会議で意見が出ない理由と”3つの仕掛け”
チームマネジメントサポーター、Noriです。
会議でメンバーや部下の意見が出ないと嘆くリーダーや管理職、結構いらっしゃいます。
「会議で、誰も何も言わない」
「沈黙が流れて、気まずい空気になる」
「結局、リーダーである自分が話すしかない」
──こんな経験、リーダーや管理職の皆さんなら、一度はあるのではないでしょうか?
会議に参加する部下やメンバーに対して、
そもそも思考力がないのでは?
ただの傍観者で、何も考えていないのでは?
当事者意識が足りないのでは?
と疑いたくなる気持ち、よく分かります。
そして、そんな中で「もういい、自分で決める」と結論を出してしまったり、
「ちゃんと当事者意識を持て!」と叱責してしまった経験をお持ちの方もいるかもしれません。
でも実は、そうした会議の停滞やメンバーの無言は、 リーダー自身の関わり方がつくっているパターンかもしれません。
今まで通りの行動をリーダーが続ける限り、メンバーや部下の会議での行動は変わりません。
むしろ、リーダーに依存する“負のループ”を強化してしまうのです。
今回は、現場の会議が変わった!という実例が続出している、 「会議で意見が出るようになる3つの仕掛け」についてご紹介します。
■会議で意見が出ない本当の理由
そもそも、なぜ会議では、あれほど“沈黙”が生まれてしまうのでしょうか?
それは、「会議で意見を出さないほうがいい」と、メンバーが過去の経験から学習したからです。
大きく2つの学習パターンがあります。
1.「言っても無駄だ」
アイデアを出しても、受け入れてもらえなかった
頭ごなしに否定された
結局、リーダーが自分の意見を通した
こんな経験が重なると、メンバーはこう思います:
「どうせ何を言ってもムダなんだ」
結局、最後はリーダーが自分の意見を押し付けてくるんでしょ。
実際、ある若手メンバーが「前に意見を述べた時に、理由もなく即座に却下された。それ以来、言うのが怖くなった」と語ってくれたことがありました。
そのときのリーダーは、「それはうちの方針と違う」で片付けたつもりでも、相手の心には「シャットアウトされた」という感覚だけが残しまったのです。
2.「言い出しっぺが損する」
意見を言ったら「じゃあ、言い出しっぺのお前がやれ」と言われた
また、そのような場面を見てしまった会議の後に「あんなこと言い出すから、チームに新しい業務負担が増えた」と他メンバーから責められた
この体験は、こういう学習に繋がります:
「言い出しっぺは、損をする」──
そんな経験や目撃を繰り返すことで、メンバーは学習していくのです。
「だったら、最初から黙っていたほうがいい」と。
あるチームでは、業務改善のアイデアを出したメンバーに対して「なら君が担当ね」と仕事が割り振られ、結果的にその人だけが過剰に忙しくなってしまった。
その出来事を見ていた他のメンバーも、以降アイデアを出すことを避けるようになってしまったのです。
こうした“学習された無力感”が、会議の沈黙を生み出しているのです。
「能力がないから」でも「やる気がないから」でもありません。
何故なら、同じメンバーでも上司やリーダーが変わった途端、意見が出るようになったというチームを場面を見てきました。
リーダーの皆さんには、まずこの前提を、しっかりと受け止めていただきたいのです。
■意見が出るチームに変える3つの仕掛け
ここまで読んでくださった方は、 「会議で意見が出ないのは、メンバーの能力や意欲の問題」ではなく、
「言った方が良い」「言うと報われる」という経験不足からきているのだと、感じ取っていただけたのではないでしょうか。
実際、現場のチームで繰り返し見てきたのは、 “言ってもムダ”“損するから黙っていよう”という学習の積み重ねでした。
では、その“学習された沈黙”をどうやって塗り替えていけばよいのか?
まずは、会議開催の前提として、以下の3点を明確にし、事前に通知しておく必要があります:
会議のテーマ(何の会議をやるか)
会議のゴール(何を決めたいのか。何はクリアしたいのか)
アジェンダ(ゴールに向けて何を話し合うのか)
このテーマ、ゴール、アジェンダを事前共有し、「各自アイデアを準備しておいて参加してください」とアナウンスするだけで、意見が出始めたチームもあります。
ここから、紹介するのは、
私が実際の組織コンサルティングの現場で試行錯誤しながらたどり着いた、
チームの「沈黙の空気」を変え、メンバーから自発的な意見を引き出す──
実践的な会議運営の“3つの秘策”です。
現場で何度も試し、実際に成果を上げてきたリアルな事例とともに、
明日から使える会議デザインの技術をお届けします。
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