第98回選抜高校野球大会 大会8日日
どうも、おはようございます。昨日は第3試合が雨天中止となり本日の第4試合に組み込まれました。これで今日、明日が4試合日となり後ろに組み込まれた高校は非常にタイトになります。準々決勝以降は休養日が設定されていますし、週明けまた雨の予報も出ています。このあたり駆け引きが出てきそうな気配もありますが、果たしてどうなることでしょうか。
それでは、本日の4試合です。
大会第8日 第1試合
大垣日大(岐阜) VS 山梨学院(山梨)
近江との10回に及ぶ熱戦を制した大垣日大。エースの竹岡は、188球を投げ抜く強靭なスタミナを見せた一方で、7つの四球を出すなど制球面に課題を残した。バックの無失策という堅守に助けられた側面もあり、次戦ではこの「一抹の不安」である制球の乱れをどこまで修正できるかが鍵となる。攻撃陣は、下位の松井一が2安打を放つなど粘り強く、初戦同様、終盤のワンチャンスをモノにする勝負強さを持ち合わせている。
一方、長崎日大を5-3で下した山梨学院。1回表に一挙5点を奪う猛攻を見せたが、初戦で本塁打を放つなど大活躍した2番・菰田が骨折により出場できない見通しという緊急事態に直面している。チームを牽引していた主力の離脱は、攻撃の形に大きな影響を与えかねない。投手陣は、先発の渡部が7回途中1失点と試合を作ると、最後は木田が2回1/3を無安打4奪三振と完璧に抑え込む継投策で逃げ切った。
【展望】 主力を欠く山梨学院と、制球に不安を抱えつつも投げ抜く竹岡。互いに懸念材料を抱えた中での対戦となる。 山梨学院としては、竹岡の制球難(初戦与四球7)を突き、じっくりと球数を使わせたい。菰田不在の穴を、1番・石井や4番・杉村ら好調な打者、さらに光永らの小技でどう埋めるかが焦点。一方の大垣日大は、竹岡がいかに無駄な走者を減らし、バックを信じて打たせて取れるか。
菰田の離脱は山梨学院にとって大打撃だが、層の厚い打線と、木田を中心とした安定した継投策を持つ山梨学院が総合力で一歩リードとみる。大垣日大としては、竹岡が初戦の反省を活かして無駄な四球を抑え、最少失点で中盤まで粘ることができれば、代打・高橋のような勝負強さが再び光り、逆転の機運が生まれるだろう。
大会第8日 第2試合
東北(宮城) VS 英明(香川)
帝京長岡との1回戦を5-1で制した東北。初回に押し出し四球などで2点を先制すると、中盤以降も着実に加点し、2004年以来となるセンバツでの勝利を挙げた。打線では3番・進藤と4番・矢野が揃って2安打を放ち、中軸が機能している。投手陣は先発の金沢が5回1失点と試合を作り、続く市川、狩野、石崎の3人が無失点で繋ぐ盤石の継投を披露。守備では2失策があったものの、投打の噛み合いが光っている。
一方、高川学園を5-3で下した英明。4回表に矢野と榎本の連続適時打で3点を先制し、試合を優位に進めた。投げてはエース左腕の冨岡が、9回を144球、被安打6、6奪三振の熱投で完投勝利を挙げた。失点3ながら自責点は0と、要所を締める粘り強さが持ち味だ。打線では8番の榎本が2安打1打点と下位で存在感を見せたが、1番から5番の上位打線が計2安打に留まっており、次戦への課題となっている。
【展望】 4人の継投で的を絞らせない東北と、エース冨岡の完投能力に支えられた英明の対決。 東北は、1回戦で144球を投げ抜いた英明・冨岡に対し、早い段階でプレッシャーをかけたい。好調な進藤、矢野の中軸が、冨岡のスタミナと制球力をどう攻略するかが鍵となる。投手陣は再び小刻みな継投で英明打線を翻弄したいところだ。
英明は、初戦で沈黙した上位打線が、東北の多彩な投手陣をどう捉えるかが焦点。エース冨岡の疲労が懸念される中、序盤から援護点を与えて優位に試合を進めたい。1回戦で3失策を記録した守備陣が、東北の堅実な攻めをどこまで防げるかも大きなポイントになる。
