変化の時代のリーダーがメンバーと共有すべき情報3選|チームの一体感と判断力を高める実践知
チームマネジメントサポーターNoriです。
多様化した働き方。進むリモートワーク。価値観も年齢もバラバラなメンバー。
令和の時代、チームを束ねるリーダーにとって「情報共有」はますます難しくなっています。
出社とリモートの混在、正社員と業務委託の共存、さらには以前のような“雑談”や“飲み会”といった関係構築の場も減少。
──そんな今だからこそ問われるのが、「どんな情報を、どう共有すれば、チーム力が高まるのか?」ということ。
私はこれまで300社以上の組織調査と、150社を超える現場支援を行ってきました。 その中で見えてきたのは、「成果を出すチームには、必ず共有されている“情報の型”がある」という事実です。
本記事では、リーダーがメンバーと必ず共有すべき3つの情報を、実例とともに紹介します。
はじめに|コミュニケーションとは何か?
そもそも「コミュニケーション」とは何でしょうか?
一言で言えば、思考・感情・知覚といった“内面の情報”を共有することです。 しかし、それが簡単にできないのが、今の組織のリアルです。
出勤する人とリモートで働く人が混在している
雇用形態も正社員・時短勤務・業務委託など多様
以前は自然にできていた飲み会や立ち話などの交流が減少
つまり、「仕事以外の文脈や関係性の中での情報共有」が困難になっています。
そんな状況で生まれるのが、“背景情報の共有不足”です。
▽ 例:昔話の「桃太郎」
「昔々あるところにおじいさんとおばあさんが住んでいました──」と聞くだけで、私たちは即座に物語の背景を共有できます。
「おじいさんは山へ柴刈りに、おばあさんは川へ洗濯に」
そして、川上から「どんぶらこ」と桃が流れてきます。 ──この擬態語ひとつで、状況がパッと共有される。
これは、共通の背景(=文脈)があるからこそ成り立つ現象です。
一方、職場ではどうでしょうか。
上司「例の件どうなった?」
メンバー「バッチリです!」
新人にとっては、「例の件」も「バッチリ」も意味不明です。
文脈が共有されていないからです。
このように、背景情報が共有されていない組織では、意味の取り違いや説明の手間が非常に多くなります。
しかも、関係性を築く時間や雑談の余白が減っている現代においては、背景情報を共有する場すら持ちにくいのです。
──だからこそ、意図的な情報共有が必要なのです。
この記事では、限られた時間でも成果に繋がる「戦略的な情報共有」の方法をお伝えします。
1|本音のフィードバックをもらう
チームの情報共有と聞いて、多くの方が「メンバーに伝えること」に意識が向きがちですが、実は“逆”がスタートです。
それが、「リーダーがフィードバックをもらうこと」。
特に、“リーダー自身のマネジメント行動”に関する本音のフィードバックを得ることが、チームの心理的安全性を高め、情報共有のスピードを加速させます。
なぜか?
理由は2つあります。
自身の改善点をメンバー視点で把握できるから
「このリーダーは受け止めてくれる」と感じさせられるから
後者は特に重要です。心理的安全性が高まれば、メンバーからの自発的な情報共有(特にBadニュース)が増えます。これはマネジメント上、大きな武器になります。
▽ 聞くときのコツ:3つの質問
続けてほしいことは?
やめてほしいことは?
始めてほしいことは?
この順番が重要です。最初に肯定的な問いを投げることで、ネガティブな本音も出やすくなります。
また、聞いた後に「反論・否定」しないこと。深掘って「ありがとう」で終えることが、次回につながる信頼の土台になります。
どうしても言いづらい空気がある場合は、こう添えるのがおすすめです:
「チームをもっと良くしたいと思っていて。私のマネジメントやチーム運営について、ぜひ率直な意見を聞かせてほしい」
こうすれば、あなた個人への批判ではなく、チームの改善として話しやすくなります。
まずは、リーダーがメンバーにチーム内で本音を言いやすくする、心理的な壁を下げる情報共有をしていきましょう。
▽ フィードバック文化の副次効果
このやりとりが日常化すると、「報告・連絡・相談」も自然と増えていきます。
なぜなら、“フィードバックを聞いてくれるリーダー”に対しては、メンバーも臆せず発言しやすくなるからです。
このように「本音をもらう関係性」がチームの土台になることを、1章でお伝えしました。
ここから先は、
メンバーが“迷わず判断できる”チームをつくる「価値観の体現」
一体感のあるチームを育む「ゴールと進捗のリンキング」
について、より具体的にお伝えしていきます。
記事の元になったYouTube動画はこちら▶ 令和版
リーダーが共有すべき情報3選
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