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第98回選抜高校野球大会 大会9日日

どうも、おはようございます。いよいよ準々決勝です。ここのところ、関東と関西が上位に来るセンバツですが、ここまで東北1、関東3、中部1、近畿2。四国1の分布図です。なんとなく今年も近年と同様な方向にいきそうではありますが、果たしてどうなるでしょうか。さてベスト8出そろいましたが、抜けてるチームはいないという印象です。どのチームにも優勝の可能性はありとみています。ここから先、さらに熾烈な戦いが生じられるのではないでしょうか、非常に楽しみです。
それでは、本日の4試合です。

大会第9日 準々決勝 第1試合

中京大中京(愛知) VS 八戸学院光星(青森)

中京大中京は1回戦で阿南光を3-1、2回戦では名門・帝京を延長タイブレークの末に9-4で破り、投打に盤石の勝ち上がりを見せている。 打線では、1回戦で無安打と沈黙していた4番・荻田が2回戦で本塁打を含む3安打3打点と大爆発。1番・田中も2試合で計7安打を放つなど上位が絶好調で、2試合連続2桁安打(計26安打)の破壊力を誇る。 投手陣は、エース安藤が試合を作る中、2番手の太田が2回戦で5回1/3を無失点、9奪三振と圧巻の投球。安藤の粘りと太田の力でねじ伏せる盤石の二枚看板が確立された。

対する八戸学院光星は、1回戦で崇徳を15-6(延長10回)、2回戦では滋賀学園を5-4の逆転劇で下し、14年ぶりのベスト8進出を決めた。 打線では、1番・菅沼、2番・長野のコンビが初戦から共に3安打を放つなど絶好調。菅沼は1回戦で勝ち越し2ラン、2回戦でも逆転適時打を放つ勝負強さが際立っている。 投手陣は、エース北口が1回戦で延長10回を完投。2回戦でも先発の岩崎をリリーフして5イニングを投げ抜くなど、屋台骨を一人で支える執念の投球が、チームに逆転を呼び込むリズムを作っている。

【展望】
2試合連続2桁安打と勢いに乗る中京大中京の強力打線に対し、八戸学院光星のエース北口がいかに食らいつけるかが最大の焦点。 中京大中京としては、好調な田中・荻田が北口の立ち上がりを叩き、早い段階で主導権を握りたい。後半を絶好調の太田に託す理想的な継投に持ち込めるかが鍵となる。

八戸学院光星は、初戦19安打を放った集中打が最大の武器。菅沼・長野のコンビが中京の安藤・太田を揺さぶり、エース北口を早期に援護したい。1回戦・2回戦ともにタイブレークや終盤の逆転劇を制してきた粘り腰で、名門・中京の壁を突き崩せるか。

投打の総合力と投手層の厚さで中京大中京がわずかに優勢とみるが、エース北口の執念と菅沼・長野の爆発力が噛み合えば、光星が三度(みたび)接戦を制する可能性も十分にある。

大会第9日 準々決勝 第2試合

智弁学園(奈良) VS 花咲徳栄(埼玉)

智弁学園は、1回戦で花巻東を4-0、2回戦では神村学園を延長10回タイブレークの末に2-1で破り、非常に引き締まった試合運びを見せている。 最大の強みは、2試合連続完投の左腕エース・杉本の存在だ。1回戦で3安打完封、2回戦でも延長10回を143球で投げ抜き失点1(自責1)。2試合合計19イニングで自責点わずか1、防御率0.47という数字が示す通り、大崩れする気配が全くない。 打線も得点こそ最小限だが、1回戦で10安打、2回戦で9安打を記録。1番・角谷の勝負強さ(1回戦3打点) や、4番・逢坂の2回戦での同点犠飛 など、要所で安打や仕事が出る「質の高い攻撃」が杉本を支えている。

対する花咲徳栄は、1回戦で東洋大姫路を3-2、2回戦では日本文理に17-0で圧勝し、一気に勢いを加速させている。 1回戦では3安打と打線が沈黙したが、2回戦では14安打を浴びせ、特に1番・岩井が4安打1打点、7番・谷口が2試合連続安打を放つなど、上位から下位まで火がついた状態。 投手陣も、エース黒川が2試合計16イニングで失点2(自責1)、防御率0.56と安定感では杉本に引けを取らない。2回戦では点差がついたことで、7回88球で降板し、古賀・長谷川への継投を試すなど余力を残して準々決勝に挑む。

【展望】
自責点1を継続する智弁・杉本(左腕) ✕ 2回戦で覚醒した徳栄打線。 この対決が試合の命運を分ける。智弁学園としては、杉本が徳栄の上位打線を翻弄し、1、2回戦同様のロースコアに持ち込みたい。19イニングを投げて失点1という驚異的な粘りが、中盤以降の徳栄の焦りを誘う展開が理想だ。

花咲徳栄は、2回戦で見せた「14安打17得点」の爆発力が、今大会ほぼ完璧な杉本に対してどこまで通用するか。黒川の出来が計算できるだけに、1回戦のような貧打に陥らず、早い段階で1番・岩井を起点に杉本を揺さぶりたい。

