【サッカー日本代表】なぜ欧州組ばかりでも、ブラジルやオランダに「ポゼッション」で勝てないのか?
こんにちは、チームシンヤです!
今日は今話題の「サッカー日本代表」について話をしていこうと思います!
現在のサッカー日本代表は、スタメンのみならず招集メンバーのほとんどがヨーロッパの1部リーグで日常的にプレーしています。「個の能力」は間違いなく過去最高。しかし、いざブラジルやオランダといった世界の超強豪国と対峙すると、主導権を握られ、自陣に押し込まれる展開が続いてしまいます。
なぜ「欧州1部」の選手が揃っても、彼らと互角にボールを握る(ポゼッションする)ことができないのでしょうか?その本質的な理由を紐解きます。
1. 所属クラブにおける「役割」の決定的な違い
「欧州1部でレギュラー」という言葉は一見華やかですが、その中身を分解する必要があります。世界トップの強豪国と日本とでは、選手たちが日常的に所属クラブで担っている【役割】に大きな差があります。
・超強豪国の日常:「引いた相手を崩す」ポゼッションの義務
ブラジルやオランダの主力の多くは、レアル・マドリード、マンチェスター・シティ、バイエルンといった各リーグのメガクラブに所属しています。
彼らの日常のリーグ戦は、「ガチガチに守備ブロックを敷いて引いた相手を、圧倒的なポゼッションでどう崩し切るか」という戦いです。超プレッシャーのなか、狭いスペースでパスを通し続ける脳と技術が、日常レベルで極限まで鍛え上げられています。
・日本代表の日常:「堅守速攻」の武器としての重宝
一方で日本代表の選手たちは、欧州1部には在籍しているものの、中堅・下位クラブでプレーしているケースがまだ少なくありません。
そこでの彼らの役割は、多くの場合「自陣でハードワークして守備をし、奪ったら広大なスペースへカウンターを仕掛けること」です。つまり、「相手のハイプレスを組織で剥がしながら、主体的にボールを握り続ける」という実戦経験の絶対量が、トップ国の選手に比べて圧倒的に不足しているのです。
2. 「認知のスピード」と位置的優位の差
強豪国と互角にパスをつなぐためには、相手の激しいプレスを先手先手で無力化しなければなりません。ここで求められるのが、技術以上に「認知」と「ポジショニング」の質です。
・コンマ数秒の認知遅れ
トップ国のハイプレスは、ボールが移動する間に次の受け手への予測が完了しています。日本代表が「ボールが足元に収まってから次の出し先を探す」というテンポでプレーしていると、一瞬で網に引っかかってしまいます。(早くはなっていますが、)
・位置的優位(立ち位置)の甘さ
ポゼッションが強いチームは、相手ディフェンスの視界の死角や、ラインの間に「1歩単位」で細かくポジションを微修正し続けています。このディテールの差が、パスが繋がるか奪われるかの境界線になります。
3. 国としての「共通言語」と成熟度
代表チームは集まる期間が限られています。その短い時間で、世界トップのプレスを無力化するほどのポゼッションを成立させるには、チーム内に強固な「共通の絵」が必要です。
ブラジルやオランダには、育成年代からA代表まで一貫した「自分たちがボールを握って主導権を握る」という戦術言語が歴史的に確立されています。そのため、代表に集まっても、誰がどこに動けばどこにスペースが空くかというメカニズムが最初から揃っています。
対する日本代表は、個々の所属クラブでのスタイル(カウンター重視、ポゼッション重視など)が多様であるため、代表活動の短い期間だけで「世界最高峰のディフェンスを剥がし切るポゼッションの絵」を完璧に揃えるには、まだ組織の成熟度として発展途上だと言えます。
次なるフェーズへ進む日本代表
かつての「海外組が数人しかいない時代」から、現在の「全員が欧州1部」という時代へ、日本サッカーは凄まじいスピードで進化してきました!個のデュエルの強さやスピードといった「第一段階の壁」は間違いなくクリアしつつあります。
ここからブラジルやオランダと「互角にボールを握り合う」ためには、選手個人がさらに上のメガクラブへとステップアップし、日常から主動権を握るサッカーを経験すること。そして代表チームとして、相手のプレスの矢印をへし折るための戦術的ディテールを煮詰めていくこと。
この「第二段階の壁」を超えたとき、日本サッカーは本当の意味で世界のトップオブトップの仲間入りを果たすはずです!
私は海外サッカーの試合を年間300試合程度見ていますが、W杯が終わっても引き続き、日本選手を応援し続けようと思います!!!
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