コーヒー党の私が、小鍋一つで「ロイヤルミルクティーの沼」に落ちた理由。万平ホテル「あの味」への遠い旅
こんにちは、チームシンヤ(真哉先生)です!
今日はコーヒー党の私が、不意にロイヤルミルクティーの沼に足を取られたお話をしたいと思います(笑)
最近、気づけばキッチンで鍋をゆすっています。それも、コーヒーではなく「ロイヤルミルクティー」のために。
もともと私は大のコーヒー好きで、朝や職場でブラックコーヒーを最低2杯は飲むのが日常です。紅茶も嫌いではありませんでしたが、それはあくまで気分転換として飲むくらいでした。
そんな私が、なぜ手間暇かかるロイヤルミルクティーにはまったかというと、コーヒーとは違った奥深さに気付いたからです!
きっかけは「万平ホテル」の記憶と、余った牛乳
ことの始まりは、冷蔵庫で賞味期限を迎えそうになっていた1本の牛乳でした。「何かに使わなきゃな」と眺めていたとき、ふと数年前に訪れた軽井沢、万平ホテルで飲んだロイヤルミルクティーの味を思い出したのです。
あの、驚くほど濃厚で、それでいて品のある香り。 「よし、自宅であの味を再現してみよう!」そんな軽い気持ちで鍋を手に取ったのが、終わりのない探求の始まりでした。
やってみると、ただ紅茶に牛乳を入れるのとは訳が違ったのです。
1. 「茶葉」という名の土台選び
ロイヤルミルクティーは、まず少量の水で茶葉を煮出すところから始まります。ここで最初に直面するのが「茶葉の種類と量」の壁です。
・アッサム
ミルクティーの王道。コクが強く、ミルクに負けないパンチがあります。
・セイロン(ウバ)
爽やかな渋みがあり、後味がスッキリします。
・ケニア
最近の個人的なヒット。非常に濃く抽出でき、色が鮮やか。
普段のストレートティーなら「ティーバッグ1個」で十分ですが、ロイヤルミルクティーは違います。牛乳の脂質に負けないためには、通常の2〜3倍の茶葉を贅沢に使うのが鉄則です。
この「濃さ」の加減ひとつで、仕上がりが「薄まったミルク」になるか「濃厚なティー」になるかが決まります。
2. 牛乳との比率と「温度」の科学
次に重要なのが、牛乳を加えるタイミングと温度管理です。 ここが一番の難所かもしれません。
黄金比を求めて
一般的には「水 1:牛乳 1」や「水 2:牛乳 3」などと言われますが、万平ホテルのようなリッチさを出すなら、水は極力少なくし、牛乳を主役にするのがコツ。
しかし、水を減らしすぎると茶葉が十分に開きません。このバランスを試行錯誤するのが面白いのです。
「膜」との戦い
牛乳を温めるとき、もっとも避けたいのが表面に張る「膜」です。
60℃前後: ゆっくりと温め、決して沸騰させない。
鍋の周囲: 小さな泡が出てきたら火を止める。
この繊細な温度管理が、口当たりの滑らかさを左右します。コーヒーのハンドドリップにも通じる、この「静かな集中力」が必要な時間が、コーヒー党の私にはたまらなく心地よいのです。
3. 砂糖が魔法をかける
「健康のために無糖で」と言いたいところですが、ロイヤルミルクティーに関して言えば、砂糖は「調味料」ではなく「香りを引き出すスイッチ」です。
ほんの少しの甘みを加えるだけで、紅茶の香りがパッと華やかに開き、ミルクのコクが立体的に感じられるようになります。
・きび砂糖
コクが出て、奥行きのある味わいに。
・グラニュー糖
紅茶本来の香りを邪魔せず、クリアな甘みに。
・ハチミツ
独特の風味とともに、とろりとした質感が加わる。
沼の先にある、贅沢な時間
たかが一杯の飲み物ですが、茶葉の種類を変え、秒単位で煮出し時間を調整し、温度計を片手に牛乳を見守る。そうして出来上がった一杯は、カフェで飲むものとはまた違う、自分だけの「正解」の味がします。
コーヒーのような「覚醒」のスイッチではなく、一日の終わりに自分を解きほぐすための「解放」のスイッチとなります。
もし、冷蔵庫に牛乳が余っていたら。 あるいは、少しだけ自分を甘やかしたい午後に。 小鍋一つで作れる、この「奥深い沼」に足をふみ入れてみませんか?
コーヒー派のあなたこそ、その繊細な違いの虜になるはずです!
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