東北は継投の厚みと中軸の爆発力で上回るが、英明が冨岡の粘投を中心にロースコアの接戦に持ち込めば、勝機は十分にある。東北が小刻みに加点して逃げ切るか、英明が持ち前の粘りで終盤に逆転するか、非常に見応えのある一戦となるだろう。
大会第8日 第3試合
三重(三重) VS 大阪桐蔭(大阪)
佐野日大との初戦を2-0の完封リレーで制した三重。0-0で迎えた6回裏、2死満塁から7番・大西が放った勝負強い適時打による2点を守り切った。投げては先発の上田が9回途中まで無失点と内野ゴロの山を築き、最後は古川が締める盤石の内容。打線も1番・水野、3番・秋山がマルチ安打を記録するなど計10安打を放っており、攻撃の勢いも十分だ。
一方、熊本工に4-0で快勝した大阪桐蔭。初戦は背番号10の2年生左腕・川本が9回14奪三振、150球の熱投で完封勝利を挙げた。打線では4番・谷渕が初回に先制打を放つなど2打点と勝負強さを発揮。初戦を温存されたエースナンバーの吉岡を筆頭に、投打に底知れない厚みを見せつけて次戦へ駒を進めた。
【展望】 10安打を放ち波に乗る三重の打線に対し、大阪桐蔭は初戦で登板のなかったエース吉岡の先発が有力視される。三重としては、初戦で内野ゴロを量産した上田・古川の継投で大阪桐蔭の強力打線を凌ぎつつ、早めに吉岡を攻略して食らいつきたい。
大阪桐蔭は、満を持して登板するエース吉岡が三重の活発な打線を封じ、攻撃のリズムを作れるか。初戦で好調だった谷渕に加え、機動力のある上位打線が三重の守備の隙を突く形で援護できれば、試合を終始優位に進められる。
初戦で圧巻の投球を見せた2年生左腕・川本に加え、エース吉岡を投入できる大阪桐蔭の投手層は驚異的。投打の総合力と選手層の厚さで上回る大阪桐蔭が、終始主導権を握る優勢な展開になるとみる。三重が勝機を見出すには、吉岡の立ち上がりを叩き、ロースコアの接戦に持ち込むことが絶対条件となる。
大会第8日 第4試合
専大松戸(千葉) VS 九州国際大付(福岡)
北照との1回戦を完封勝利で飾った専大松戸。4回裏、5番・長谷川の適時打で先制すると、続く6番・柴田が適時三塁打を放ち加点。さらに7番・瀬谷の犠飛などで一挙4点を奪い、試合を決めた。投げてはエースの門倉が、9回を119球、被安打4、6奪三振、無失点の快投。相手に三塁を踏ませない完璧な内容で、千葉県勢の春通算50勝、春夏通算150勝目となる節目の白星を挙げた。守備も無失策と極めて安定している。
一方、神戸国際大付との延長11回に及ぶ死闘を制した九州国際大付。1点を追う11回裏に劇的なサヨナラ勝ちを収め、勝負強さを見せつけた。打線では、3番・吉田が6打数3安打2打点と当たっており、1番・柴原も2安打を記録。投手陣は、先発したサウスポーの岩見が8回2失点(自責2)と粘り強く投げ、最後は背番号1を背負う右腕のエース・渡辺が3回を被安打0(失点1、自責0)に抑えるリリーフで勝利を呼び込んだ。
【展望】 盤石の試合運びを見せた専大松戸と、劇的サヨナラで勢いに乗る九州国際大付の対決。 専大松戸は、1回戦で好調だった長谷川や柴田ら中軸が、九州国際大付のサウスポー・岩見をいかに攻略できるかが最大の鍵。岩見は初戦、ボールのキレは見せていたものの、制球の不安定さから四死球を出し、142球を要する苦しいマウンドだった。専大松戸としては、岩見の制球が定まらない隙を突き、エース門倉を早い段階で援護したい。対する九州国際大付は、先発が予想される岩見が中2日で「制球の乱れ」をどこまで修正してこられるかが勝負の分かれ目だ。初戦の課題をクリアし、テンポ良く投げることができれば、専大松戸打線といえど一筋縄ではいかない。さらに後ろには1回戦をノーヒットに抑えたエース右腕・渡辺も控えており、継投のタイミングも重要になる。 門倉の安定感は脅威だが、岩見が初戦の反省を活かして無駄な四死球を抑え、本来の投球を披露できれば、延長戦を制した打線の勝負強さを誇る九州国際大付が、総合力でわずかに上回るとみる。
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