「困ったことがあったら言ってね」
一般的に良い言葉とされていますが、実はこれはタイミング が重要です。
受け手)
ちょっと困ったけど(伝え手)が忙しいそうだから声を掛ける程でもないレベルの悩み事がある
とタイミングであれば、この言葉はとても重宝されると思います。
ただし、 (伝え手)が「いつでも聞いて良い」状態をオープンにしていて、(受け手)がいつでも聴ける状況( 困った時に受け手から聞ける、 聞きやすい関係)時に、これを何度もやられると厳しいものがあります。
困ったことがあったら本当に聞く、 もしくは伝え手はその問題解決に適していない( この件は別の人に聞いた方が助かる・都合が良い) というような場合も考えられます。
具体例)
伝え手「分からないことがあったら聞いてねー」
1時間後
伝え手「何かわからないことないー?」
受け手「え、じゃあ。。。~がわからないです。」
1時間後
伝え手「進捗大丈夫そう?」
受け手「大丈夫です。」
1時間後
伝え手「なにか困ってない?」
受け手「大丈夫です。。。」
3. 優しさ×断りづらい
これは本質情報だと考えているのですが、 「優しい」行動の一番悪いところは「 君のために言っている」「伝え手には悪気がない」と"断りづらい"ところです。
他にも断るのに、「相手の気持ちを傷つけない・相手との関係性を悪くしないように言葉を選ばなきゃいけない」「みんなの前で優しい行為を断れば(無下に扱えば)、受け手が冷たい人に見られる可能性もある」などの悪い特性も持っています。
4. For you
これは伝え手側の問題ですが、上記であげた優しさの根幹には「受けてのため」という想いがあると思います。
しかし、「受け手が何か してくれなかった時、 断られた時、受け入れなかった時に、
「せっかく相手(受け手)のためを考え行ったのに なぜ受け入れてもらえないのだ!」
と感情をこじらせます。
これも結構タチが悪いもので、受け手から見ると
「向こうからの提案を断ったら、伝えて手が怒っている」
もう少し端的な言葉にすると
「頼んでもいないの来て、断ったら勝手に怒っている」
と捉えられてしまいます。
5. じゃあどうすればいいのか?
個人的に今思いつくことは全部これの逆をやることです
情報過多 ↔ 伝えたいことは端的に言う
しつこい ↔ 一度もしくは機会を見計らう
断り辛い ↔ なるべく断りやすくする
+
For you ↔ For anything else(「それ以外の」ニュアンス。怪しい英語...?)
すこし「断りやすくする」「For anything else」について補足をします。
「断りやすくする」
相手が「断りやすい」「その場や話を終わらせやすい」言葉をこちらから言うことです。
例) なにか教えた時
「卒論で大変だと思うから、もし余裕ができたらやってみてねー」
→卒論で大変だったから"仕方なくできなかった"
という相手への理由ができる
「For anything else」
これは「相手のため」以外の自分の行動動機を決めておくことです。
自分の場合は「自分が今よりも更に未熟だった時に先輩から見捨てず色々と指導されたから、過去の自分みたいな境遇の人は相手がどうであれ教えよう。それが自分の生き方だ。」くらいの割り切っています。
なので相手が受け入れてくれなかったとしても、「やることはやった」(もちろん内省はしますが)と区切りはつけています。
6. おわりに&補足
自分が過去に勘違いしていた優しさについて、細かく考えてみた結果を述べました。
もちろん、回数を重ねた優しさから生まれる良いことも沢山あると思います。なので、「〜である!」「~すべき!」という主張というよりも、優しさの概念の分解を上げるために使っていただけたら幸いです。
