第98回選抜高校野球大会 大会5日日
どうも、おはようございます。昨日は延長戦が2試合。1点をめぐる白熱した試合展開にしびれました。しかし、一つ気になることもありました。山梨学院、注目の菰田選手。初回、第1打席でいきなりレフトスタンドへホームラン。怪物といわれる片りんを見せてくれました。アクシデントは5回、一塁の守備でバッターランナーと接触。一時は守備に復帰したものの、6回からはベンチに下がりました。詳細はまだ正式に発表されていませんが、どうやら左手首の靭帯損傷ではないかとのこと。吉田監督は次の試合では打者での出場はない、投手として投げれるかどうかとのお話。少し心配です。けがは避けようもないケースもあります。仕方がないとはいえ、全選手が無事に試合が行われることを願います。
それでは、本日の3試合です。
大会第5日 第1試合
東北(宮城) VS 帝京長岡(新潟)
3年ぶり21回目の出場となる東北。2025年8月に復帰した我妻監督のもと、秋の公式戦9試合すべてで継投策をとり、粘り強く勝ち上がった。投手陣は、チーム最長の30回余りを投げたエースの和泉、日大東北戦で7回途中まで無安打に抑えた左腕の狩野ら、左右5人が登板可能な厚い層を誇る。打線は、東北大会3試合で打率5割をマークした主将の松本が牽引。チーム全体で「積極的な走塁」を掲げ、秋の公式戦で上位4人が17盗塁を記録するなど、機動力を絡めた攻撃で17年ぶりの甲子園勝利を目指す。
初出場の帝京長岡。昨秋の新潟大会では第3代表だったが、北信越大会で日本文理や星稜を破り、春夏通じて初の甲子園切符を掴んだ。エースは最速140キロの直球と変化球の緩急で打たせて取る左腕の工藤。準々決勝と準決勝では1失点で完投するなど安定感が光る。打線は、打率4割4分4厘を誇る捕手の松本を中心に、北信越大会準々決勝でのスクイズや三重盗など、「足を絡めた攻撃」が最大の持ち味。昨秋の公式戦11試合で代表校トップとなる37個の盗塁を記録しており、芝草監督は「打てない時こそどう動かすか」と機動力野球を強調する。
【展望】 共に「機動力」を前面に押し出すチーム同士の対決。 東北は、左右5人の豊富な投手陣をつぎ込み、帝京長岡の驚異的な機動力をどう封じ込めるかが焦点。一方の帝京長岡は、代表校トップの37盗塁を誇る足を武器に、東北の堅守を揺さぶりたい。 機動力の破壊力では帝京長岡が勝るが、左右の質の高い投手を揃え、接戦での継投策が確立されている伝統校・東北が、試合運びの面でわずかに優位とみる。
大会第5日 第2試合
高川学園(山口) VS 英明(香川)
42年ぶり2回目の出場となる高川学園。昨夏から2季連続の甲子園出場で、かつて「多々良学園」として初出場した1984年以来のセンバツ勝利を目指す。エース右腕の木下は、昨秋の公式戦9試合中8試合で先発し、うち5試合で完投した大黒柱。最速146キロの直球と、秋に習得した変化球を武器にする。打線では、打率4割超の木下に加え、俊足でセンバツ出場全選手中トップタイの9盗塁を記録した若藤、パンチ力のある主将の衛藤らが並び、足と絡めた攻撃が持ち味だ。
3年ぶり4回目の出場を果たす英明。昨秋は明治神宮大会で初の4強入りを果たし、「全国の強豪に勝つ難しさ」を糧に成長を遂げた。投手陣は、最速141キロで落差の大きいカーブを操る左腕の冨田と、四国大会・神宮大会で防御率1点台と安定した右腕の松本倫の二枚看板。さらに左横手の吉川も控え、層が厚い。打線は、ミート力に優れた3番の松本一がチーム最多の11打点をマーク。香川監督が「バッティングは共同作業」と強調するように、状況に応じた打撃と走塁で得点を狙う。
【展望】 42年ぶりのセンバツ勝利を狙う高川学園と、神宮4強で自信を深めた英明の一戦。 高川学園は、大黒柱の木下が英明の粘り強い打線をどこまで抑え、快足の若藤を起点にチャンスを作れるかがポイント。一方の英明は、冨田と松本倫の質の高い継投で失点を最小限に食い止め、神宮大会で全国の強豪と渡り合った勝負強さを発揮したい。 神宮大会でベスト4入りし、左右の強力な二枚看板を擁して「自ら崩れない」野球を徹底している英明が、総合力で一歩リードしているとみる。
大会第5日 第3試合
三重(三重) VS 佐野日大(栃木)
8年ぶり14回目の出場となる三重。昨秋の東海大会準決勝では、聖隷クリストファー(静岡)のプロ注目左腕・高部を攻略して10得点でコールド勝ちを収め、公式戦1試合平均の安打数は二桁を超えた。沖田監督が「本来は守りを重視する野球が理想」と語る通り、下級生時から公式戦で登板した投手を複数擁する。エースナンバーを背負う左腕の吉井は多彩な変化球で打者を翻弄し、右腕の古川は相手の攻撃を断ち切る力強い直球が魅力。打線は、秋に入って急成長し打率4割超を誇る主将の大西を中心に、つながりの意識で着実に得点を重ねる。
12年ぶり5回目の出場を果たす佐野日大。指揮を執るのは、1989年夏の甲子園開幕試合で完封勝利を挙げ、自ら本塁打も放った元プロ(阪神)投手の麦倉監督だ。「お前たちは最弱だ」と厳しい言葉でナインを鼓舞し、その期待に応えた選手たちは昨秋の関東大会で強豪を破り4強入りした。エース右腕の鈴木は最速140キロ近い速球と多彩な変化球を操り、制球力も高い。さらに度胸のある左腕・沖崎らが控える。打線は打率3割4分を誇り、関東大会3試合すべてで安打を放った櫻岡や、2年生捕手の須田ら、走攻守揃った巧打者が並ぶ。
【展望】 「最弱」の評価から這い上がった佐野日大と、高い攻撃力と経験豊富な投手陣を擁する三重の一戦。 佐野日大は、甲子園の勝ち方を知る麦倉監督のもと、エース鈴木を中心とした粘り強い守備で三重の強力打線を封じたい。三重は、吉井・古川の継投で佐野日大の巧打者陣を翻弄し、主将・大西を中心とした打線の爆発で主導権を握りたい。 プロ注目投手を打ち崩した実績を持ち、公式戦1試合平均二桁安打を放つ三重の打力は脅威。左右の柱も確立されており、総合力において三重が佐野日大をわずかに上回っているとみる。
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