エース杉本の完成度と、安打数は出ている智弁打線のしぶとさを考慮すると、智弁学園がわずかに優勢か。しかし、徳栄打線が杉本のわずかな疲れを逃さず捉えれば、一気に試合が動く可能性も秘めている。

大会第9日 準々決勝 第3試合

専大松戸(千葉) VS 山梨学院(山梨)

最大の強みは、1回戦で9安打、2回戦で10安打を放ち、効率よく加点している専大松戸。 1番・石崎は2試合でいまだ安打こそないものの、2回戦で3四球を選ぶなど粘り強い。打線を牽引するのは、2回戦で3安打2打点を挙げた4番・吉岡や、2安打2打点の5番・瀬谷ら中軸。さらには8番・苅部ら下位からも安打が出ており、どこからでも得点できる形ができている。投げては、右腕の門倉が1回戦で完封、2回戦でも4回1/3を無失点と、計13回1/3を投げていまだ自責点0。少ない好機を確実に得点へ繋げ、門倉を援護する形ができている。

対する山梨学院は、1回戦で長崎日大を5-3、2回戦では大垣日大を3-1で下し、接戦をモノにする勝負強さが光る。 投手陣は、背番号14のサウスポー・渡部が2試合連続で先発し、いずれも1失点と粘り強く試合を作っている。最後を締める場面も見られた左腕・木田も安定感があるが、本来のエース格である左腕・桧垣が調子を崩している点が懸念材料だ。打線は1回戦で本塁打を放った主将の菰田が骨折で離脱したことが最大の痛手であり、本来ならマウンドにも上がる菰田が投げられない状況下、チーム全員でその穴を埋めている。

【展望】
自責点0を継続する専松・門倉 ✕ 粘り強く試合を作る山梨学院・渡部(左腕)。 今大会好調な右腕と、背番号14ながら大役を果たす左腕による、緊迫した展開が予想される。

専大松戸としては、好調な吉岡や瀬谷を中心に、渡部・木田、あるいは復調を期す桧垣をいかに早い段階で攻略できるかが鍵。門倉がこれまで通り安定した投球を見せれば、優位に試合を進められる。 山梨学院は、菰田不在という逆境の中、石井や金子らを中心に門倉からいかに得点を奪えるか。調子を落としている桧垣が本来の投球を取り戻し、渡部・木田ら左腕陣の継投で専松打線を翻弄できるかがベスト4進出の分かれ道となる。

投打のバランスでは専大松戸がわずかに優勢とみるが、主将の負傷という苦境を組織力でカバーしてきた山梨学院が、左腕陣の継投で専松打線を封じれば、一点を争う激戦となる。

大会第9日 準々決勝 第4試合

英明(香川) VS 大阪桐蔭(大阪)

最大の強みは、1回戦で高川学園を5-3、2回戦では東北を6-3で下し、盤石の試合運びでベスト8へ進出した英明。 投手陣は、1回戦で144球完投(自責0)の左腕・富岡と、2回戦で9回3失点完投の右腕・松本の両名が、共に高い完投能力を証明している。準々決勝でも、この左右のどちらがマウンドに上がるか読ませない戦略的な投手起用は、英明の大きな武器となる。打線は3番・松原が2試合連続マルチ安打(打率.400)と中軸の役割を果たし、9番・前田ら下位打線も勝負所で安打を放つなど、切れ目のない攻撃が投手を支えている。

対する大阪桐蔭は、1回戦で熊本工を4-0、2回戦では三重との接戦を5-3で制し、準々決勝に駒を進めた。 投手陣は、エース吉岡が2回戦で7四球と制球を乱したことが大きな誤算となったが、1回戦で14奪三振を記録した左腕・川本の先発が濃厚。さらに石原、小川といった救援陣が控えており、エースの不調をチーム全体でカバーする層の厚さがある。打線も3番・内海が打率.444と絶好調で、どこからでも得点圏に走者を進め、一本で仕留める破壊力は健在だ。

【展望】
英明の「富岡・松本」による変幻自在の投手起用 ✕ 大阪桐蔭が誇る選手層の厚さと底力。 英明としては、どちらの投手が先発にせよ、持ち前の投球術で大阪桐蔭の強力打線を翻弄し、1点を争う緊迫した展開に持ち込みたい。松原を軸とした打線が、先発濃厚な川本をいかに揺さぶれるかが鍵となる。

大阪桐蔭は、川本が1回戦のような支配的な投球で英明のしぶとい攻撃を封じ、守りから攻撃のリズムを作りたい。制球に課題を残した吉岡の状況を、川本の快投と内海を中心とした強力打線でいかにカバーし、勝ち切れるか。

投手陣に不安要素を抱えつつも、それを補って余りある個々の能力と選手層の厚さ、そして接戦を勝ち抜いてきた大阪桐蔭が、その底力で優勢に試合を進めるとみる。英明の戦略的な投手起用が、桐蔭の地力をどこまで脅かすかに注目が集まる。

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